【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Apr 29th, 2015

外国まで出掛けなくても、日本には素晴らしい世界遺産があります。日本三景安芸の宮島は世界文化遺産であり、島全体がご神体と呼ばれるパワースポット。一度は訪れてみたい憧れの地ですね。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩

国立紅葉谷公園内にある「岩惣」

宮島まで徒歩圏内、日本の伝統を感じる老舗旅館と外国人観光客からも高い評価を受けています。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩
写真提供:広島県

もみじがシンボル

紅葉谷公園内にある岩惣のシンボルは、「もみじ」。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩

作家 池波正太郎が愛した宿

「濃い夕闇の中に、木立が鬱蒼として見える。その向こうに灯が見えた。岩惣へ着いたのだ。車から降りると石畳の道に、名物の鹿が立っていて、私たちを親しげな眼ざしで見つめている。」
(よい匂いのする一夜 池波正太郎 講談社文庫

私達に、大人になったら行きたい名店や、憧れの名宿を残してくれた、作家 池波正太郎氏。素晴らしい情景描写を読むと、イメージがかき立てられ、訪れたい気分が高まりますね。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩
写真提供:広島県

紅葉まんじゅうの考案者

日本で知らない人はないであろう「紅葉まんじゅう」の考案者は、実は岩惣の4代目女将。「岩惣でしか味わえないお茶菓子をお出ししたい。」と、カステラ生地の中にこしあんを入れたまんじゅうを考案、高津堂の御主人に制作を依頼して「もみじまんじゅう」が誕生したそうです。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩

写真提供:広島県

季節を変えて訪れたくなる宿

もみじに囲まれて。新緑の季節は清々しく、錦繍の紅葉時の華やかさも見逃せないですね。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩

写真提供:広島県

憧れの離れに泊まりたい

38室客室数(本館5室、新館30室、はなれ3室)の中でも、木造建築の日本家屋(一部屋一棟)の離れに泊まってみたいもの。お庭に、野生の鹿が遊びに来るかもしれませんよ。

朝は、ふわふわ出汁巻き玉子をいただく

和朝食の楽しみは、ふわふわ出汁巻き玉子。玉子焼きって、幸せの味がしますよね。

ライトアップされた宮島を屋形船から望む

ライトアップされた世界遺産厳島神社を、屋形船から参拝する「夜の海上散歩」。幽玄の世界へ漕ぎ出す一夜が過ごせます。

宮島まで徒歩数分という好立地のため、干潮時に鳥居まで歩く、混み合わない早朝に朝詣でなど時間を変えて訪れることが可能です。潮の満ち引きについては、こちらをご確認ください。それぞれ違った趣きを、目に焼き付けたいですね。

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩

宮島水中花火大会

夏に行われる水中花火。世界遺産と花火のゴージャスなコンビネーション。是非見てみたいものです。

宮島水中花火大会 

【世界遺産宮島】老舗旅館「岩惣」と屋形船で夜の海上散歩
写真提供:広島県

憧れの地、宮島。日本の良さをもっと知るために、今年こそ憧れへの想いを叶えたいものです。

[岩惣]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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