ロンリープラネット「ベスト・イン・トラベル」に富山湾がランクイン!

Posted by: 米田ロコ

掲載日: Apr 28th, 2015

ロンリープラネットが発表した最新版ベスト・イン・トラベルに日本のあの県がランクイン!

世界シェアNo.1と呼ばれる旅行ガイドブック『ロンリープラネット(Lonely planet)』が毎年発表する「ベスト・イン・トラベル」。ロンリープラネットが世界中から厳選した、今年最もおすすめの観光スポットを、さまざまなカテゴリーに分け、ランキング形式で紹介しているものです。

その「ベスト・イン・トラベル2015」のなかで、 “世界で最も素晴らしいイリュージョンが体験できる場所” として、富山湾のホタルイカの身投げ(ホタルイカの漁)がランクインしていることをご存知でしたか?

The world’s most illuminating experiences】1位 Aurora, Abisko, Sweden
2位 Marfa Lights, Texas, USA
3位 Lanterns, China
4位 Midnight sun, Svalbard, Norway
5位 Stars, NamibRand Nature Reserve, Namibia
6位 Firefly squid, Toyama Bay, Japan
7位 Fluorescence, Amsterdam, Netherlands
8位 Neon lights, Las Vegas, USA
9位 Glowworms, Waitomo, New Zealand
10位 Festival of Lights, Berlin, Germany



富山湾で行われるホタルイカの身投げといえば、そう、今が最盛期! 夜の海に、こんなにも幻想的な光景が広がります。

「世界で最も幻想的なスポット2015」に日本のあの風物詩がランクイン!
(C)ダイビングショップ海遊

青く光っているのはホタルイカ。
ホタルイカのルシフェリンという光体物質にルシフェラーゼという発光酵素が作用することで発光が起こります。 なぜ青く光るのかと言うと、“光で身を守る” “光で身を隠す” “光で仲間同士の会話をする” という3つのことが理由として考えられるそうです。

「世界で最も幻想的なスポット2015」に日本のあの風物詩がランクイン!
光るホタルイカ(C)(公社)とやま観光推進機構

このホタルイカ、美しい光を放つだけでなく、食べても美味しい! 富山産のものは、身が柔らかく甘みがあります。シンプルに刺身でいただくとその美味しさが分かるはず! 獲れたてはプリップリッですよ。

「世界で最も幻想的なスポット2015」に日本のあの風物詩がランクイン!
ホタルイカの刺身(C)(公社)とやま観光推進機構

「ホタルイカ海上観光」はゴールデンウィークが最後のチャンス

ホタルイカは春に生まれ、一年でその一生を終えるという生き物。命をかけた産卵のために、この時期、富山湾の滑川沖(なめりかわ おき)には、たくさんのホタルイカが集まります。産卵は3月〜6月とも言われていますが、実際には、産卵が活発化する4月~5月が海上でホタルイカを見ることのできる最大のチャンスなのだとか!

滑川市観光協会では、ホタルイカの漁獲シーズン中、漁業者が定置網の網上げする様子を観覧船から楽しめる「ホタルイカ海上観光」ツアーを開催。今年のホタルイカ海上観光ツアーは、4/3(金)〜5/6(水)の期間で実施される予定です(※要予約)。

「世界で最も幻想的なスポット2015」に日本のあの風物詩がランクイン!
ホタルイカ海上観光の様子(C)(公社)とやま観光推進機構

ホタルイカの身投げと一緒に、ナイトダイビングも楽しめる

滑川ではダイビングも楽しめます。富山湾に生息する、かわいい魚や海中生物に出逢うことができるそう!

「世界で最も幻想的なスポット2015」に日本のあの風物詩がランクイン!
(C)ダイビングショップ海遊

滑川市にある「ダイビングショップ海遊」では、嬉しいことに24時間ダイビングの受付に対応してくれています。日中・夕方・夜・深夜・早朝と時間ごとに異なる海の面白さが体験できそうです。

ナイトダイビングを楽しんだ後、早朝前にホタルイカの身投げを見るという海尽くしの予定も楽しいかも(※ナイトダイビングは資格保持者のみ)!

「でも、ダイビングの免許がないと楽しめないの・・・?」と思ったあなた、ご安心を。ダイビングショップ海遊では、ダイビングの資格がなくてもデイタイムであれば、体験ダイビングが可能です。

ちなみに、ダイビングショップ海遊の木村さんに、ホタルイカの観測情報のポイントを尋ねてみると・・・


「ホタルイカは、満月頃よりも新月頃のほうが美しく見えます。しかし、自然現象なので、ホタルイカの幻想的な光景に出逢えるのは「運」とも言えます(笑)。
神出鬼没のホタルイカを、23時頃から深夜にかけて待っていることもあるので、暖かい格好をしていきましょう。あと、ホタルイカに出逢った時、海に浸かっても大丈夫なように着替えは持参したほうがいいですね。青く光るホタルイカを、自分の手ですくい上げたときは感動しますよ!」

とのこと。だから、ホタルイカを見られる人は幸運だと言われているのですね。

「ホタルイカミュージアム」ではホタルイカの発光ライブショーも!

「運まかせではなく、ホタルイカが発光する様子を絶対に見たい!」と思っている人は、こちらに立ち寄ってみてはいかかでしょう?

道の駅 ウェブパークなめりかわ」には、世界にひとつだけの「ホタルイカミュージアム」があります。5/31(日)まで「活きほたるいかの発光ショー」が開催。近距離でホタルイカの発光ライブショーを体験できます。

「世界で最も幻想的なスポット2015」に日本のあの風物詩がランクイン!
(C)ホタルイカミュージアム

また、「道の駅 ウェブパークなめりかわ」では、ホタルイカ・グルメを食べられるレストラン(※要予約)やカフェも併設されています。目と舌で、海の恵みを存分に楽しめそうです。

ホタルイカに出逢えるは一年のうち、この数ヶ月間だけ。日本に住んでいるのであれば、一生に一度だけでも、ホタルイカの幻想的な光景を目にしてみたいですね。



[参照:とやま観光ナビ]
[取材協力、画像提供:ダイビングショップ海遊]

PROFILE

米田ロコ

LOCO Yoneda ライター・編集者。

自由と自然を愛し、Vanlifeにて日本を旅する。

自由と自然を愛し、Vanlifeにて日本を旅する。

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