寿司屋か割烹料理店?京町家にお邪魔したような「京都ラーメン 森井」(B1・1F)
2020年12月1日オープンの、ビル丸ごとラーメン店という“ラーメンビル”。ビルの最上階には“〇にラ”のロゴが輝きます。フロアごとに味もスタイルも異なるラーメン店が入るとのことで、12月1日から1週間ごとに、3店舗が続々オープンします。
まずは、1階にある12月1日オープンの「京都ラーメン 森井 飯田橋店」へ。
透かし彫りの格子が美しい、ラーメンとは思えぬ装い。寿司や割烹料理店をイメージさせる、しっぽりとした雰囲気が素敵です!
暖簾をくぐって店に入れば、“ココ、ラーメン屋じゃないですよね”と声が出そうなほど!だってジャズが流れているし・・・。欄間細工や白木を生かし、凛としていながらほっこりした空間に包まれています。ラーメン屋にするにはもったいないほどのはんなりした設えは、“京都ラーメン”を謳う和の心意気。
ササッと掻き込むのではなく、ゆったりとラーメンを食べることができるシチュエーションは、女性でも年配の方でも、誰もがラーメンのおいしさを楽しめるような雰囲気をもっています。
年間300食ラーメンを喰らう麺匠が作る京都ラーメン
「京都ラーメン 森井」は、2020年3月の稲田堤店開業に始まり、この時世の中で次々に新店をオープンさせている、今一番勢いのあるラーメン店。この飯田橋店で7店舗目を数えます。
麺と対するときは鋭く、人と向かうときは柔らかな麺匠・森脇さんが出してくれたのは「特製京都熟成醤油ラーメン」980円(税込)。見るからにおいしそうな低温調理した自家製レアチャーシュー5枚に味玉、細切りメンマ、九条ネギがのり、スープに背脂が散らされた一品。
鶏ガラをじっくり煮込んで作られる濃厚スープは、鶏のうまみに加えて、ほんのりした鶏の甘みをたたえ、背脂がコクと風味を倍増。京都の熟成醤油を数種類ブレンドしたカエシが、味をキリリと引き締め、こってりし過ぎない奥行きある豊かな後味を演出します。
秘伝のタレに漬け込み、低温調理された自家製レアチャーシューも、やわらかくレア感があっておいしいこと!中華麺専用粉「荒武者」を使って小麦の風味を感じる、低加水の特注細麺のほか、モチっと感ある多加水玉子麺の太麺を選ぶことが可能で、九条ネギや背脂の量もお好みでオーダーすることができます。
2つの顔をもったラーメン店「つけ麺・まぜそば専門店 大やま」(2F)
次に訪れたのは2階、12月8日オープン予定の「つけ麺・まぜそば専門店 大やま」。ピンク色のルージュに誘惑されそう!耳を澄ませば、こちらはR&Bが流れ、これまたラーメン屋とは思えないカフェのような雰囲気。
壁面に目を向ければ、“ラーメンで世界中を幸せにしたい”のだとか。この空間でラーメンを食べられることが自体が幸せです。
外堀通りに対して一面ガラス張りになったカウンターで、あたかもカフェのように一杯を楽しむことも! 店名からもおわかりの通り、昼はつけ麺、夜はまぜそばと2つの顔をもつこちらの店舗、実際どんなメニューが提供されるかは「オープンをお楽しみに」とのこと。
トイレに入ればインパクトあるアインシュタインの顔が出現!ラーメン店とは思えないアートな遊び心に脱帽です。
レッドタイガーの辛みと旨みが心地良い刺激感!「大辛にんにく 赤い虎」(3F)
“ラーメンビル”恐ろしや・・・と思いながらも、どこかで期待しながら3階に12月15日オープン予定の「大辛にんにく 赤い虎」へ。もちろん!?レッドタイガーがお出迎え!
カウンター越しの障子や、壁面も虎で埋め尽くされ、赤いスツールがアクセントになって、店内全体から“辛さ”が伝わってくるよう。
こちらのお店も「どんなラーメンが出るかはオープンをお楽しみに」とのことでしたが、きっと店名のとおり、辛さ&にんにくパワーをしっかり感じさせてくれる一杯が仕上がっていることでしょう。
住所:東京都新宿区揚場町1-16山路飯店ビルB1・1F
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:日
アクセス:JR・東京メトロ「飯田橋駅」B1より徒歩すぐ
URL:https://www.facebook.com/ramen.morry/
つけ麺・まぜそば専門店 大やま(12月8日オープン予定)
住所:東京都新宿区揚場町1-16山路飯店ビル2F
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:日
アクセス:JR・東京メトロ「飯田橋駅」B1より徒歩すぐ
大辛にんにく 赤い虎(12月15日オープン予定)
住所:東京都新宿区揚場町1-16山路飯店ビル3F
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
定休日:日
アクセス:JR・東京メトロ「飯田橋駅」B1より徒歩すぐ
※2020年12月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります
[All Photos by (C)tawawa]