東京から約2時間30分の別世界
最寄り駅は北陸新幹線・上越妙高駅。東京からは約2時間で到着します。その後は、ホテルの無料送迎バスに乗り換え(要予約)、約30分のバスの旅となります。窓からの風景は田んぼが続き、とてものどか。心が癒やされていくのがわかります。しばらすると、おなじみの「LOTTE」の文字が見えてきました。
「ロッテアライリゾート」には、プレミアムな雰囲気漂うロッジ、クラブ、ネスト棟と、カジュアルなアライ棟の4棟があり、今回はアライ棟に宿泊します。
さっそく、フロント奥にある「コテージラウンジ」から見える景色に思わずくぎ付け。
というのも、目の前には「大毛無山」の雄大な景観が広がっており、冬には日本有数の積雪量と極上のパウダースノーを誇るゲレンデとなります。夏の期間は、このゲレンデや敷地内で、たくさんのアクティビティを楽しみながら、大自然を満喫できるのです。
子どもの遊びと侮るなかれ!ストレス発散できる豊富なアクティビティ
コロナ禍の今、密にならない方法を常に探している気がしますが、「ロッテアライリゾート」では、大自然を活かしたアクティビティが用意されています。気軽に楽しめるものから、「よしっ!」と心を決めてから挑むものまで、その種類は多彩。その中でも、国内最大級という「ツリーアドベンチャー」は、子どもから大人まで楽しめるコロナ禍にぴったりのアクティビティなのです!
自然を満喫できる「ツリーアドベンチャー」は、木から木へとワイヤーやロープなどを伝って移動する、その名のとおりの大冒険。チャレンジコースやアクティビティコース、リバーコースなど、難易度やその景色によってコース名は変わりますが、すべてかなりの高さがあり、見ているだけでも足元が震えます・・・。
しかし、世界基準の安全装備を身につけ、スタッフさんからのしっかりとしたレクチャーがあるので安心。その証拠に、小学生くらいのお子さんがひょいひょい進んでいく姿を見かけました。高い位置からの見渡せる美しい景色やその空気、また爽快に飛び立つジップラインなど、大人でもスカッとできる場所なのは間違いありません。
(C)ロッテアライリゾート
そのほか、野山を駆け巡る「フォレストバギーアドベンチャー」や「サイクルステーション」「観光ゴンドラ」など、とにかく種類が豊富。
(C)ロッテアライリゾート
なんとアジア最長の「ジップツアー」もあり、その迫力は驚きのもの。大人ならではのモヤモヤを大自然にぶつけてみては・・・!?
女子旅には、ヨガがオススメ!
また、数々のスパメニューが楽しめる「SPA MANNA(スパマナ)」では、今年から「ヨガ」のレッスンが受けられます。その種類も、「やってみたいと思っていた!」と思えるメニューばかり。
「SPA MANNA」のプールを使用し、水に浮かべたSUPボードの上でヨガを行う「SUP YOGA×メンタルデトックス」や、ハンモックを使用した「エアリアルヨガ」などさまざま。今回、実際に「フリーYOGA教室」を体験してみました。
初心者でも丁寧に教えてくれるため、「できないかも・・・」という心配は無用です。呼吸を意識し、先生のマネをしながら一生懸命ポーズを取ると、不思議・・・。じわじわと汗が出てスッと肩の力が抜けてリラックス。それでいて筋肉を動かしたり普段丸まった背中が伸びたりと、爽快な気分が味わえます。
コアラのマーチ部屋がニューオープン!
今年の7月23日からは、“LOTTEらしさ”が詰まった客室もニューオープンしています。入口には気になる「キャラクタールーム」の文字が・・・。
そうです!「コアラのマーチルーム」がオープンしているんです。
扉を開けた瞬間から、そこは右も左も天井も、コアラのマーチ一色。「ロッテアライリゾート」で楽しそうに遊ぶコアラちゃんたちが描かれています。
タオルにはコアラの刺繍がついていたり、コップにはイラストが描かれていたり、壁には足跡がついていたりと、かなりキュートなお部屋。
クッションに関しては、もはやコアラのマーチそのもの・・・。このかわいらしさに、誰もが盛り上がることでしょう。
広々としていて心落ち着く客室
今回筆者が宿泊したのは「スーペリアツイン」。客室内はスッキリとしており、とってもオシャレ。また、木のぬくもりを感じ、落ち着く雰囲気です。
テーブル、ソファー、カウンターテーブルがそろっているので、ベッド以外でもゆったり過ごせますし、PC作業ができる場所が広いのもうれしいポイントです。
バスルームもかなり広々としており、使い勝手も抜群。アメニティも充実しています。
歯ブラシやシェーバー、シャワーキャップ、ヘアブラシなど、細かなものはボックスの中に。
うれしいのは、シャンプーやコンディショナー、石鹸にボディジェル、ボディーローションといったアイテムが、サロンなどでも使われる高品質の「ダヴィネス」のもの!香りもやさしく、仕上がりもしっとりとしています。
そして気になるのは、新型コロナウイルス感染予防対策。ホテル内にも消毒用アルコールのボトルがあちこちに設置してありますが、客室内にはこの案内が。人がよく触る部分はすでに消毒済となっており、安心感があります。
「星空温泉」でさらなるリラックスタイムを
(C)ロッテアライリゾート
ホテル内には、「星空温泉」と名付けられた温泉もあります。空をゆったり眺めることが楽しくなる露天風呂は、夜の美しさはもちろん、ひぐらしの鳴く夕暮れ時や、小鳥がさえずる涼しい朝など、どの時間帯でも心がゆるむ癒やしの空間です。弱アルカリ性で美容によい成分を含んでおり、トロッとしたお湯で、湯上がりは驚くほど肌がつるつる。
(C)ロッテアライリゾート
同じ階には「星空プール」もあり、温水プールで年間を通して遊べる「屋外プール」をはじめ、9月5日までの夏の期間には2階建ての「屋外ガーデンプール」もオープン。高さ4mの流れる滝やガーデンカフェ、幼児用プールなど、どの世代もたっぷりと楽しむことができます。
さらには、週末限定でナイトプールも行われ、幻想的な雰囲気とともに非日常を体感することができます。
地元の味わいを存分に楽しむグルメ
(C)ロッテアライリゾート
食事は、洋食レストランのビュッフェか、和食レストランを選ぶことができます。夕食は、和食レストラン「あさ日」でいただくことに。
メニューは、「新潟和牛鉄板焼き膳」、「日本海産焼き魚膳」、「新潟地鶏すき焼き膳」、「上越名立鯛しゃぶしゃぶ膳」の4種類から選ぶことができます。この日の「日本海産焼き魚膳」は、高級魚・ノドグロとのことで、どのメニューも魅力的・・・。しかし店員さんの「オススメです」の一言で、「新潟和牛鉄板焼き膳」に決定しました。お膳の上には、お肉をはじめ、カルパッチョや揚げ物、もずくの茶碗蒸しなどが並び、どこから食べようか迷うほど盛りだくさん。
新潟に来たのなら、やはり飲みたくなるのが日本酒。こちらも「オススメありますか?」と質問すると、「地元日本酒飲み比べセットがありますよ」の一言でまた即決。純米吟醸の3種類が飲み比べできる「松セット」を注文しました。どこの酒蔵のどんなお酒なのかがわかるプレートもあり、飲み比べも一気に楽しくなります。
<松>純米吟醸
■君の井酒造 純米吟醸/千代の光酒造 純米吟醸/鮎正宗酒造 純米吟醸
価格:1,980円(税込)
<竹>清酒
■君の井酒造 越乃酔鬼/千代の光酒造 特別本醸造/鮎正宗酒造 特別本醸造
価格:1,320円(税込)
お肉は、とてもやわらかな食感で、噛みしめると牛肉の旨みが広がります。しかし後味がさっぱりとしているので、しつこさは皆無。最後まで飽きずに食べることができます。
デザートは、「雪見だいふくとチュロス」が運ばれてきました。「え?雪見だいふく!?」と驚きましたが、「そうだ、ここはロッテだった!」と思わずニヤリ。安定のおいしさです。
「こっちの日本酒の方が好みだな」「でも、新潟和牛に合うのはこっちだな」と、食事とお酒、地元の味わいをじっくりと楽しんだ夜となりました。
(C)ロッテアライリゾート
また朝食は、ビュッフェが楽しめる洋食レストラン「ザ・プレート」へ。ズラリと料理が並び、朝からどんどん食欲がわいてきます。コロナ対策も徹底しており、入店時に手指の消毒はもちろん、料理だけでなく、箸などを取るときも必ず手袋をします。料理の容器には蓋がついているため、安心してビュッフェを楽しむことができます。
お料理は、洋食だけではなく、和食メニューもたっぷり。食パンやカレー、ドレッシングなど自家製のものが多く、特にカレーは野菜の旨みや甘みをしっかり感じるおいしさ。朝からおかわりをしてしまいました。また、フルーツも贅沢なサイズ感にカットしてあり、食べごたえ抜群です。
最後まで自然を楽しめる!
チェックアウトは11時と少しゆっくりめ。朝食後に部屋に戻りゴロゴロするのも楽しいものですが、食後の運動も兼ねて散歩へ出かけました。というのも、「フォレストウォーク」として、ホテル周辺が6コースに分けられており、各コースでは、それぞれ違った風景が楽しめるのです。時間と体力によってはホテル周辺をぐるっと一周することも。フロントのスタッフさんがオススメという「SPA MANNA」から少し下った場所の「PartE」からスタートしました。
朝の空気は清々しく、生い茂る木々が涼しげ。ひとつのコースを歩き終わっても、その次のコース案内が出てくるため、そのまま続けて「フォレストウォーク」を楽しめます。筆者は、コースの中で一番最長という「PartM」だけを残し、送迎バスの時間が来てしまいました。残念ながら一周することはできませんでしたが、青い空と白い雲にまぶしすぎる太陽、そして静かに流れる川・・・と、まさに夏ならではのキレイな風景をひとりじめ。夏の思い出にふさわしい数々の体験ができた滞在となりました。
[Photos by Koume]