白砂のビーチ・白良浜から徒歩3分
日本三古湯のひとつであり、『日本書紀』にも登場する和歌山県白浜温泉。由緒ある温泉です。
東京・羽田空港から南紀白浜空港まで約75分。「南紀白浜マリオットホテル」まではタクシーかスマートシャトル(有料)で約7分で到着。地理的には遠いのですが、羽田空港から約1時間半でホテルまで来られてしまうのは意外でした。
関西圏から気軽に行ける温泉地として知られ、新大阪から特急に乗れば約2時間30分で白浜駅に到着。ホテルまではタクシーで約15分、白浜温泉旅館協同組合による無料シャトルバスで約30分です。
ホテルは、白砂に透明度の高いエメラルドブルーの海が美しい白良浜(しららはま)から徒歩3分の高台にそびえ立っています。筆者の行った9月上旬でもクラゲはおらず、ビーチでも十分泳ぐことができました。もし海で泳げなくても、ホテルにはプールが完備されているので泳ぐには事欠きません。
世界遺産に登録されている「熊野古道」の中辺路(なかへち)の滝尻王子までバスや車で行き、日帰りで熊野本宮大社まで歩くこともできます。秋は絶好のシーズンです。
また「白浜温泉外湯めぐり」や所々に足湯スポットがあるので、至る所で温泉を楽しめます。足湯だけでも身体が温まりますよ。温泉好きにはたまりません!
ホテルから車で約5分の場所には「千畳敷」「三段壁」があり、断崖絶壁と海の絶景を望めます。パンダやイルカで人気の「アドベンチャーワールド」へは車で約10分。レンタサイクル(有料)で行くのもおすすめです。さまざまなアクティビティを満喫でき、ホテルでのおこもりステイも楽しめます。
オーシャンビューの客室はゆとりある空間
館内は、どちらもゆとりがあり広々としています。
「和洋室 海側ツイン・キング」(42平米)に滞在しました。ベッドスペースの奥に6畳の和室があり、ゆとりある空間です。庭園側の客室もあります。
窓の外には一面の海!太平洋を一望でき、開放感抜群です。朝起きて、この景色が目に入ってくるだけでテンションが上がります!
アメニティグッズはひと通りそろっています。部屋の清掃は、チェックイン時に毎日か2日に1回かを選んでお願いします。最近は、施設が環境に配慮したサービスを積極的に提供しているのが感じられます。
梅の産地の和歌山らしく梅茶もありますよ。
晴れていると気分爽快!やっぱりオーシャンビューは最高です!
海に囲まれた絶景温泉を思う存分堪能!
※温泉の画像は撮影許可済(以下同じ)
9月上旬で泳ぎをメインにした滞在だったので、温泉のことはよく調べずに行ったのですが、実は大浴場の温泉が素晴らしいのです!こちらは露天風呂。
男湯と女湯とがありますが、随時入れ替わるので2つの温泉を楽しめます。夜では景色が見えないので、ぜひ暗くなる前に楽しんでいただきたい!
インフィニティ温泉ではありませんが、そんな風に感じさせてくれるほど海がすぐ近く。
内湯はとにかく広い!泳いでしまいたいほどなのです。こちらは山側に面しています。晴れた空と緑あふれる景色に目が潤います。
そして、もうひとつの大浴場の露天風呂。こちらは180度、海を見渡せます。右側は白良浜です。白砂にエメラルドブルーの海が美しい。
上から見下ろすと白良浜の全貌を眺められます。ファミリーでも安心して泳ぐことができる安全なビーチです。
海と山の景色を楽しめる、実に贅沢な温泉です。ビーチやプールで泳いだ後に温泉に入りましたが、これが最高!サウナと同じような効果なのかもしれません。多少冷えた身体が芯までじんわりと温まります。
しかも日中は意外と人が少ない。ほとんど独り占め状態でした。お昼に温泉に入ると、特別に贅沢をしているような気分になりますね。
しかも古くから親しまれてきた由緒ある白浜温泉。やけど、創傷、皮膚炎、神経痛に効果が期待できるそうです。
アメニティは、植物由来の成分を生かしたタイのナチュラルスキンケアブランド「THAAN」を採用。1階の売店で購入できます。
脱衣所からの眺めも素晴らしいのです!
そして湯上がり後には、こちらのスペースでまた海の絶景を満喫できます。ご夫婦やカップルの待ち合わせに便利です。これでもか!というほど、どこからでも海を望めます。とにかくどのスペースもゆとりがあり、気持ちまでのびのびとしてきます。
夏にはプールで泳いでリゾート気分!
プールは7月1日~9月30日までのオープン。22m×12m、水深1.2m。大人もしっかり泳げます。
泳いだ後にプールサイドでドリンク片手にスマホを見たり、本を読んだり・・・。すっかりリゾート気分。
フィットネスルームもあるので、運動不足解消には、こちらもおすすめです。
多彩な和洋食から選べるバイキングの朝食
朝食の種類の豊富さに驚いてしまいました。朝食をいただくレストランスペースからも太平洋を一望できます。
まずは目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵から卵料理を選びます。ハーブやチーズなどのトッピングが可能です。
ジュースはフレッシュジュースのほかに、日替わりのスムージーが用意されています。
マシンで淹れるカプチーノがおいしかったです。コーヒーの質でホテル滞在の満足度がだいぶ変わると思うのですよね。客室へのテイクアウトもできます。
パンはフランスパン、食パン、クロワッサン、全粒粉、ライ麦、マフィンなどなど多種多彩。どれにしようか迷ってしまいます。
ワッフルやパンケーキ、フレンチトースト、シリアルもあります。感動したのが蜂の巣から滴り落ちるハチミツ!パンに本物のハチミツ&バターは、やみつきになるおいしさです。
和食は焼き魚やお味噌汁などの定番に、地元・和歌山の窯揚げシラスや自家製温泉たまごなども。
野菜も種類豊富でお豆もあり、本当にヘルシー。旅行中には緑黄色野菜が不足になりがちですが、こちらではしっかりとバランスよくいただけます。フルーツも6種ほどありました。
1階のラウンジは、ワーキングスペースとしての利用も可能です。ワーケーション滞在で毎日温泉を堪能し、週末には熊野古道を歩いたり、近くの見どころへ出かけたりとアクティビティを楽しむのもおすすめです。
実は首都圏からもそう遠くない海辺の温泉地。海に囲まれた気持ちの良い空間で、温泉や自然の中でのアクティビティ、ワーケーション、おこもりステイと多様に活用できるホテルです。
[All photos by Yo Rosinberg]
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