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嵐山にある天空の絶景寺院!「大悲閣 千光寺」
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嵐山の渡月橋から大堰(おおい)川沿いに約1kmほど上流方向へ上がった場所にある「大悲閣 千光寺(だいひかく せんこうじ)」。観光スポットとは反対方向にあり、高級旅館「星のや京都」の脇にある石段を登っていきます。
江戸時代の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)が、大堰川の開削工事で亡くなった人々を弔うために、嵯峨にあった千光寺を移転建立しました。境内にある観音堂・大悲閣からは、嵐山の渓谷の素晴らしい絶景を望めます。
紅葉の名所として名高い嵐山の中でも、こちらから見る赤く彩られた山と渓谷の景色はまさしく絶景です!
京都駅近くで四季折々の風景を楽しめる庭園「渉成園」
京都駅から徒歩10分、東本願寺の飛地境内地(とびちけいだいち)の「渉成園(しょうせいえん)」。東本願寺のすぐ近くにあります。見学できることがあまり知られていないため、まさしく穴場スポット。
寛永18年(1641年)に三代将軍・徳川家光から寄進された約1万坪の地に、武将かつ文人である石川丈山の趣向を取り入れた作庭がなされています。庭園は、春は桜、秋は紅葉、冬は椿と四季折々の植物が咲き誇ります。その変化に富んだ景観は「十三景」と称され、昭和11年(1936年)には国の名勝に指定されています。
新幹線に乗るまでに1時間ほど余ってしまった、という時におすすめ。ここから見る京都タワーもいいものです。
住所:京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
電話:075-371-9210(参拝接待所 受付9:00~17:00)
入園時間:3月~10月 9:00~17:00(受付は16:30まで)
11月~2月 9:00~16:00(受付は15:30まで)
定休日:年中無休
URL:https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/
忍者屋敷のようなからくりが満載!「二條陣屋」
江戸時代寛文年間(1661~1673年)に創建された、二条城の近くにある米・両替商であった萬屋平右衛門の屋敷「二條陣屋(にじょうじんや)」。藩邸を持たない地方の大名の宿泊所として使われていました。現在は小川家の所有で、家人が居住しています。
一見風情ある普通の町家ですが、大名を警護できるよう隠し部屋や落し階段など、敵の侵入を防ぐための工夫が至る所に施されています。防火のための漆喰、数寄屋建築など建築物としても高く評価され、国の重要文化財に指定されています。予約制で毎回50分、10名の定員制で家人が案内してくれます。
向かいには、平安京最古の庭園といわれる「神泉苑」があります。雨を降らせるパワー絶大な龍神が棲むという伝説から、パワースポットとしても人気です。
住所:京都府京都市中京区三坊大宮町137
電話:075-841-0972(受付時間:10:00~16:00)
開始時刻:10:00/11:30/13:30/15:00
※予約制/定員10名
見学料:大人1,000円、中・高生500円
URL:http://nijyojinya.net/index.html
「京のお伊勢さん」と呼ばれるパワースポット「日向大神宮」
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地下鉄東西線・蹴上駅から徒歩約15分、東山の山中にたたずむ「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)」。5世紀末期の創建といわれる古社です。「京のお伊勢さん」と呼ばれ、境内には伊勢神宮と同じ神明造りの内宮・外宮があります。自然に包まれた神域の境内は、空気が清らかで静けさに満ちています。
山道を約15分ほど歩くと「伊勢神宮遥拝所」があります。伊勢神宮の方角・南東を向いた鳥居の前に立ち、手を合わせれば伊勢参りと同じご利益があるとされています。
また、境内の巨大な石をくり抜いた「天の岩戸」は厄除けと開運の強力なパワースポットといわれています。南禅寺や永観堂、街中からも意外と近くにありますが、隠れ家のようなスポットです。
実は隠れた紅葉の名所!寺社とはまた一味違った、自然豊かな山中の紅葉を愛でることができます。
住所:京都府京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
電話:075-761-6639
境内拝観自由(社務所受付は10:00~15:00)
駐車場有
URL:http://www12.plala.or.jp/himukai/
日本画家の美意識が息づく「白沙村荘 橋本関雪美術館」
銀閣寺にほど近い場所にある「白沙村荘 橋本関雪(はくさそんそう はしもとかんせつ)美術館」。日本画家・橋本関雪が建てた邸宅兼アトリエであり、1階では関雪の作品、資料、蒐集品の展示、展望テラスのある2階では、現代作家の作品の企画展が開催されています。
約1万平方メートルの敷地内には、大正から昭和初期に建てられた居宅、3つの画室、茶室、持仏堂などが点在しています。国の名勝に指定されている7,400平方メートルに及ぶ池泉回遊式庭園には、平安から鎌倉時代にかけての石仏や石塔、灯籠などが配されています。橋本関雪の美意識が反映された見事な景観を堪能できます。
瀟洒な美術館の庭園は、実は紅葉の穴場です。2階の展望テラスからは大文字山も望めます。
住所:京都府京都市左京区浄土寺石橋町37
電話:075-751-0446
開館時間:10:00~17:00
※季節などにより開館、閉館時間が変更する場合があります。
庭園(白沙村荘橋本関雪記念館)入園料:一般1,300円、学生(大学生以上~学生証を持っている人)500円、高校生以下無料
※特別展開催時は料金設定が変わります。
URL:http://www.hakusasonso.jp
5万冊のマンガを読み放題!「京都国際マンガミュージアム」
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国内初のマンガ文化の総合的な拠点として、地下鉄・烏丸御池駅近くに2006年11月に誕生した「京都国際マンガミュージアム」。現代の国内マンガ本をメインに、明治期以降のマンガ関連資料、世界各国の有名なマンガ本、雑誌、アニメーション関連資料などが世界最大規模の約30万点(2021年現在)を収蔵しています。
昭和初期に建てられた元龍池小学校の校舎を改修したモダン・レトロな空間(国の登録有形文化財に登録)には、常設展示と企画展示が開催されているギャラリー、研究、収蔵の各ゾーンがあり、そして総延長200mの書架に5万冊が並ぶ「マンガ本の棚」があります。誰でも手に取って読むことができるので、マンガを読んでのんびり過ごしたい時に訪れてみてはいかがでしょう。
カフェやミュージアムショップも併設されています。天気のいい日には、芝生に寝転んでマンガを読むこともできますよ。
入場券は一日有効なので、ランチやほかの用事で外出しても、再入館できます。ここで一日中過ごすのもいいですね。
住所:京都府京都市中京区烏丸通御池上ル(元龍池小学校)
電話:075-254-7414(代)
開館時間:10:30~17:30(最終入館時刻17:00)
休館日:火・水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始、メンテナンス期間
入場料:大人900円、中高生400円、小学生200円
※開館時間は予告なく変更する場合あり。
URL:https://www.kyotomm.jp/
春は桜、秋には紅葉を愛でながらプチハイキング「山科疏水」
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滋賀県大津市から引かれた琵琶湖疏水が京都へ出る途中の「山科疏水(やましなそすい)」。その脇には遊歩道があり、春には全長約4kmの桜並木が続き、桜の下には菜の花が咲き誇ります。また、秋は紅葉を眺めながら散策を楽しめます。
途中には「天智天皇 山科陵」、朱塗りの正嫡橋の先に現れる山中のお寺「大本山 本圀寺」、紅葉のトンネルが美しい「毘沙門堂門跡」などの見どころもありますよ。
山科駅近くの山科疏水から山に向かうと、皇族ゆかりの「毘沙門堂門跡」があります。紅葉のトンネルが美しい名所です。
交通アクセス:JR・京阪・地下鉄「山科駅」下車、東へ徒歩約10分
地下鉄東西線「御陵駅」下車、北へ徒歩約5分
大原の旬の野菜や食材がズラリ!「里の駅 大原」
京都市街からバスで約40分ほど、自然豊かな里山が広がる大原にある「里の駅 大原」。バス停「野村別れ」下車、徒歩5分です。大原で採れた野菜、名産の柴漬け、鯖寿司やお弁当、お菓子、パン、花など多彩な食材が並びます。市内のレストラン向けに作られているいる珍しい西洋野菜やハーブがあるのもこちらならでは。
この地ならではの柴漬けや紫蘇シロップ、手作りジャムはお土産におすすめです。鯖寿司やお弁当、サンドイッチを購入し、近くの河原でピクニックするのも気持ちがいいですよ。
日曜に早起きをして朝市に行けば、普段の産直品販売とは異なる、プロ御用達の質の高い旬の食材を購入できます。
住所:京都府京都市左京区大原野村町1012
電話:075-744-4321
旬菜市場(産直品販売)9:00~16:00
花むらさき(レストラン)9:00~16:00頃
※日曜のみ7:30~16:00頃
日曜ふれあい朝市:日曜朝6:00~9:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)
駐車場:無料駐車場77台(第1駐車場・第2駐車場)
URL:https://www.satonoeki-ohara.com/
大正と昭和の趣が色濃く残るレトロ銭湯「船岡温泉」
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京都には今も住民が通う趣ある銭湯があちらこちらに点在しています。中でも京都市の北西にある「船岡温泉」の美しさは別格。大正12年(1923年)に料理旅館「船岡楼」の付属浴場として営業が始まり、温泉の出なかった当初、京都でなんとか「温泉」の許可を取りたいと、日本で初めて電気風呂を導入して許可を得たそうです。
昭和22年(1947年)に本格的に銭湯として営業開始。脱衣所には天狗と牛若丸の彫刻が施された格天井があります。京都の祭の様子なども彫られているとか。脱衣所と浴室の渡り廊下はカラフルなマジョリカタイルがキュート!
電気風呂をはじめ、ジェットバス、くすり風呂、なんと露天風呂までありますよ。日帰り温泉気分でいかがですか。
京町家一棟貸し(一日一組)のゲストハウスが併設されています。京都散策後に大きな銭湯で癒されれば極楽気分!近くの宿に滞在して訪れてもいいですね。
住所:京都府京都市北区紫野南舟岡町82-1
電話:075-441-3735
営業時間:月~土15:00~25:00、日8:00~25:00
利用料金:大人430円、中人(小学生の児童)150円、小人(未就学児・乳幼児)60円
URL:http://www.funaokaonsen.net/
あっさりと上品な味わい。祇園にある「京都の中華」3店
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京都には意外に多くの中華料理店があります。大正時代の「支那料理ハマムラ」にはじまり、大戦前後には「飛雲(ひうん)」「第一楼(だいいちろう)」「鳳舞(ほうまい)」の名店が生まれ、それを受け継ぐ店が次々と誕生しました。
「京都の中華」は、一般的な「中華」とは異なります。例えば祇園などの花街では、「におい」を持ち込むことが嫌われ、にんにく、油は控えめ、強い香辛料は使わないあっさり風味。また和食の影響か、だしの取り方が独特で品が良いのです。
そんな、観光客にはあまり知られていない、地元の人に親しまれる中華料理店が京情緒あふれる祇園にあります。
作家・池波正太郎がひいきにしていた、焼飯のおいしい「盛京亭(せいきんてい)」、まろみのある肉だんご甘酢が絶品の「竹香(たけか)」、立派な和室に北大路魯山人の書がさりげなく飾られている広東料理店「ぎをん翠雲苑(すいうんえん)」。京都・祇園ならではの中華料理を味わってみませんか。
祇園の和食は高価で敷居が高いですが、中華は価格がグッと下がります。上記の店は、ランチ1,000~2,000円、夜3,000~7,000円ほどです。
住所:京都府京都市東山区祇園町北側263
電話:075-561-4168
営業時間:12:00~14:00(閉店)、17:00~20:00(閉店)
定休日:月曜、第2・4火曜
住所:京都府京都市東山区橋本町390
電話:075-561-1209
受付時間:17:00〜21:00
営業時間:17:00~21:00(L.O.20:20)
定休日:火曜
URL:https://gion-takeka.com/
住所:京都府京都市東山区祇園花見小路四条下ル二筋目西入ル
電話:075-561-0826
営業時間:ランチ12:00~13:30(L.O.)、カフェ13:30~16:00(L.O.)、ディナー17:00~20:30(L.O.)
※予約の場合は時間外も可能
定休日:不定休
URL:http://www.sui-un-en.com/
※掲載内容は2021年11月時点の情報です。営業時間が変更または休業になる場合がありますので、事前に各HP、または施設にご確認下さい。