【第5位】山口県下関市「特牛駅」
第5位にランクインしたのは山口県下関市の「特牛駅」。読み方は「こっとい」で、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅です。
地名の「コトイ」が由来とされており、牝牛の意味を示す方言の「コトイ」から取ったという説や、日本海に面した小さな入り江を示す「琴江」から取ったという説、「重荷を負う強健な牛」の意から来た説と諸説あります。
【第4位】和歌山県橋本市「学文路駅」
4位は、和歌山県橋本市にある「学文路駅」。南海鉄道が高野大師鉄道と大阪高野鉄道を合併した2年後、大正13年(1924年)11月に開業された駅で、読み方は「かむろ」です。
かつては梅の木がたくさん植えられており、春になると梅花の香りが満ちていたことから「香室(火室)」と呼ばれ、それが転じて「学文路」となった説があるそうです。
学問の神様である菅原道真公を祀った「学文路天満宮」の最寄り駅で、駅舎の一角には合格祈願の御札が納められた御社を祀っており、受験生に人気のある駅です。入学試験シーズンには特別な入場券も販売されています。
【第3位】福岡県北九州市「永犬丸駅」
3位は、福岡県北九州市にある筑豊電気鉄道筑豊電気鉄道線の「永犬丸駅」です。読み方は「えいのまる」です。
現在は住宅街や公園がある「永犬丸」の地ですが、かつては入り江だったそうです。その入り江に「永犬丸」という船が来ていたことが「永犬丸」の地名の由来とされています。
【第2位】島根県出雲市「遥堪駅」
2位は島根県出雲市にある一畑電車大社線の「遥堪駅」です。読み方は、「ようかん」。つい食べ物の方を連想してしまいそうですね。
同駅は、古くは遥堪峠を越える「鰐淵寺(がくえんじ)」への巡礼の道の入り口でした。「遥堪駅」の名前の由来は諸説ありますが、斐伊川が注ぐ菱根池という大池があり、「遥かに水を湛える」という意味の「遥湛」が変化して「遙堪」になったと言う説が代表的です。
【第1位】香川県綾川町「挿頭丘駅」
第1位は、香川県を走る高松琴平電気鉄道株式会社・琴平線の「挿頭丘駅」です。旧琴平電鉄が住宅・別荘地として開発した挿頭丘別荘地への最寄駅として開設された駅です。
前身の琴平電鉄が大都市の電鉄会社に倣い、沿線の宅地開発に着手したのが大正15年。丘を切り通して掘割りの駅を造り、周辺を住宅用地として整備し、「挿頭丘田園都市」と命名したそうです。
線路は切り通しになっており、ホームの対面の傾斜面にはシーズンになるとたくさんの水仙が咲き誇ります。駅の近くにはミシュラングリーンガイドにて3つ星評価を獲得した栗林公園があり、美しい日本庭園で四季を楽しむこともできます。
1位 挿頭丘/かざしがおか(香川県綾川町)
2位 遥堪/ようかん(島根県出雲市)
3位 永犬丸/えいのまる(福岡県北九州市)
4位 学文路/かむろ(和歌山県橋本市)
5位 特牛/とっこい(山口県下関市)
6位 厳木/きゅうらぎ(佐賀県唐津市)
7位 大畑/おこば(熊本県人吉市)
8位 浅海/あさなみ(愛媛県松山市)
9位 半家/はげ(高知県四万十市)
10位 飫肥/おび(宮崎県日南市)
2021年7月生活ガイド.com調べ
©生活ガイド.com
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年7月20日〜10月25日
調査対象:生活ガイド.com会員10代~80代の男女995名
今回は西日本の難読駅ランキングTOP5を紹介しました。地域の言葉や歴史に由来しているものなど、さまざまな駅が登場しましたね。あなたはいくつ読めましたか?
https://www.seikatsu-guide.com/rank_minna/result/29
▼みんなのランキング第28回「難読駅ランキング 東日本編」結果発表はこちら
https://www.seikatsu-guide.com/rank_minna/result/28/