フランスの朝の食卓には、焼き立てのクロワッサンやパン・オ・ショコラ、ブリオッシュなどが並ぶような気がしませんか? ところが慌ただしい平日の朝食は、バゲットや乾パン風のラスクとコーヒーなどの飲み物で済ませるのが一般的です。
国内でも平日の朝食は、トーストとコーヒーという方も多いのではないでしょうか。きちんとした朝食を用意するのは、週末や休暇中だけというのは、フランスでも同じようです。今回は、近ごろ人気を集めているフランスの「朝食用ビスケット」をご紹介します。
栄養バランスに優れた「朝食用ビスケット」
通常のビスケット(クッキー)は、甘いものが多いですよね。それゆえに、糖分のチカラでエネルギー回復を図れるというメリットもありますが、朝からビスケットはちょっと・・・甘すぎるかも? 「朝食用ビスケット」は甘さ控えめかつ、食物繊維やビタミンにミネラル分が補給できるという優れもの。オーツ麦やライ麦などの穀物入りのため、腹持ちの良さも特徴です。
ビスケット1食分(約4枚)で、バゲット1/4本と同程度のカロリー(225〜250kcal)が摂取できるため、時間がない朝の栄養補給に最適です。朝食用ビスケットに果物、ヨーグルトと飲み物を用意すれば、朝の栄養補給はバッチリ!
フランスのスーパーでは、朝食用ビスケットは朝食コーナーに置かれていることからも、通常のビスケットとは異なる扱いだということが分かります。
チョコチップやフルーツ入りも! 豊富なラインナップ
栄養バランスがよくても味はどうなのか、気になりますよね。体によくても美味しくなければ、味にうるさいフランス人からの支持は得られないはず。
朝食用ビスケットの種類はどのスーパーでも豊富で、乳製品に定評のある「ノルマンディー産バター」や、上質な海塩が有名な「ブルターニュ産ゲランドの塩」を謳ったプレーンタイプのもの、レーズンやオレンジピール入りのものなど、なんだか美味しそう! チョコチップ入りのものや、生地にココアを練り込んだものも。
4〜5種類ほど味見しましたが、どれもサクッと軽い口当たりでとても美味しく感じました。小麦や穀物の味がしっかり感じられるところもグッドです。
今回ご紹介したものとは若干異なりますが、フランスの栄養食品ブランド「ジェルブレ」のビスケットは国内でも購入することができます。「ケシの実 & レモン」「アップル & ヘーゼルナッツビスケット」など約10種類が揃うので、朝食用ビスケット感覚で味わえるのではないでしょうか。
1日の快適なスタートを切るためにも、朝食は大切です。忙しい朝のメニューには、穀物入りのビスケットを候補に入れてみませんか?