大人も子どももみんなが楽しめる“飲める食堂”
東急プラザ渋谷6階の「もしも食堂」は、2022年1月に「シブヤグラン食堂」内にオープンしたシェアキッチンプロジェクト。予約困難店のシェフや有名シェフ、新進気鋭の若手シェフなどがメニューを監修し、普段なかなか味わうことができない料理を、期間限定で親しみやすい価格で提供するレストランです。
今回、2023年4月29日(土・祝)から2024年1月末頃まで期間限定でオープンするのは、音楽界の食通として知られるホフディラン・小宮山雄飛さんが総合プロデュースを担当する「酒場食堂」。
小宮山さん自身が食堂でお酒を飲むのが好きということから、「食堂で飲める」がコンセプト。日本全国の酒場や定食屋を食べ歩いてきた中で、“こういうメニューがあったら嬉しい”というものを取りそろえています。
「街にネオ居酒屋増えているけれど、本当の下町の居酒屋も両方好きで、ネオ居酒屋は若者ばかりで盛り上がっていて入りづらいという人も、老舗は入りづらいという人も、いろんな人が来られるような店にしたい」とのことで、大人も子どもも外国人も楽しめるよう、野菜だけを使った料理や子ども向けのスイーツをそろえたり、英語・韓国語・中国語のメニューも用意されています。
店内の壁は小宮山さん自身が15時間かけて貼ったという短冊メニューが埋め尽くし、カウンターの片隅にはサイン色紙が飾られています。ちなみにこの色紙は、下町に行くと定食屋にあるようなサインを再現したもので、偽物だそう。
カレーはスパイシー!映えるポテサラも
小宮山さんが、今回のために考案した「最強!渋谷ブラックカレー」(税込1,100円)と、お客様の目の前で仕上げる鮮やかなポテトサラダ「名物バタフライピーポテサラ」(税込770円)を試食してきました。
カレーはルーや小麦粉を使わず野菜とスパイスで作っているそうです。小宮山氏によると「カレー専門店でなく食堂なので、普通のカレー好きの人にも好きになってもらえるよう、カレーライスに見えて、すごくおいしいところを目指した」とのこと。
スパイシーで柔らかい角煮肉の旨みとの相性がぴったり。食べ応えもあるカレーでした。
ポテトサラダは、きゅうりやコーンなどの野菜サラダが入った器に後からモンブランのようにポテトを搾って完成するというユニークな一品。さらに、バタフライピーを使っているので、青色がレモンをかけるとピンクに変化し、映える要素もばっちりです。
こちらは、なめらかなポテトに、野菜のシャキシャキ食感とコーンフレークがアクセントとなって、見た目も味も楽しめるポテトサラダでした。
メニューはそのほか、おつまみはもちろんのこと、夜でも注文できる「絶品から揚げ定食」(税込1,100円)や「エビフライ+メンチカツ定食」(税込1,500円)といった定食や、「哀愁のナポリタン」(税込1,100円)や「屋台のソース焼きそば」(税込1,100円)など締めにぴったりの麺類、デザートまで充実のラインナップ。
「受けなかったものはどんどんやめて変えていく。常連さんが『作ってよ』って言ったらメニューに入れるとか、お客さんと一緒に進化していく食堂にしたい」ということで、行くたびに変化しているかもしれません。何度も足を運んでみたくなりそうですね。
住所:東京都渋谷区道玄坂1-2-3(渋谷フクラス内)東急プラザ渋谷6階
営業時間:11:00~23:00
公式サイト:https://shibuya.tokyu-plaza.com/shop/detail.html?_id=21323
[All photos by TABIZINE編集部]