イギリスのケンブリッジ大学と言えば、多数のノーベル賞受賞者を輩出している、とても伝統ある大学です。
そんな中、先日ケンブリッジ大学で行われた「イルミネーションショー」がとても話題となりました。歴史ある伝統的な大学の中で行われたイルミネーション、一体どんなものが気になりますよね。
そこで今回は、ケンブリッジ大学で行われたロマンチックな光のショーをご紹介したいと思います。
チャペルの傑作「キングスカレッジチャペル」

ケンブリッジ大学にある「キングスカレッジチャペル」。このチャペルは、垂直ゴシック建築の代表的な建物で、世界最大級の扇型ヴォルトで設計されているチャペルの傑作とも言われる教会です。
ケンブリッジ大学のイルミネーションショーは、このチャペルで募金募集キャンペーンを行った際に、3Dマッピングを使った光のライトアップによって開催されたのです。

この幻想的なイルミネーションはアーティスト・ミゲルシュヴァリエ氏によって行われました。ソフトウェアから作り出されたデジタルデザインによるグラフィックは、何とも言えない幻想的な空間を演出しており、何だか、うっとりしてしまいます。
光のショーは、ケンブリッジ大学の教授や卒業生によるスピーチと共に進行。伝統的な大学ならではの、学術の卓越性や健康、生物学、神経科学、物理学、バイオテクノロジーなど、様々なテーマを示しながら、光のイルミネーションが変化していくのです。
イルミネーションの中には、ブラックホールの研究で世界的に有名で、ケンブリッジ大学出身でもある、スティーヴン・ホーキング氏をイメージした「宇宙空間の演出」などもあり、どれも見応えたっぷり!
この「キングスカレッジチャペル」で実際にショーをしたアーティストは、実は今回のミゲルシュヴァリエ氏がはじめてだそうです。500年以上の歴史を持つチャペルで実演する光のショー、きっと本人自身にとっても、一味違った感動になったはずですね。
いかがでしたか。イギリスの伝統的なゴシック建築の中で行われたイルミネーションショー。デジタルと光の融合によるその壮大な輝きは、教会の雰囲気と相まってとってもロマンチックに。
映像でも見ることができますので、こちらも時間があれば見てみてください!
【Miguel CHEVALIER Dear World… Yours, Cambridge from Claude Mossessian on Vimeo.】
[Photos by Shutterstock.com]