昨今、グルメに敏感な人の間で「離島」のキーワードが人気急上昇中。B級グルメ、ご当地グルメの次なるブームとして、離島グルメが注目されているんです。そこで今回は、離島に行かずとも離島グルメが食べられる、東京の「離島キッチン」をご紹介しましょう。
離島グルメの魅力
地方を旅することがあっても、アクセスに時間がかかる離島は行きにくいもの。そんな事情もあって、これまで離島グルメはあまり着目されて来なかったのですが、だからこそ、伝統的な味付けや独自のメニューが新しい発見として、私たちに新鮮な感動と驚きを与えてくれます。
東京・神楽坂にある「離島キッチン」では、島でとれた新鮮な魚を直送で入手し、日替わりでお刺身を提供。
それだけでも垂涎ものですが、島の素材をはじめ、調味料や料理法を用いて、離島ならではのメニューを提供しています。「隠岐島のこのわた(なまこの腸の塩漬け)」「屋久島の鯖スモーク」「沖永良部島のパパイヤの漬け物」など、初めて出会う味も多いのではないでしょうか。
月替わりでめぐる離島のグルメ
離島キッチンでは、毎月異なる離島を紹介し、歴史的背景や風土の特徴に触れながら、月替わりで離島グルメを紹介しています。1月は新潟県の佐渡島で、焼きスケトウダラを加えて作るお煮しめが登場。全国的にも珍しいこのお煮しめ、さすが海に囲まれた島ならではのグルメですね。
このほか、ふぐの卵巣を2年以上漬けて作る絶品珍味「ふぐの子の粕漬け」や、佐渡島のブランド柿である「おけさ柿」で作った「おけさ干し柿」もいただけます。
ランチでお得に離島めぐり!
また、ランチには「島めぐりランチ御膳」として、全国の離島グルメが一同に勢ぞろいした定食も登場!
淡路島のたこの唐揚げ、倉橋島のカキフライ、トカラ列島のかつおのたたき、保戸島のマグロ漬け、篠島のしらすおろし、隠岐島のふくぎ茶、などなど、豪華な内容となっています。こんなにたくさんの種類の離島グルメを食べられるのは、離島キッチンだけかもしれません。
世界中から称賛される和食ですが、離島グルメを前にすると、私たちも知らないものがまだまだ隠れているような気がします。東京にいながら旅行気分も味わえる離島グルメ。早くも今年大ヒットの予感がします。
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