地方在住者が語る、TOKYOで生きることの素晴らしさ

Posted by: Maki

掲載日: Feb 10th, 2016

地方在住者が語る、TOKYOで生きることの素晴らしさ

九州出身、今でも九州を拠点にしている筆者ですが、仕事で年に数か月だけ、東京で暮らすことがあります。そこでいつも感じるのが、大人になってから東京へ移った人と、生まれた時から東京にいる人とでは、同じ国で生きてきたとは思えないほどの感覚の違いがあるということ。地方在住者だから分かる東京で生きる人のすごいところ、まとめてみました。

海外旅行へのハードルが低い

地方在住者が語る、TOKYOで生きることの素晴らしさ

最近は多くの空港から海外への直行便が就航するようになったとはいえ、就航先は限られていますし、やはり成田・羽田空港発着の航空会社が大半を占めています。

地方の空港からだと成田空港へも飛べなかったりするので、一旦羽田へ飛んでから陸路で成田へ移動・・・朝が早いフライトならば前泊・・・と、国際線の飛行機に乗り込むまでにかなりの体力と時間を消耗してしまいます。帰り道だって同じ。家に着くまでにあと何回飛行機を乗り換えなければならないのかを数えていると憂鬱になってしまいます。

先日、福岡空港からオランダ・アムステルダムへの直行便に乗ったのですが、1回のフライトだけで目的地に到着してしまうという夢のようなフライトに感動すら覚えました(そして残念ながら福岡・アムステルダムの直行便は休止になるというニュースにひどく落ち込みました)。

思いつきでディズニーランドに行ける

東京もしくは近郊の都市に住んでいると、思いつきで「今日ディズニーランド行く?」なんて夢のようなことができてしまいます。

九州からだと、朝からアトラクションに並んで夜のパレードまで丸1日ディズニーを満喫しようと思ったら、最低でも2泊3日のスケジュールは必要。

そこはまさに夢の国。大げさかもしれませんが、多くの地方在住者にとってディズニーランドへ行くのは、人生の一大イベントなのです。

ニュースが常にリアルである

地方在住者が語る、TOKYOで生きることの素晴らしさ

地方で暮らしていると、全国ネットの番組やニュースはどこかリアルでないような感覚があります。新しくオープンした日本初出店の海外ブランド、オススメスポットや話題のイベント、海外アーティストの来日・・・「へぇー、行ってみたいなー」という気持ちは芽生えますが、それが実際に自分の生活に影響することなんてほとんどありません。ニュースで取り上げられていることだって、どこか遠いところで起こっているのだなーという感覚ですし、芸能人の語る「あるある話」にも、あまりうなずけないのが悲しいところ。

東京で暮らしていると、そのすべてがリアル。テレビや雑誌で話題になっていることに、すぐに手が届いてしまいます。

地方在住者が語る、TOKYOで生きることの素晴らしさ

地方に住んでいるからこその良さもたくさんありますが、東京で生まれ育った人に出会うたび、どこか憧れのようなものを抱きます。人生のスピードが早いようにも思いますし、あらゆる可能性に手を伸ばせる環境で育ってきたというのは正直うらやましい。

以前読んだ小説で、言葉をあえてカタカナで表記することで、漢字に込められた寂しさがどこかに隠れる、自分にとって不確かなものになる、というような一節があったのですが、筆者にとってはまだまだ東京は「トーキョー」、いえ、「TOKYO」くらいに遠いものかもしれません。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

Maki

Maki ライター

旅することを仕事にして、国内・海外問わず1年の3分の1はどこかをうろついている。ライフワークである世界の若者との文化交流から学んだ経験をシェアすべく、執筆を始めたばかりの駆け出しライター。どこへ行くにもカメラと音楽、コーヒーは欠かさない。趣味はスノードーム集め。

旅することを仕事にして、国内・海外問わず1年の3分の1はどこかをうろついている。ライフワークである世界の若者との文化交流から学んだ経験をシェアすべく、執筆を始めたばかりの駆け出しライター。どこへ行くにもカメラと音楽、コーヒーは欠かさない。趣味はスノードーム集め。

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