NYはなんでもありの街。住み始めた頃や旅行客にとっては、ビックリすることが、ニューヨーク生活が長くなるうちに気にならなくなるものです。神経が図太くなるのか、日常茶飯事になるのか。ニューヨーカー歴が長くなると、無視するようになる10の事柄とは。
1.パフォーマンスアート
主に人の集まる観光地でやっているパフォーマンス。実際、見るに値するのはごくわずか。常に急いでいることもあり、立ち止まることはなくなりました。
2.地下鉄車両内でのマリアッチ・バンドの演奏
現在NYCで多数を占めるラテン系。地下鉄車両で、同郷の心を慰めるため頻繁に出没。正直、お金をあげるには下手過ぎる演奏なのが辛いところ。チューニング、合っていませんけど。
3.ゴミだらけの街
夏に匂う、冬に凍る、路上に広がるゴミ、ゴミ、ゴミ。日本は本当に綺麗だと思います。冬に積雪で除雪が先になる、ストライキ、祭日の後回収しきれないなど、様々な理由で1年中ゴミだらけかもしれません。見ないフリをするしかありません。
(次のページに続く)
4.ブランチ(休祭日の遅い朝食)に80ドル!
マンハッタンで食事を取るのは、覚悟が必要。世界一高いレント分が上乗せ、サービス代、チップが含まれるのですから、結構な値段に。外食は楽しいですが、ニューヨーカーになると、残念ながら機会が減ってしまいます。
5.通勤、通学客がいきなりパンツ一枚になること
なんでもありのニューヨークでも、最初はニューヨーカーの度肝を抜きましたが、2016年で15回目ともなれば、皆驚かなくなりました。
6.地下鉄でネズミが走り回っていること
東京ではほとんど見ることがなかったねずみ。ニューヨークの地下鉄では、ディズニーランド並みに見ることができます(涙)。ピザを持ち帰ろうとする動画は、昨年ニューヨーカーの間で話題になりました。
7.Jaywalk 信号無視
一方通行が多いため、無視して渡るニューヨーカーが圧倒的。車が走っていない時、なぜ待たなきゃいけない? というのが理由。しかしながら当然違法であり、事故にあった場合保険はおりません。
(次のページに続く)
8.セレブ
映画撮影を街中でやっていることも多いですし、街中をフツーに歩いていることもありますが、見て見ぬフリが大人の流儀。ヘアメイクをしていないと、本人だと認識するのは結構難しいです。思う以上に、セレブとすれ違っているでしょう。
9. アンケートと称して近づいてくる、環境問題や人生について尋ねる人々
日本でもいますよね。学生っぽかったりしますが、時間もないし、関わるのもイヤなので、スルーさせていただきます。
10. 突然現れる理解できないインスタレーション
アーティストの多い街なので、アートなのか、ハロウィンなのか、ゴミなのか分別をつけるのが難しいもの色々。。。
また、ニューヨーカー・フェイスといって、無関心の表情を身につけることを覚えます。何故なら、眼を合わせると危ない人や巻き込まれたくない物事も多いからです。
そして、諸々の出来事を無視するようになるのは、NYCでの生活は一般人であっても非現実的なことが起こる毎日、小説や映画のように山あり谷ありの自分の生活が忙しいからなのです。
[15 things New Yorkers ignore that no one else ever would]
[All Photos by shutterstock.com]