オーストラリアの物価事情
インフレ(日用品の物価上昇)が続くオーストラリア。現地の人に話を聞くと、コロナ禍を経て2022年ごろから急激に物価が上昇したと口にしている人が多いです。
物価だけが高いだけではありません。オーストラリアの最低時給は23.23ドル※(約2,260円/2024年2月時点)と、日本の最低時給1,004円(全国平均/2024年2月時点)に比べると、約2倍にもなります。
※税抜前、雇用形態によって違いあり。
やっぱりコンビニは高い!
オーストラリア・メルボルンにあるセブンイレブンでは、ペットボトルの600mlの水が3.5ドル(約340円)! ペットボトルのコーラ600mlも5ドル(約490円/600ml)と飲料は全体的に高い印象です。
コンビニには、サンドイッチ、そしておにぎりや海苔巻きも売っており、サンドイッチが6ドル(約585円)、おにぎりは1個3.5ドル(約340円)、海苔巻きは1パック7ドル(約680円)でした。
ちなみに、サンドイッチは、日本のコンビニで売っているものより少しサイズは大きめ。日本とコンビニと同じくらいのサイズのおにぎりは、照り焼きチキンとスイートチリ・サーモンの2種類がありました。海苔巻きは、照り焼きチキン、きゅうりとアボカド、ツナとアボカドの3種類で、若干日本のものとは味に違いがあります。
卵の値段に驚愕
スーパーでは、卵1パック12個が7ドル(約680円)、700gのヨーグルトが7.9ドル(約770円)と購入に躊躇(ちゅうちょ)してしまうような価格がずらり。
アイスは、1リットル12ドル(約1,170円)しますが、多くの人がアイスを手に取っているのです。
また、コンビニでは高かった水やコーラの価格が少しだけお安め。常温の水は600mlが1.15ドル(約110円)で、逆に1.5リットルの水が0.80ドル(約80円)と大容量の方が安いという現象も。コーラは600mlが4.3ドル(約420円)で、1.5リットルが3.85ドル(約375円)でした。
ほかには、パスタが500gで1ドル(約98円)と格安。パンも2.5斤ほどのサイズのパンは2.9ドル(約280円)で売っていました。
必需品の値段は?
ほか、日用品では、シャンプーとコンディショナー900mlがそれぞれ20ドルほど(約1,950円)、ボディーソープ 1リットルが17ドル(約1,660円)、食器用洗剤が400mlで2.75ドル(約270円)、洗剤のアタックが2リットル24ドル(約2,340円)でした。
トイレットペーパーは、20個入りで11ドル(約1,070円)。1ロールが約20メートルなので、日本の1ロール(シングル60m、ダブル30m)より短め。そのため、1ロールの減りが早く、割高に感じることも。
マーケットで買うのがお得
野菜や果物は、マーケット(市場)で買う方がお得。いちご1パック1ドル(約98円)、レタス2ドル(約195円)、玉ねぎ10キロ5ドル(約490円)、アボカド3個で1ドル(約98円)など、安くなっていることもあります。
現地の人たちは、大きな買い物袋やウォーキングキャリーを持参して、マーケットで大量に買い物をしています。
[All Photos by Fumiko Umeyama]