庭園を眺めながらディナーを堪能できる「Thrush Café」
「Thrush Café(スラッシュカフェ)」は、“Farm To Table”をコンセプトにし、その日、その時に農園から届いた野菜を使ってシェフが作りあげる料理を提供するレストラン。料理には生産者の方々とのつながりを大切にしながら仕入れた、自然栽培野菜やオーガニック野菜などを使用しています。
「Thrush Café」では、どの席からも八芳園の緑を見ることができるのもうれしいポイント。ディナー営業では、日が暮れていくブルーモーメントの瞬間を、おいしい料理をいただきながら眺められ、最高のひと時を過ごせますよ。
大きなテラスもあるので、天気のよい日はテラスで風を感じながら食事をするのもおすすめ。筆者が訪れたのは4月の頭でしたが、桜がまだ咲いていて、春の美しい庭園を見ることができました。
新しいディナーコースは3品と5品の2種類を用意!
4月15日(月)からの平日ディナー営業のスタートに伴い、アラカルトのみだったディナーメニューを一新、2つのディナーコースが用意されました。
いずれのコースの料理も、産地直送の新鮮な野菜をふんだんに使用しており、お店のコンセプトである“Farm To Table”を実感できる内容です。
3品のコースは、前菜の盛り合わせ、肉料理、パスタという内容。気軽に食べられるカジュアルなコースになっています。
料金:5,500円(税込・サービス料別途10%)
※要予約(前日12:00まで) ※2名より利用可能
<前菜盛り合わせ>
・長野県 「信州ゆめクジラ農園」 古田さん シルクスイートの甘味
・群馬県産うれっ娘トマトのラタトゥイユ
・群馬県産 おだし香る里芋のフリット
・長野県産野菜のピクルス クラシックなパテ・ド・カンパーニュ
・茨城県 「太助レンコン園」 小原さんのレンコンチップ
<肉料理>
・群馬県 「ほそや」 のまる豚肩ロース 農園直送野菜の付け合わせ
<パスタ>
・群馬県産うれっ娘トマトとオリーブのペペロンチーノ
※5月31日(金)までのメニュー
一方、5品のコース(税込5,300円)は前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートというフルコースをラインナップ。しっかり時間をかけて料理を味わいたい人におすすめです。
料金:5,300円(税込・サービス料別途10%)
※要予約(前日12:00まで) ※2名より利用可能
<前菜>
茨城県ロメインレタスのシーザーサラダ
<スープ>
・埼玉県 「飯塚商店」 飯塚さんの深谷もやしの味わい 発芽大豆 「いろどりセブン」
<魚料理>
・群馬県 「高田農園」 高田さんの新じゃがのロースト 旬の鰆と野菜のタプナード
<肉料理>
・群馬県 「ほそや」 のまる豚ローストポーク 農園直送春野菜のリゾットバルサミコジンジャーソース
<デザート>
・抹茶のテリーヌー
珈琲または紅茶、パン
※5月31日(金)までのメニュー
また、オプションでフリーフローのプランもつけられます。5月31日(金)までは、期間限定でシャンパンの「モエ・エ・シャンドン」を楽しめる「プレミアムフリーフロープラン」も用意しているので、この機会に料理と一緒に高級シャンパンを味わってみてくださいね。
期間:2024年4月15日(月)〜5月31日(金)
料金:5,500円(税込・サービス料別途10%)
時間 :90分制 ※席は2時間制
<アルコール>
モエ・エ・シャンドン/白ワイン/赤ワイン/ビール/ハイボール/カシスソーダ/カシスオレンジ/カシスグレープ/ジンソーダ
<ノンアルコール>
ノンアルコールスパークリング/ジンジャーエール/アップルジュース/オレンジジュース/グレープフルーツジュース/ コーヒー(HOT/ICE)/紅茶(HOT/ICE)
カジュアルフリーフロープラン
料金:3,500円(税込・サービス料別途10%)
時間 :90分制 ※お席は2時間制です
<アルコール>
スパークリングワイン(CAVA)/白ワイン/赤ワイン/ビール/ハイボール/カシスソーダ/カシスオレンジ/カシスグレープ/ジンソーダ
<ノンアルコール>
ノンアルコールスパークリング/ジンジャーエール/アップルジュース/オレンジジュース/グレープフルーツジュース/コーヒー(HOT/ICE)/紅茶(HOT/ICE)
シェフのこだわりが詰まった3品のコース料理を紹介!
今回は3品のコースを実食! ※5月31日までのメニューになります
前菜盛り合わせ
まず最初にテーブルに運ばれてきたのは、前菜盛り合わせです。5種類の料理が大きなお皿に盛られています。どの料理もその日に国内の農家から直接仕入れた野菜を使い、シェフがそれぞれの味を活かした調理法で作り上げているそう。
長野県 「信州ゆめクジラ農園」 古田さん シルクスイートの甘味
「シルクスイートの甘味 」は、ニンニクオイルに塗ったバケットでディップして食べる料理。甘いのにしょっぱい絶妙なバランスにこだわりを感じる前菜になっていました。これがどんどん食べ進めてしまうクセになる味なんですよ! 今回の前菜の中のイチオシです。
群馬県産うれっ娘トマトのラタトゥイユ
群馬県のブランドトマト「うれっ娘トマト」を使用したラタトゥイユ。シンプルにオイルとニンニクしか使ってない味付けということで、野菜の本来の甘さやうまみをしっかりと楽しめる一品でした。
群馬県産 おだし香る里芋のフリット
出汁で2日間マリネして中にしっかり出汁の風味が残るように仕上げたフリット。食べてみるとどこか和風な味わい。見た目はポテトフライっぽいのに、しっとりホクホクで不思議な食感のフリットに仕上がっていました。
長野県産野菜のピクルス クラシックなパテ・ド・カンパーニュ
長野県からその日に摂れた野菜で作ったピクルスが入ったパテ。ピクルスが入っているからか、コリコリとした食感や酸味も感じられるパテになっていました。バゲットにつけると相性◎でしたよ。
茨城県 「太助レンコン園」 小原さんのレンコンチップ
レンコンチップはとにかくシンプルイズベストな味! 茨城県の農園で採れたレンコンをシンプルな味付けで仕上げているそうで、レンコンの素材の味そのままを味わえます。カリカリの軽い食感なので、お口直しにもぴったりです。
群馬県 「ほそや」 のまる豚肩ロース 農園直送野菜の付け合わせ
肉料理は、群馬県の「ほそや」という丸豚を、塩と少しのオイルでシンプルに仕上げたローストポークです。付け合わせには長野県の菊芋の甘みを活かしたピューレと葉タマネギ、そして大根のおろしポン酢のソースが添えられています。
豚肉のローストの下に敷かれた菊芋のピューレは、最初食べた時は「焼きなす?」と思ってしまうほど甘くてジューシーで驚き。葉タマネギとともに、やわらかいローストポークとの相性もよい付け合わせになっていました。付け合わせ2つと大根のおろしポン酢と異なる味わいを楽しめ、一口ごとに感動が襲ってくるそんな料理でした。
群馬県産うれっ娘トマトとオリーブのペペロンチーノ
前菜と肉料理のボリュームがあるので、最後さっぱり食べてもらうように仕上げたというパスタは、「うれっ娘トマト」とオリーブを使ったペペロンチーノに。
「うれっ娘トマト」は、酸味だけじゃなくて甘みも強いトマトだそうで、黒オリーブと緑オリーブの2種類を使ってチーズと一緒にパスタに仕上げているそう。フレッシュトマトを使っているのもあり、あっさりとした味わいなので、最後までおいしくいただくことができました。
シェフ曰く、お酒と合わせるのもおすすめだそうですよ。
八芳園で平日のディナーを楽しんで!
平日の夜にも庭園を眺めながらディナーを堪能できるようになった八芳園の「Thrush Café」。お値段も5,000円台とカジュアルなので、仕事のあとに立ち寄っておいしい料理をお酒と一緒にいただくのもいいのではないでしょうか?
みなさんも、ぜひこの機会に立ち寄ってみてくださいね。
HP:https://www.happo-en.com/restaurant/thrushcafe/
時間:16:00〜21:00(L.O. 20:00)※コースはL.O.19:00
定休日:八芳園本館の営業日に準ずる
予約・問い合わせ:0570‐064‐128
平日 10:00~19:00
土日祝 9:30~19:30
【八芳園】
住所:〒108-8631 東京都港区白金台1-1-1
HP:https://www.happo-en.com/
総合お問い合わせ:0570-064-128(代表)
受付:平日 10:00〜19:00 / 土日祝 9:30〜19:30
[All Photos By Kaori Simon]
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