そもそも、ごま油ってイタリアンのイメージがないですが合うんでしょうか!? と困惑の筆者に、さらっと「合うよ」と言ったのはいつもTABIZINEレシピ記事でお世話になっている柿元シェフ。 ・・・むむむ、本当に?? というわけで半信半疑からスタートした今回のコラムですが、ごま油と○○でつくった万能ソースのおかげで、あっというまにおしゃれイタリアンにアレンジされました!
いつものイタリアンにバリエーションを。ごま油でちょい工夫レシピ、ご紹介いたします。
アンチョビごま油ソース
まずは、簡単にできる万能ソースをつくります。使用するのは、ごま油、アンチョビ、にんにく、そして万能ねぎ。シンプルでさっとできてしまうので大量に作り置きしておいてもよさそうです。
アンチョビ 15g
ごま油 50cc
にんにく 2カケ
万能ねぎ 70g
1、フライパンにごま油をひいて、みじんぎりしたニンニクを焦がさないように弱火でいためます。
2、にんにくがきつね色になって香りがしてきたら、細かく切ったアンチョビを入れ、なじむまで炒めます。
3、みじんぎりにした万能ねぎを入れ1分程炒めたらできあがり。
アンチョビごま油ソースのチーズガーリックトースト
アンチョビごま油ソースをバケットに塗ってチーズをのせて焼くだけ。ソースがバケットに染み込んだ時の塩気がたまりません。後味はごま油が残りますが、しつこい感じはなく、逆にあっさり。お好みでトマト、たまねぎをプラスしてピザ風にしてもgood!
アンチョビごま油ソース 大さじ3杯
バケット 2切
とろけるチーズ お好み
1、バケットにごま油ソースを塗り、その上にチーズを乗せます。
2、トーストで5分程焼いてできあがり(チーズが溶けるのを目安にしてください)。
茹でるだけ。菜の花ときのこのアンチョビごま油ソースパスタ
今が旬の菜の花。きのこと一緒に季節を味わえる一品です。全体的にごま油っぽさが出てしまうのかと思ったら全然。アンチョビとにんにくがいい具合にひきたって、いつものオリーブオイルよりもさっぱりオイルパスタに。そして、なんとこちらのパスタ、フライパンは使わず茹でるだけでできちゃいます。
アンチョビごま油ソース 70g
パスタ 160g
きのこ 80g
菜の花 60g
パスタのゆで汁
水 2リットル
塩 20g
1、鍋にお湯を沸かし沸騰したら塩、パスタを入れゆでます(ゆで時間はパスタの太さによって変わります)。
2、パスタゆであがり3分前くらいに、菜の花ときのこを入れます。
3、ボールを用意して、アンチョビごま油ソース、野菜、パスタを入れ、全体に混ぜ合わせます。
4、お皿に盛りつけてできあがり(最後に、お好みでアンチョビごま油ソースをかけてもok)。
アンチョビごま油ソースのさっぱりポークステーキ
パーティメニューにおすすめの一品。ごま油ソースに白ワインとレモン果汁をプラスしたことによって、お肉のうまみがさらに引きたちます。香りもさっぱり上品なので、ホームパーティーのメインにも喜ばれそう。レモンの量はお好みで調整してみてください。
アンチョビごま油ソース 30g
豚ロース 2枚
小麦粉 適量
ほうれん草 100g
かぶ 半分
ごま油 適量
白ワイン 30cc
レモン果汁 大さじ2
1、豚肉に塩こしょうで下味をつけます。
2、1にまんべんなく小麦粉をつけます。
3、ごま油をひいたフライパンに豚肉、くし切りにしたかぶを入れます。
4、両面をこんがり焼きます。
5、お肉とかぶが両面きつね色に焼けたら、三等分に切ったほうれん草を入れ、さっと炒めます。
6、アンチョビごま油ソースを野菜に絡ませるようにして混ぜ合わせます。
7、強火にして白ワインを回し入れ、すぐにレモン果汁を入れ一煮立ちさせたらできあがり。
中華料理や和食で使われるごま油は、香りが強いイメージがありました。なので最初は、イタリアン?? と思いましたが、アンチョビごま油ソースは、アンチョビとニンニクと万能ネギがいい具合にごま油のうまみを閉じ込めてくれている感じがします。コクはあるけれど、主張しすぎていない。後味は残るけれどオリーブオイルよりもさっぱりしている。そんな感想です。ちなみに、今回使用したごま油は山口ごま本舗のもの。おすすめです。
[All photos by 京田未歩]
[料理監修:柿元英俊 from オレゴン ワイン・ビストロ soyokaze]