ベルリンの夏は気候がよく涼しく過ごしやすい
ここのところ、酷暑続きの日本の夏。今年も昨年以上の猛暑が続くという予報が出ています。そんなときこそ、涼しい場所にエスケープしたいもの。そこでおすすめなのが、夏のベルリンです!
ベルリンの気候は、東京よりも緯度が高く年間を通して3〜4度ほど低いと言われており、夏の平均最高気温は25度前後。昨今は温暖化もあり30度近くなる日もあると言いますが、それでも連日35度以上にもなる東京と比べたらだいぶ涼しいです。
しかも、空気が乾燥していてカラッとしているのでとても過ごしやすいのです。ただ、朝や夜は冷え込むこともあるので、羽織るものがあった方が安心ですよ。
夏だけのオープンエアのイベントやビアガーデンも!
天気がよく過ごしやすい日が続くベルリンの夏。夏は日照時間も長く、朝は5時前には太陽がのぼり、夜も21時になってもまだまだ明るい時間が続きます。冬が長く日照時間が少ないドイツ人にとっては、夏は明るい太陽をたくさん浴びることができる、待ちに待った季節なのです。
夏のベルリンにはオープンエアのイベントや、ビアガーデンなどがあちこちにオープン。ここぞとばかりに太陽の下で楽しむベルリナーの姿を見ることができます。
とくに、観光名所でもあるベルリン大聖堂前の大きな庭園・ルストガルテンでは、音楽フェスティバルも開催され、ビールやドリンクを片手にミュージシャンによるライブを楽しめます。夏ならではのベルリンの過ごし方ですね。
ベルリンは食もファッションもアートも音楽も多様!
ベルリンといえば、多様なカルチャーがミックスされている街として人気です。古典的なものから最新のものまで、さまざまな要素が一つの街で楽しめるのです。
たとえば、ドイツといえばクラシック音楽ですが、東西分断の歴史があるベルリンには、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、コーミッシェ・オーパーと、3つのオペラハウスがあります。さらにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとした8つのオーケストラも活動しています。
一方で、ベルリンはテクノ音楽の発祥の地でもあります。ベルリンのテクノ文化は、2024年3月31日に無形文化遺産としてユネスコに登録され、世界的にも有名な音楽ジャンルになりました。
ベルリンに行ったらオペラだけでなく、クラブめぐりも楽しめちゃうんですよ。このようにクラシックからモダンまで、幅広いカルチャーが共存するのがベルリンの面白いところなのです。
そんなベルリンの多様なカルチャーを楽しめるファッションやアート、そしてカフェやレストランも街のあちこちに点在。さらに週末にはフリーマーケットや骨董市もあり、何日間滞在しても飽きないはず!
ベルリンはパリやロンドンよりもホテルや食事が安い!
旅行に行ったら、ホテル代や食事代が気になるところ。ベルリンの旅では、ロンドンやパリなどに行くよりも、安い値段でホテルや食事を楽しめます。
ベルリン観光局の方の話では、今年オリンピックが開催されるパリと比べると、ホテルは約半分くらいの値段で滞在できるとか。これはうれしくなっちゃいますね。
食事もそのほかの都市と比べるとリーズナブルなのだとか。もちろん高級レストランなどもあるのですが、ベルリンには気軽に入れるカフェやトルコ料理店、屋台なども充実しているので、食事には困らないはずです。
円安で旅先ではいろいろ節約したい今だからこそ、ベルリン旅行はおすすめですよ!
壁崩壊35周年を迎えるベルリンを今だから楽しもう
11月にはベルリンの壁崩壊から35年を迎えます。秋に向けてさまざまなイベントも予定されているとのこと。そんなベルリンの今を、今年の夏こそ感じてみませんか?
[All Photos By Kaori Simon]
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