【未知の国・サウジアラビア没入旅 2 】首都リヤドの見どころはここ！ミステリアスな異国情緒と圧巻の高層ビル群の狭間で

リヤド1番の見どころ・高層ビル群

サウジアラビアにどんなイメージを持っていますか？ 筆者は広大な土地に、オイルマネーというイメージで、想像もつかなかったのですが、着いてびっくり！ 高層ビル群がたくさん！ 観光客向けに開国し、急成長を遂げているリヤドは今高層ビルが建築ラッシュなんです。

リヤドの栓抜き！キングダム・センター

リヤドの象徴的存在のキングダム・センターは、サウジアラビアで最も高いビルの1つで、その高さは302ｍ。栓抜きのような形をしたビルで印象的です。中には、ショッピングセンター、オフィス、住宅、フォーシーズンズホテルが入っています。

観光客が集まる理由は、ツインタワーの最上階にスカイブリッジという橋があること。展望台になっており、ここを渡ることができるのです！ ここから、リヤドの景色を一望することができ、フォトスポットとして人気です。

不思議なボールに惹かれるアル ファイサリア タワー

アル・ファイサリア・タワー は、サウジアラビアで最初に建てられた超高層ビルで、高さ267m、55階建てです。細長いピラミッドの形をしており、特徴的なのは大きなガラスの球体。この球体の中は、まさかのレストランになっており、ここで食事をするのも人気です（要予約）。

こちらも展望台があり、見学できます。筆者が訪れた際、前述したキングダムセンターの展望台が閉まっていたため、こちらへ訪れましたが、来てびっくり！ 景色はもちろん素晴らしいのですが、この球体の真下に行くことができるのです。この球体は直径24ｍで655枚のガラス板で造られているようで、その圧倒的なデザインを見ることに価値があるのでは？ と思うほど！

必見！国立博物館は無料！？

次に、国の歴史を理解することができる博物館へ。なんとこちらの国立博物館は入場無料！ 無料とは思えないほどのスケールなので、必見です。壮大な建築物と、サウジアラビアの遺産、アラビアのイスラム文化、アラビア王国、預言者の使命、アラビア半島のイスラム教など、地域の歴史のさまざまな部分をテーマにした8つの「展示ホール」が展開されています。

博物館にしては珍しく、剥き出しにされている展示を触ることができるんです。それらはレプリカなので触ることができるのですが貴重ですよね！ 理解を深めるためにはガイドをつけるべきですが、時間のない方はGoogle翻訳でスマホをかざして解説を読むだけでも理解は深まります。必見なのは砂漠でできたバラの化石。見るといいことがあるそうです……！

オールドシティーでアラブを感じる！

国立博物館周辺は、歴史的なサウジアラビアを感じることができるスポットが多いので、まとめて観光をするのがおすすめ。

マスマク城

サウジアラビアのルーツとなるサウード家がリヤドを1902年に平定した際に戦いに勝利した城です。中には博物館があり、かつて使用された武器や衣装が展示されており、当時の歴史を感じることができます。

ムラッバ歴史宮殿

サウジアラビアの初代国王・アブドゥルアジーズ王が25年間暮らしていた公邸で当時の歴史の中心と言われています。当時の暮らしや、国王の持ち物であったヴィンテージ品が展示！ それだけでなく、こちらが人気なのが“フォトジェニックな写真を撮れる”ということ。

筆者もそれを目指したのですが、暑い夏で開館時間が変更になっており叶わず。事前にチェックして訪れることをおすすめします。こちらは国立博物館のすぐ隣なのでセットで訪問しましょう。

ここはNY？眠らないリヤドを象徴する夜遊びスポット

リヤドには、リヤド・シーズンという芸術やスポーツなどのイベントを行う大規模なイベントを行う期間があります。毎年10月から3月と5か月間開催されます。その会場となるブルーバード・リヤド・シティーは、約90㎡もある広大なアミューズメントパークで行くとびっくり！ まるでNYのタイムズスクエア！？ と錯覚するほど。筆者が勘違いしたのではなく、ちゃんと意識して模しているようです。

他にも近くにあるブルーバード・ワールドは世界10か国を模したゾーンに分けて設計されており、歩くだけで世界旅行気分になるそうです。筆者は夏訪れたので、ブルーバード・ワールドはクローズしていましたが、ブルーバード・リヤド・シティのみを楽しみましたが、深夜1時になってもたくさん地元の方が楽しんでいました。なんと深夜2時までオープンしているようで、夜遊びスポットで訪問すると刺激的な経験に！

イスラム文化を知ることができる！モスク

イスラム教の文化を知る上で、モスク見学は必須。リヤドで人気なのは、アルラジグランドモスク。なんと約2万人を収容できる大きなモスクで、外国人向けにガイドツアーを無料で開催してくれます。

ただ見学に行っただけなのですが、ガイドがすぐにやってきて解説と案内をしてくれました。モスクツアーでは通常なのですが、無料でお水やデーツ、お菓子が待合室で食べ飲み放題。筆者も驚いたのですが、これがモスクのおもてなしスタイル。遠慮なくいただきましょう。大きなモスクということもあり、日本語の解説も一部あるので、初めてのモスク見学には最適です。ツアーは1時間半ほど必要だそうですが、筆者は時間がないことを告げて30分でまとめてもらいました。

買いたいお土産とは！？

サウジアラビアで買いたいお土産を紹介します！リヤドは首都なだけあり、スーク（市場）の数も豊富！ 欲しいローカルなものはリヤドで調達がおすすめです。

アバヤ＆ヒジャブ

女性がサウジアラビアはじめ、イスラム教国を訪問するのに必要な衣装は手に入れておきたいところ。無難な黒はどこのスークでも買えますが、近年サウジアラビアの女性陣もさりげないおしゃれを意識し、おしゃれなアバヤも登場！ 筆者も黒のアバヤを先に購入していましたが、千と千尋の神隠しに登場する”カオナシ”と友人に言われたのもあり、おしゃれアバヤを購入！

モスクでは外国人向けに貸し出しもある場所もありますが、自前を持っているとイスラム教国では活動の幅も広がるのでおすすめです。値切り交渉もOKで、クレジットカードも使用可能です。筆者はおしゃれアバヤとヒジャブをセットで8,000円ほどで購入しました。（ちなみに黒のアバヤは2,000円でした）

香木

サウジアラビアを旅しているとよく目にするのが香木。お香ですが、その煙の量と香りの強さは忘れられないほど。アラブでは、香りは身だしなみの1つで、筆者が見かけたものは、来客を招くためのおもてなしだったのです。

サウジアラビアでは、ウード（沈香）の香りが人気で、ぜひお土産にいかがでしょうか？ スークで購入することができます。

サウジアラビア式のレストランとは！？

せっかくなので、サウジアラビア式の食事を楽しみたい！という方にピッタリなレストランがリヤドにあります。その名はナジド・ヴィレッジ。昔の家を模した造りで、サウジアラビアスタイルともいえる、じゅうたんの上に座って食事をいただくことができます！

必ず頼みたいのが、カブサというホーローの中にお肉や香辛料をきかせた炊き込みご飯をつめたもの。私たちの前で提供するときは、大皿にホーローを逆さに置き、鍋を叩いて全部出すというパフォーマンスも楽しいです！ その豪華な見た目から、サウジアラビアでもお祝い事に欠かせないごちそうと言われています。

他にも、サウジアラビアではよく見かけるサウジコーヒーもオーダーしてみましょう。サウジコーヒーとは、コーヒーを黄金色になるまで煎ったもので、サフランやカルダモンというスパイスを混ぜて提供されます。スパイス多めで、私たちがよく知るコーヒーとは似ていないのですが、飲めば飲むほどやみつきに。苦みも感じるのでバランスを取るために、デーツがお供として提供されます。

サウジアラビアの首都・リヤド。魅惑の国・サウジアラビアを理解する上で近代的な部分も、歴史的な部分も感じられる素敵な都市でした。サウジアラビアへ訪れる際は必ず立ち寄りをおすすめします！

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
©︎Keiko Morota

PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター／テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。