日本で初めてたい焼きを考案という「浪花家総本店」(東京都港区麻布十番)
「浪花家総本店」は1909年創業の老舗たい焼き屋です。
初代の神戸清次郎が浪花(現在の大阪)出身であったことが、店名の由来になっており、ヒット曲『およげ!たいやきくん』のモデルになったことでも有名です。
浪花家総本店は、1階のたい焼き店、2階の飲食スペースからなり、たい焼き以外にも、やきそば、お汁粉、かき氷、あんみつなどが味わえます。
またこのお店は、日本で初めてたい焼きを考案したといわれています。開店以来、伝統的製法を守り続けているとか。
気になるたい焼きは、パリッと香ばしい薄皮に、一日一釜、8時間かけて炊き上げたという小豆がしっぽまで入っていて絶品! 筆者は麻布十番商店街を歩いていると、ふらりと立ち寄り、たい焼きを買ってしまいます。知らぬ間に、やみつきになっている(!?)たい焼きなのかもしれません。
自宅でゆっくりと味わいたい場合は、オーブンでトーストを焼くようにたい焼きを温めると良いそうですよ。
さらに「浪花家総本店」には、たい焼き以外のおすすめメニューも! そのひとつが夏季のかき氷。冷房のない店内で味わうかき氷は格別です。
麻布十番を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
住所:東京都港区麻布十番1-8-14
電話:03-3583-4975
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日・第3水曜日
交通アクセス:東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」から徒歩1分
平日でも行列ができるほど人気の「柳屋」(東京都中央区日本橋人形町)
1916年創業の「柳屋」では、職人がひとつずつ金型を使って丁寧に焼き上げた、たい焼きを味わえます。老舗が数多く残る人形町の甘酒横丁に位置し、平日でも行列が!
こちらのたい焼きは、パリッ&もちもちとした薄皮生地と、しっぽまでギッシリと詰まったたっぷりのあんこが特徴。あんこは毎朝、北海道産小豆をふっくらと煮上げた、できたてのものを使用しています。
こちらのお店のたい焼きは、甘すぎない絶妙な味わいで、いつ食べてもおいしいです。ペロリと食べられるため、ひとつでは足らず、ふたつ買ってしまうことも!
また、たい焼きのあんと、ミルクの味が懐かしい2種類の最中アイスも販売。こちらはたい焼きの行列に並ばずに購入できます。
さらに人形町には、金運アップで有名な「小網神社」や、安産・子授けのご利益があるとされる「水天宮」など、話題のパワースポットも。
神社に参拝した後、柳屋のたい焼きを購入して味わうのも良いかもしれませんね。
住所:東京都中央区日本橋人形町2-11-3
電話:03-3666-9901
営業時間:12:30 ~18:00
定休日:月、日曜日・祝日
交通アクセス:東京メトロ日比谷線「人形町駅」から徒歩2分
公式サイト:https://sites.google.com/view/yanagiya-official/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
戦後に駄菓子店を始めたのがきっかけの「わかば」(東京都新宿区四谷)
「わかば」のたい焼きは、建具店だった初代が戦後に駄菓子店を始めたのがきっかけだそうです。演劇評論家の安藤鶴夫氏により新聞コラムで紹介されたことで、行列店になったとか。そのため、安藤氏よりいただいた言葉『たい焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに』を社訓にしているといいます。
わかばのたい焼きは、一匹ずつ丹念に焼いていて、あんこも生地も自家製。薄い生地の皮の中には、頭からしっぽまでつぶしあんがぎっしり詰まっています。パリッと香ばしく、やみつきになる味です。しっぽには「わかば」の店名も。
たい焼きを持ち帰る場合は、とろ火で焼くか、電子レンジで少し温めた後にオーブントースターで焼くとおいしいそうです。
わかばでは初代から変わらぬ製法で作り続けている、塩気の効いた自家製あんこも販売。おしるこ、おぜんざいなど幅広いデザートに使えますよ。さらに季節限定のメニューもあるので、何度も足を運びたくなること間違いなしのお店です。
四ツ谷付近を訪れることがあったら、ぜひご賞味ください。
住所:東京都新宿区若葉1-10 小沢ビル1F
電話:03-3351-4396
営業時間:9:00〜17:00
定休日:水曜日・日曜日
交通アクセス:JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」から徒歩5分
公式サイト:http://www.246.ne.jp/~i-ozawa/
[参考]
麻布十番商店街
港区観光協会
人形町商店街
四谷「たいやき わかば」が70周年 創業時と変わらぬたい焼き作り続ける|市ケ谷経済新聞
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