新幹線の「大型荷物スペース付き座席」とは?
東海道・山陽・九州・西九州新幹線の「大型荷物スペース付き座席」は、3辺の合計が160~250cm程度の大型荷物を持ち込むために設けられた座席です(250cm以上は持ち込み不可)。ただし、スポーツ用品や、楽器、車いす、ベビーカーなどについては、そのサイズに関わらず事前の予約は要りません。
指定席車両の最後列の座席が、大型荷物スペース付き座席として指定されています。こちらは予約した人が共用で荷物を置くスペースとなっているため、ゆずり合っての収納が必要です。
また、最後列の座席は大きな荷物が収納されることで、座席のリクライニングができなくなる可能性があるので注意が必要です。
大型荷物スペース付き座席を利用するには、事前に座席指定が必要。インターネット予約や駅窓口で「大型荷物スペース付き座席」を指定すれば購入できます。指定席料金以外の追加料金はかかりません。
ただ、予約なしで大型荷物を持ち込むと、車内で1,000円(税別)の持ち込み料金を請求される場合があります。
「特大荷物コーナーつき座席」もある
指定席車両の最後列の座席が「大型荷物スペース付き座席」として指定されているのに加え、東海道・山陽新幹線(16両編成の「のぞみ」号・「ひかり」号・「こだま」号)には「特大荷物コーナーつき座席」があります。
こちらは、対象座席の最寄りのデッキ部にある荷物置き場が利用できる座席です。特大荷物コーナーには上段と下段があり、利用できるサイズは、上段が3辺の長さがそれぞれ80cm以内×60cm以内×50cm以内、下段が3辺の長さがそれぞれ80cm以内×60cm以内×40cm以内となっています。
上段を利用したい場合は「特大荷物コーナーつき座席」の通路側座席を、下段を利用したい場合は「特大荷物コーナーつき座席」の窓側座席の予約が必要。
特大荷物コーナーは、デッキ部にあり座席から離れているので、施錠機能がついているのも安心です。施錠する際には、自分が持っている交通系ICカードなどの非接触型ICカードが必要(一部のICカードやモバイル端末では利用できない場合あり)。
特大荷物コーナーの利用方法は、YouTubeで詳しく紹介されているので参考にしてください。
予約方法・料金は?
「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」を利用したい場合は、先に紹介した通り、乗車前に予約することを忘れずに。エクスプレス予約・スマートEX・e5489・JR九州インターネット列車予約などのネット予約のほか、駅の券売機でも予約できます。
列車や利用時期によっては混みあうこともあるため、早めに予約するのがよさそうです。
料金は、追加で発生することはなく、普通車指定席またはグリーン車指定席と同じ価格となっています。
詳細は、JR東海のサイトでも紹介されているので、確認してみてくださいね。
東北・北海道・上越・北陸新幹線では、このような事前予約サービスはないため、物棚やデッキの荷物置き場を利用することになります。
新幹線の予約できる荷物置き場まとめ
新幹線の荷物置き場には「大型荷物スペース付き座席」と「特大荷物コーナーつき座席」の2種類があり、利用できる新幹線や荷物を置くスペースが異なります。
- 新幹線の予約できる荷物置き場
- 東海道・山陽・九州・西九州新幹線で利用OK
- 指定席車両の最後列の座席に置く
- 無料(指定席料金のみ)
- 施錠機能なし
- 東海道・山陽新幹線(16両編成ののぞみ・ひかりこだま)で利用OK
- 対象座席の最寄りのデッキ部にある荷物置き場
- 無料(指定席料金のみ)
- 施錠機能あり
【大型荷物スペース付き座席】
【特大荷物コーナーつき座席】
大型荷物を持って新幹線移動する場合には、予約できる荷物置き場を利用すると便利ですね。ぜひ参考にしてみてください。