【世界一美しいテラスを持つスタバ!?】グアテマラの世界遺産・アンティグアのコロニアルな町並みに溶け込むスターバックス|限定グッズも

Posted by: もろたけいこ

掲載日: May 19th, 2025

グアテマラといえばコーヒーの名産地の1つ。中でも古都として愛される、アンティグアには世界一美しいスタバがあるといわれています。「ん? 世界一美しいスタバっていくつあるの?」という疑問は一旦置いておき、実際訪れると世界一開放的なテラスを誇るとも言える美しいスタバでした。その魅力をご紹介します!

グアテマラ アンティグア スタバ

グアテマラ・アンティグアとは?

グアテマラ アンティグア スタバ 古都

中央アメリカの小国グアテマラ。その中でも、コロニアルな町並みで知られるアンティグアは、1979年にユネスコ世界遺産に登録された歴史的な都市です。石畳の道路に、スペイン統治時代の面影を色濃く残す建物が立ち並び、教会や修道院の遺跡が点在する街並みは、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。

さらに魅力は文化だけではありません。三方を火山に囲まれたこの街は、標高1,500メートルほどに位置しており、涼しく過ごしやすい気候も魅力。世界中から観光客やスペイン語を学ぶ学生が集まり、多文化が交差する活気ある空気が流れています。こうした独自の美しさが世界中の観光客や芸術家を惹きつけてやまない理由のひとつ。

そしてこの伝統ある街並みに寄り添うように、ひっそりと佇んでいるのがアンティグアのスターバックスです。

アンティグアにあるスターバックスの見どころ

グアテマラ アンティグア スタバ 建築

そんなアンティグアの中心地に、観光客にとっても、地元の人々にとっても憩いの場となっているスターバックスがあります。場所は「La Antigua Galería de Arte(ラ・アンティグア・ギャレリア・デ・アルテ)」という歴史ある建物の一角。

外観からは一見してスターバックスとは気づかないほど、コロニアル建築の風合いがそのまま残されています。看板も控えめで、目を凝らすとやっと緑のサイレンロゴが確認できる程度。ブランドが建物や町の歴史をリスペクトしていることが、この佇まいから伝わってきます。

グアテマラ アンティグア スタバ 建築方式

鉄格子にもスタバのロゴが……!

アンティグアの建築様式は、スペイン・バロックと中南米の先住民文化が融合した「スペイン・コロニアル建築」が基本となっています。建物の多くは低層で、地震の多いこの地域に対応するため分厚い石造りの壁と中庭(パティオ)を持ち、開口部には鉄格子の装飾が施されているのも特徴です。

鮮やかな黄色や赤、ターコイズブルーなどで彩られた壁面、アーチを描く回廊、レンガの屋根瓦が特徴で、アンティグアのスターバックスでもその特徴を生かして作られています。

テラス席から臨む火山と歴史

グアテマラ アンティグア スタバ テラス

この店舗の大きな特徴は、なんといってもその開放感あふれる中庭とテラススペース。かつての中南米の邸宅に多く見られる「パティオ(中庭)」スタイルがそのまま活かされ、席に座ると目の前には美しい花と緑、そして背景にはアグア火山の壮大な姿が広がります。

晴れた日には、火山の稜線がくっきりと浮かび上がり、空と雲とのコントラストがまるで絵画のよう。スターバックスでありながら、カフェという枠を超えて“絶景体験”ができる場所なのです。

グアテマラ アンティグア スタバ テラス席

この姿から「世界で一番美しいスターバックス」とアンティグア店を指す人もいますが、世界92か国を旅してきた筆者は「世界で一番美しいスタバは何個あるんだ?」と疑問に思います。少なくとも言えるのは「世界で一番美しい“テラス”を持つスタバはここだ!」ということは断言したいです。

とにかく、入り口からは想像できないほどテラスをはじめ、店内の奥行きが広く、とても開放的な雰囲気でいつまでもリラックスできる空間。フォトスポットはじめ、それぞれの魅力を紹介していきます。

テラス席の装飾がグアテマラらしい!

グアテマラ アンティグア スタバ ソファー

テラス席にはリラックスできるようにクッションなども置かれているのですが、そのクッションがグアテマラらしさ満載!伝統的な女性用の上衣「ウィピル(huipil)」に使われるような色彩と模様を活かした布を使用しているのです。

このグアテマラの織物は、単なる装飾品ではなく、各地域の歴史や信仰、自然観を反映した象徴的な意味を持っており、グアテマラの人たちにとって大切な文化。それを店内の装飾で活かされているのが胸キュンです(ちなみにこのような布は街中で買うこともできます)。

グアテマラ アンティグア スタバ クッション

クッションが可愛い……!

国鳥・ケツァールの壁画に注目!

グアテマラ アンティグア スタバ ケツァール 壁画

店内にある鮮やかな緑と赤の羽を持つ美しい鳥の姿が描かれた壁画に目を奪われます。その鳥こそ、グアテマラの国鳥であり、マヤ神話にも登場する神聖な存在「ケツァール(Quetzal)」です。

ケツァールは、中央アメリカの高地の雲霧林に生息する希少な鳥で、特にオスはエメラルドグリーンの体と深紅の胸、そして尾羽が1メートル近くにもなる長く優雅な姿で知られています。実は、グアテマラという国名そのものも、マヤ語の「Quauhtlemallan(木々の土地)」を由来となっており、国章や紙幣にもケツァールが描かれていることからも、グアテマラの人々にとっては重要な存在。だからこそ、スタバにある壁画はグアテマラらしさを象徴する場所なので、要チェック!

個室が広すぎる

グアテマラ アンティグア スタバ 個室

テラス席だけでなく、個室も豊富! 店内にはコーヒーの名産地・グアテマラらしい絵が飾られていたり、会議室のような大きな机があったりと空間を広々と使っていたのが印象的でした。

さらに一番奥の個室のソファはリラックスできるようになっていて、あまりにもリラックスしすぎた人たちばかり(笑)。地元にも愛される空間です。

出口も見逃さないで!

グアテマラ アンティグア スタバ フォトスポット

実は出口も可愛いアンティグア店。こちらもグアテマラの伝統的な織物を使用した装飾が壁一面にかけられており、さりげないスタバの緑ロゴが鎮座。店内だけに満足せず、出口もフォトスポットとしてお見逃しなく!

旅の記念に欲しくなる、グアテマラ限定グッズ

グアテマラ限定マグカップ

グアテマラ アンティグア スタバ 限定マグ

スターバックス好きならチェックしておきたいのが、限定マグやタンブラーなどのグッズ。アンティグア店では、グアテマラの自然や文化をモチーフにしたカラフルなデザインのアイテムが並びます。特に人気なのは「GUATEMALA」と記されたマグカップや、火山を背景にしたイラスト入りのタンブラー。グアテマラのマグカップには前述した国鳥・ケツァールもプリントされていて思い出にピッタリ!

グアテマラ アンティグア スタバ グアテマラ限定

グアテマラ アンティグア スタバ グアテマラ限定

国鳥・ケツァールも

グアテマラ アンティグア スタバ グアテマラ限定

アンティグア限定 マグカップ

グアテマラ アンティグア スタバ アンティグア限定

アンティグアのマグカップも負けていません! アンティグアの象徴である火山や、こちらにもケツァール、さらに街の象徴ともいえるアルコ・デ・サンタ・カタリーナの門もプリント。このスターバックスのアンティグア店からも歩いて3分ほどで見られるので、記念に訪れたい場所です。

グアテマラ アンティグア スタバ アンティグア限定

グアテマラ アンティグア スタバ アンティグア限定

アンティグア限定マグカップにもケツァールも

名産地ならではのコーヒー豆も

グアテマラ アンティグア スタバ アンティグア限定コーヒー

現地で焙煎されたコーヒー豆も販売されており、「Antigua」ラベルの豆はお土産としても人気です。アンティグア産の豆は、バランスのとれた酸味とチョコレートのようなコクが特徴で、現地の風土を味わえる一品です。

一方で筆者は5月上旬に訪れたものの、店内にあったコーヒーはBEST BEFORE(いわゆる賞味期限)が5月中旬だったので、購入希望の方は店員さんに新しいものを出してもらうのも手です。

カラフルなタンブラー

グアテマラ アンティグア スタバ タンブラー

他にも限定のタンブラーなども展開。南米らしいカラフルなタンブラーは元気がもらえますよね!

グアテマラ アンティグア スタバ 壁画 世界のスタバ

2025年5月訪問 ©️Keiko Morota

とにかく広いアンティグアのスターバックス。観光地の1つとして、見逃せないスポットとなっています。参考になれば幸いです!

Starbucks Antigua Guatemala
所在地 centro histórico, 5a Avenida Norte 15, Antigua Guatemala, グアテマラ
営業時間
日曜~木曜日 6:00-22:00
金曜~土曜日、6:00-23:00
PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター/テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

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