【ガイドブックに載っていないツウな過ごし方】イタリア・ミラノのナヴィリオの路地で、お得にミラノっ子体験

Posted by: もろたけいこ

掲載日: Jun 19th, 2025

イタリア・ミラノといえば大聖堂やショッピングというイメージで意外と観光はあっさり終わってしまう場所。“ミラネーゼ”的な体験をしたいという“通”な人におすすめしたいのが、ナヴィリオ地区。中心地から電車で2駅ほどなのに、ガイドブックにはあまり載っていないイタリア文化が詰まった体験ができるおすすめスポット。さらに、お得にミラノを感じられる体験もできてしまう、運河と石畳の路地の街であるナヴィリオの路地の楽しみ方を紹介します。

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ナヴィリオ地区とは?

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ナヴィリオ地区は、15世紀ごろに作られた運河のある街。当時は、ミラノの大聖堂建設のための石材をこの運河を通じて運ばれていたとされています。その当時の街並みを残しており、ミラノという観光都市の中でも地元のミラノっ子たちが集う場所がナヴィリオ地区です。

この中には、レオナルド・ダ・ヴィンチが整備したといわれる運河と、そこを行き交うクルーズ船が有名。実際に運河クルーズも魅力的なのですが、実は“本当の魅力”は、運河沿いの石畳の小さな路地なのです。

Porta Genova

小道に踏み入れたとき、空気が変わる

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運河沿いのにぎやかなカフェを離れ、ふと横道に入る。そうすると、空気が一段静まり、人通りもぐっと減り、そこに広がるのは素朴で温かな“暮らしのミラノ”です。

地図アプリを閉じ、気の赴くままに路地を進んでいくと、地元の人が愛するアートギャラリーや、地元ならではの食材を販売するお店などをミラネーゼを体験できる街歩きに。偶然の出会いを楽しめる時間になります。

おすすめルート:「Alzaia Naviglio Grande」からの寄り道

特におすすめなのが、「Alzaia Naviglio Grande」から西に入る脇道。Via Corsico、Via Casale、そしてVia Vigevanoといった小道は、それぞれに異なる表情を見せてくれる印象でした。

Via Corsico

庶民的なバールや古着屋が点在し、観光客も少ない隠れスポット。

Via Corsico

Via Casale

まるで迷路のように入り組んでいて、静寂の中にギャラリーが点在。

Via Casale

Vicolo Privato Lavandai

有名な古代の洗濯場がある道。小道に沿ってアートギャラリーなどもあり、入りやすい小道。

Vicolo Privato Lavandai

お得な買い物も

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ミラノは経済都市。イタリアの他の街と比較すると物価が高く、お土産も中心地だと高い印象。しかし、ナヴィリオ地区ではマグネットなどの観光向けのお土産が安かったです。

たとえば、マグネットは、ミラノ中心地だと5ユーロしたのが、2ユーロ、3ユーロだったりと半額に。お菓子などはスーパーで入手もできますが、スーパーなどで売っていない食材やお菓子、旅の思い出は、ナヴィリオ地区で買うとお得かもしれません!

ナヴィリオ地区でしたいこと

運河沿いや、路地のレストランでしたいのがアペリティーボ。アペリティーボとは、元は食前酒という意味ですが、ディナー前の夕方頃にバールにお酒と軽食を食べることを指します。いわゆるハッピーアワーに近いイメージです。

実は、このアペリティーボ、結構お得なのです。ドリンクと一緒に軽食がつくのですが、多くのお店で、この軽食はバイキング状態。好きな量を取って、お酒を楽しめる。欧米人と比べると胃の小さい日本人にとって、軽食でお腹いっぱいになる方も多いはず。

ミラノ中心地でもアペリティーボは見かけますが、ナヴィリオ地区はアペリティーボのお店が連なっています。それは、ミラネーゼにとってもリラックスできる場所だからこそ。特定のお店を決めずにフラっと入り、お得に食事をしてしまう路地裏散歩はいかがでしょうか?

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この文字が目印

旅の記憶に残る “にぎわいの裏側”

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人気の観光地をめぐる旅もいいけれど、「もう一歩深く入りたい」と思ったとき、路地に入ると、現地の暮らしの片鱗を見たり、唯一無二の旅の思い出に出会えることも。ガイドブックに載らないけれど、通なミラノ観光を楽しみたい人におすすめです。

ナヴィリオ地区の目印になる橋 Ponte Alda Merini
Ripa di Porta Ticinese, 37, 20143 Milano MI, イタリア
PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター/テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

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