ベトナム・ホーチミンへ出発!
今回利用するフライトは成田~ホーチミンを運航するVN307。目的地のホーチミン・タンソンニャット空港へまでは6時間ほどの所要時間でアクセスできます。09:30(成田発)~13:25(ホーチミン着)というちょうどいい時間帯に発着するだけでなく、毎日運航(※)しているので人気のフライトです。※記事公開時の情報です
機体機種は「Boeing 787-9」。飛行機のことはあまり詳しくないので恐縮ですが、こちらの機種はベトナム航空を含む東南アジア路線で多く導入されているとのこと。実用機として登場したのが2010年代後半で、比較的新しいモデルということもあってか、内装は清潔感があってきれいです。
着席したあとはウェルカムドリンクのサービスが開始。水やジュースなどドリンクがそろうなか、筆者はシャンパンをチョイスしました。せっかくならラグジュアリーを堪能しなきゃでしょ! ウェルカムドリンクは出発時には回収されるので飲むときはお早めに。
これぞビジネスクラス本領!“快適な空の旅”を実現する座席
ビジネスクラスの本領といえばなんといっても快適な座席シート! 小さなコクピットのように仕切られており、プライベート感のあるレイアウトになっています。

筆者(171cm)が座るとこんな感じです
着席前は「少し狭いかな?」なんて思っていましたが、座席前のフットレストに足を伸ばせばそんな心配は何のその。思いっきり足を伸ばせるのって本当に重要ですよね。マジで快適です◎
そのままでも十分すぎるほど快適ですが、リクライニングを使えばもっと快適に。傾きなど各種調整できますが、ボタン一つでフルフラットになったり、離着陸時の体勢にできたりするのが便利!
続いてシート周りをいろいろとチェック。なかなかロックな見た目のコンセント差し込み口ですが、一般的な日本のコンセントタイプにも対応しています。使用する際には2つ並んだ穴に差し込めば問題なく使えますよ。
前方のモニターは専用のボタンをグッと押し込むと前に出てくる仕組み。ただ、かな~り力を込めないと作動してくれないので、自信がない人はCAさんに手伝ってもらいましょう。

作品は字幕・吹き替えとともに日本語対応していないものもありますが、フライト中に好きな映画を観るのであれば機内Wi-Fi利用や事前にDLしておきましょう
モニターではフライト状況をはじめ、文庫や映画、ゲームなどの暇つぶしにピッタリなメディアがそろっています。

アメニティポーチもしっかりした造りです(Samsonite製)
アイマスクや耳栓、靴下、歯ブラシなどアメニティも充実しています。保湿剤やリップバウムなど、ちょっとしたコスメもあります。短い滞在ならこれで十分まかなえそうですね。
空の上で絶品のフルコース料理を!

スモークツナのグリビッシュソース/サラダ/人参のスープ/季節のサラダ
離陸からしばらくしたら、お待ちかねの機内食の時間に。筆者が選んだ洋食はコース仕立てで、3種のアミューズ・ブーシュからスタート。魚料理はスモークされた大きいマグロと本格的な味わいのグリビッシュソースが抜群。飛行機でフレッシュな料理が食べられるなんて贅沢!

牛フィレ肉のソテーグランヴヌール風ソース、マッシュポテト、野菜
メインを張るのはこちらの牛フィレ肉のソテー。5cm以上はあろうかという分厚さでありながらも柔らかく、赤ワインベースのソースとの相性はいわずもがなのおいしさ! 自由にオーダーできるお酒を飲みながらゆっくりと堪能しました。
食後はフルーツやスイーツを席まで持ってきてくれるうれしいサービスも。実はこれ、今回のような中距離路線ではめずらしいのだとか。長距離路線と同じようなサービスを受けられるのはお得感がありますね。
朝食はベトナムのソウルフード・フォーが登場!
帰国する際にもベトナム航空のビジネスクラスに搭乗! 機内では朝食としてベトナム料理の代表格・フォーが朝食として提供されました。麺は平打ちでもっちりとした食感で、上品な風味のスープも本格的です。
本場のフォーって日本で食べるものよりもずっと塩加減が控えめで優しい味わいなんですが、このフォーももちろんそれに違わぬ味。ズルズルと麺をすすると、現地ローカルで食べたフォーや旅の思い出が頭に浮かんできて、なんともエモい気持ちになっちゃいました。旅のシメにこれがでてくるのはちょっとズルい。
ベトナムの楽園・フーコック島へのフライトも贅沢に
今回のベトナム旅はホーチミンを経由して、ベトナム南西部のリゾート地・フーコック島での滞在が目的の一つ。ということで、フーコック島へのフライトでも贅沢にビジネスクラスに乗っちゃいます!

フットレストがうれしい◎
飛行機の機種は「Airbus A321」で、ビジネスクラスのシートはリクライニングタイプ。先ほど紹介したビジネスクラスの座席と比べて個室感はないですが、隣の席との間はありますし、シートピッチも広め。そもそもフライト時間が1時間弱と短いので、十分すぎるほどに充実した設備たち。
ウェルカムドリンクや冷たいおしぼりの機内サービスも。国内線かつ短距離といえど流石はビジネスクラス、とっても快適なフライトでした!
ベトナム航空のラウンジで優雅な待ち時間

ホーチミン・タンソンニャット空港 Lotus Lounge
ビジネスクラスの特権として忘れてはならないのが出発までの待ち時間を優雅に過ごせるラウンジ。ベトナム航空が運営するラウンジ「Lotus Lounge(ロータスラウンジ)」は、ハノイのノイバイ国際空港のほか、ダナン、ニャチャン、ホーチミンのそれぞれの空港にあります。
ホーチミン・タンソンニャット空港のラウンジはかなり広々としたスペースで、冷房がしっかりと効いていて快適! 光がたっぷりと注ぎ込む大きな窓からはベトナム航空機たちが忙しなく動いていました。
このラウンジを利用したのはフーコック島へのフライト前。この日は早朝にフォーを一杯食べただけだったので、ラウンジ内のビュッフェで腹ごしらえします。写真に映っているもののほかに、ニョクマムが香るおかずやその場で作ってくれるフォーなど、ベトナムらしい料理もたくさんありました。もちろんビールも!
ベトナム旅行のはじまりと終わりにはビジネスクラスを!
いかがでしたか? 今回はベトナム航空のビジネスクラスの搭乗記録とともに、その魅力についてご紹介しました。
初めてビジネスクラスを利用してみて感じたのは、それが単なる快適さや贅沢のためだけのものではなく、旅そのものの質を底上げしてくれる体験だということ。優先搭乗から始まり、きめ細やかなサービス、美しい機内食、落ち着きのあるラウンジ、座り心地のよいシート。それらこだわりによって生まれる非日常的な体験は、いまも大切な旅の一つの思い出になっています。
ベトナム航空ビジネスクラスは初心者にもおすすめ
なお、初めてビジネスクラスを体験するなら、ベトナム航空はぴったりの一社。サービスの質や快適さはしっかりと保たれつつも、少し背伸びすれば十分に手が届く価格帯です(※)。「ちょっといい旅をしてみたい」そんなときには、ぜひベトナム航空のビジネスクラスはいかがでしょうか?
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※成田~ホーチミンのフライト情報を参照
※時期・情勢によって価格は変動します
[Photo by 土田洋祐]