女子ウケ抜群！メキシコ・サンミゲル・デ・アジェンデ観光の魅力と治安現地ルポ【2026年注目の旅行先】

世界が注目！2026年の注目旅行先TOP10入りの理由

サンミゲル・デ・アジェンデは、メキシコ中部の高原地帯に位置する小さな都市。18世紀のコロニアル建築が美しく残り、街全体がユネスコ世界遺産に登録されています。エクスペディア・グループが発表した2026年の「今年の注目旅行先TOP10」に選ばれた理由は、街並みの美しさはもちろん、アートと食、そして“落ち着いた雰囲気”が高く評価されたと考えられます。

近年では、アメリカやヨーロッパのアーティストや移住者が多く集まり、ギャラリーやセンスのよいカフェが点在。メキシコらしい陽気さとヨーロッパの洗練が共存する、他にない雰囲気が人気を呼んでいます。さらに、観光地としての整備も進み、英語が通じるお店も多く、初めてのメキシコ旅行でも安心して滞在できる点も魅力のひとつです。

【パロキア教会】サンミゲルの象徴であり女子旅のマストスポット

街の中心、ソカロ広場にそびえ立つ「パロキア教会（Parroquia de San Miguel Arcángel）」は、サンミゲル・デ・アジェンデのシンボル的存在。ゴシック様式を基調としたピンク色の尖塔は、空の色によって表情を変え、どの時間帯でも絵画のような美しさを見せます。一説では人気アニメーションのお城のデザインの参考の1つにされたと言われています。

昼間は青空とピンクのコントラストが映え、夜になるとライトアップされて幻想的な光景に。女子旅では必ず訪れたいフォトスポットです。教会前の広場にはカフェやベンチが並び、地元の人々や観光客がゆったりと時間を過ごしています。マリアッチの演奏が響く夕暮れ時は特にロマンチックで、思わず何枚も写真を撮りたくなることでしょう。

【セルビン焼】カラフルで個性的！世界に一つのハンドクラフト

マグカップが330ペソ（2,793円前後：2025年11月調べ）、大皿が1210ペソ（10,239円前後）など。日本でマグカップを買うと5,000円ほどするので、現地ではかなり安く買えます！

メキシコ伝統の陶器「セルビン焼（Javier Servin Cerámica）」は、近年、日本でもじわじわと人気が高まっており、旅好き女子の“おしゃれ土産”として注目を集めています。

セルビン焼を生み出しているのは、グアナファト州ドローレス・イダルゴ出身の陶芸家、ハビエル・セルビン（Javier Servin）氏。彼の作品は、伝統と革新を融合させたデザインで知られています。そして陶器は、どれも一点一点が手描き。繊細な筆づかいで描かれる幾何学模様や花、動物たちは、メキシコの自然や文化への深い敬意が込められています。

セルビン焼の特徴は、なんといってもその緻密な模様と鮮やかな色使い。ブルーを基調にした繊細な線のパターンは見る角度によって印象が変わり、まるで宝石のような輝きを放ちます。絵付けはすべて職人たちの手によるもので、絵柄のわずかな揺らぎが“手仕事の証”として世界中のファンに愛されています。

旅の思い出にマグカップや小皿を選ぶのもおすすめ。特に「ブルー＆ホワイト」のシリーズは、日本の和食器とも相性がよく、自宅に取り入れやすいと人気です。グアナファトが有名ですが、サンミゲル・デ・アジェンデにも大きなショップを発見。女子旅なら、友人とおそろいのマグカップを選んだり、部屋を彩る一輪挿しを探したりするのも楽しい時間です。

【アルテサニアス市場】雑貨天国で宝探し気分を満喫

雑貨好きの女子にとって外せないのが「アルテサニアス市場（Mercado de Artesanías）」。

小さな通りにぎっしりと並ぶのは、手刺繍のポーチやアクセサリー、メキシコらしいドクロモチーフの置物、カラフルなバッグなど、見ているだけで楽しいアイテムばかり。市場は観光地価格ではなく、ローカルプライスで購入できるのも魅力。少しだけ値段交渉を楽しめば、掘り出し物を手に入れられることも。

またサンミゲル・デ・アジェンデといえば、銀の街。サンミゲルの北に位置するグアナファト州は、16世紀のスペイン植民地時代から銀鉱業で栄えた地域。その繁栄の恩恵を受け、サンミゲルは銀交易の中継地として発展しました。

そのため、現在でも街のあちこちにシルバーを使った工芸品やアクセサリーの店が並びます。市場やブティックでは、地元の職人が手掛けるシルバージュエリー、ピアス、ブレスレット、リングがずらり。繊細な細工とメキシコらしいデザインが融合したアクセサリーは、他の都市ではなかなか見つからない一点ものが多く、女子旅のお土産としても人気です。

カラフルな雑貨を両手いっぱいに抱えて歩けば、まるで映画のワンシーンのよう。友達同士でお揃いのピアスやストールを選ぶのも旅の思い出になります。

【チュロスの名店】サンミゲル女子旅に欠かせない“甘い休憩時間”

旅の途中で一息つきたいときにぴったりなのが、地元で人気のチュロス専門店「Chocolates y Churros San Agustín」。観光客にも地元の人にも愛される名店で、常に行列ができるほどです。

注文を受けてから揚げられるチュロスは、外はサクサク、中はふんわり。シンプルに砂糖をまぶしたものから、チョコレートやキャラメルソースをディップして楽しむものまでバリエーション豊富です。店内はクラシックな雰囲気で、インスタ映えも抜群。おしゃれなカフェ巡りが好きな女子にはたまらないスポットです。

【街歩きの魅力と過ごし方】カメラを片手に気ままな散策を

サンミゲル・デ・アジェンデの最大の魅力は、“街全体がフォトジェニック”なこと。石畳の坂道を歩けば、パステルカラーの家々とブーゲンビリアの花々が視界いっぱいに広がり、どこを切り取っても絵になる風景が続きます。

おしゃれなカフェやアートギャラリーも点在しており、街歩きしながら自然に観光スポットを巡れるのも魅力。おすすめは「カフェ・ラ・パロキア」など、教会を望むテラス席でのティータイム。昼下がりの光を浴びながら、街並みを眺める時間はまさに非日常です。夜は屋上バーやルーフトップレストランからライトアップされた教会を望むのもおすすめ。

【治安と旅行の安心度】女性にも優しい街

「メキシコ＝治安が不安」というイメージを持つ人も多いですが、サンミゲル・デ・アジェンデは例外的に安全な都市として知られています。多くの外国人が居住しており、観光インフラが整っているため、夜でも人通りの多いエリアでは安心して歩けます。

実際、アメリカやヨーロッパの旅行誌では「メキシコで最も安全な街」と紹介されることも多く、女性の一人旅にも向いています。実際、日中は何も不安を感じませんでした。ただし、スリ防止やタクシー利用時の注意など、基本的な防犯意識は持っておくと安心です。街の警備も強化されており、観光地周辺には警察官が常駐。女子旅でもリラックスして過ごせる環境が整っています。

最新トレンド！アートとカルチャーが息づく街へ

2026年の旅行トレンドでは、「伝統とアートの融合」を求める旅行者が増加中。サンミゲルはまさにその象徴的な都市です。近年、若手アーティストによるギャラリーやデザインホテルが続々と誕生し、街全体が“アートシティ”として進化しています。

特に注目したいのが「ファブリカ・ラ・アウロラ（Fábrica La Aurora）」というアート複合施設。元織物工場を改装したこのスポットには、ギャラリーや雑貨ショップ、カフェが集まり、芸術とカルチャーを一度に楽しめるので、観光だけでなく“感性を刺激する旅”を求める女子にはぴったりのエリアです。

さらに中心地近くにある図書館も必見！ 中庭のような空間はちょっと休憩するにもぴったりの場所。図書館に併設されたお店がとても素敵なので、一見の価値ありです。

サンミゲル・デ・アジェンデは、歴史と芸術、グルメと安全がすべてそろった“女子旅の理想郷”。2026年の「今年の注目旅行先TOP10」に選ばれたのも納得の魅力です。カラフルな街並みの中で笑顔が絶えない旅。次の女子旅は、メキシコ・サンミゲル・デ・アジェンデで決まりかも！？

©︎Keiko Morota
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。

PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター／テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。