春巻きと言えば・・・。カリッカリに揚げた皮。醤油、辛子をペロッとつけたら一口。噛んだ瞬間、中からじゅわ〜っと溢れだすのは、しっかりと味のついたタケノコやピーマン、ひき肉たち。ここに冷え冷えのビールを流し込む・・・。そう、まさに至福の時(笑)。 春巻きと言えばこれですよね。味はしっかりつけます。
しかし! 筆者はまったく違うタイプの春巻きに出会ってしまいました。そして出会ってからはまさに虜。筆者にとって家でつくる春巻きといえばこちらが定番。従来の春巻きを想像したら全然違うんです。だって、驚き。味つけがいっさいありません。塩もこしょうも醤油もみりんも辛子もお酢もラー油もいりません。それでは、味つけがいっさいないのにおいしい春巻きのレシピをご紹介いたします!
ささみの春巻き
はじめ、筆者も「味が薄いのでは?」と思いましたが、食べてみたらおどろき。ささみのコクと、かまぼこからの魚介のうまみが混じりあい、最終的には大葉がすっきりとまとめてくれているのです。また、それぞれの食材たちの違った食感も食べごたえあり。
【次ページで簡単レシピをご紹介します!】
春巻きの皮 一袋(だいたい10枚入りです)
ささみ 5本
かまぼこ 1本
いんげん 10本
大葉 20枚
油 500ml〜600ml (鍋の大きさにもよります。だいたい春巻きがかぶるくらいがgood)
水 少々
レシピ
1. ささみは下茹でして、1本を縦半分に切ります。
2. インゲンはふちを切ります。
3. かまぼこは縦に10等分にします。
4. 春巻きの皮を一枚広げて、大葉2枚、ささみ、いんげん、かまぼこを包みます。
中が開かないように最後に水を塗り口を塞いでください。
5. 揚げもの用の鍋に油を注ぎ入れ、だいたい160度まで熱します。
6. 油が温まったら両面をきつね色になるまで揚げてできあがり。
翌日の春巻きもまた違う味わい
揚げたてもおいしいのですが、筆者が個人的に好きなのは、翌日になって食べるささみの春巻きです。皮はカリっとはいきませんが、しっかりと食材のうまみが浸透していて冷えたままでもおいしいのです。揚げる以外では油を使っていませんので変な油っぽさは感じません。
いかがでしたか? 従来の春巻きに比べるとやはりあっさりしておりますので、こってりモードの時はおススメしませんが、ちょっとひと味ちがった春巻きを食べたくなった時にはおススメです。筆者は味つけなしでモリモリ食べますが、もちろん定番の醤油と辛子につけて食べるのもGOOD。南国風にチリソースで食べてみてもおいしそう。パーティーにもおすすめです。ぜひおためしくださいませ。
[All photos By 京田未歩]