世界最大の島、グリーンランド。日本の6倍という広さながら、人口は6万人弱と少なく、漁や革なめしによる自然と共に生きる暮らしが一般的です。沿岸のウーマナックという町にはハート型の切り立った岩山の麓にカラフルな家々が並んでいます。
グリーンランドはデンマークの自治領ですが、デンマークの子どもたちはここウーマナックにサンタクロースが住んでいると信じているそうです。北緯70度のこの地では、夏になると真夜中でも太陽が町を照らすのだとか。いわゆる白夜ですね。
グリーンランドといえば、氷河!
ウーマナックでも流氷は望めますが、少し南下した町イルリサットには、世界遺産の氷河があります。ここでも家はみなカラフル。
氷河から崩れ落ちた固まりが流氷となって、神秘的な風景を作り出します。イルリサットとは、グリーンランド語で「氷山」という意味なんだそうです。
グリーンランドでは今でも日常的な足として使われる犬ぞり。なんと4000頭もの犬が飼われているそうですよ。
なぜグリーンランド?
氷河に代表されるように、グリーンランドは国の約85%が氷に覆われています。それなのにどうして「グリーン(緑)ランド」なのでしょう?
それは、隣のアイスランドがその名前から入植者に敬遠されたから。そう、人気の出そうなネーミングにしたというわけ。
オーロラの絶景
とはいえ、グリーンランドの「グリーン(緑)」に匹敵する素晴らしい絶景が、ここにはあります。それは・・・オーロラです!
グリーンランドは人口のわりに、音楽家や芸術家の数が多いそうです。
それはもしかしたら、夜空に踊る光のカーテン、オーロラの影響もあるのかもしれませんね。
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