(C) 神津島観光協会
「東京で砂漠を見られる場所がある」と聞いたら、ちょっと驚いてしまいませんか。その砂漠は、伊豆七島のほぼ中央に位置する「神津島」にあります。砂漠がある島? 一体そこには、どんな風景が広がっているのでしょう。
太平洋に堂々とそびえる天上山
件の砂漠は、神津島にそびえる天上山の上にあります。天上山の標高は572mと低めですが、島の上にある、つまり海抜0mからにょっきりそびえ立っているため、572mとは思えないほどの高さを感じます。
山頂からは、見渡す限りの太平洋を望むことができます。ちなみに山頂では、何も遮るものがないため海からの強風を直に受けます。吹き飛ばされないようご注意ください。
突如現れる、荒涼とした砂漠
(C) 神津島観光協会
草木の生い茂る山道を歩いていたと思ったら、突如目の前にだだっ広い砂地が現れます。ここが天上山の砂漠です。
盆地状になった「表砂漠」と、ゴロゴロと岩が転がる「裏砂漠」の2種類があります。
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特に「裏砂漠」はでこぼこと隆起した岩場で、まるで月面のような不思議な光景を生み出しています。
海に落ちそう!? ハラハラの山道
(C) 神津島観光協会
不入ヶ沢という盆地の横には、お椀の淵のように細く狭い山道が走ります。強風にあおられると、道から落ちてしまいそう。絶景とスリルを同時に味わえます。
島にしか咲かない可憐な花々
(C) 神津島観光協会
山に咲くコウヅシマヤマツツジも美しいもの。その名の通り、この辺りの島で見られる珍しいツツジです。ツツジの見頃は5月。その他の季節でも、アオヤギソウやサクユリ、ノギランなどの花々が山を彩ります。
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海、山、砂漠、花。様々な絶景を持つ神津島に、この夏出かけてみませんか。
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[神津島村役場]