オランダの国花でもあるチューリップ。3月中旬から5月にかけて、チューリップ農家の花々はオランダ全土を色とりどりの絨毯で彩ります。
16世紀にオランダに伝えられたチューリップは、またたくまに大人気に。17世紀半ばには人々が球根を買いあさり、「チューリップマニア」と呼ばれるバブル経済を引き起こすほどでした。バブルが崩壊するまで、球根はお金のように扱われていたそうです。
空から見ると、本当に織物絨毯やパッチワークのよう。チューリップの一番の見頃は、4月半ばだそうです。
今年開園65周年を迎える、オランダのキューケンホフ公園。8週間限定の「春の庭園」は、チューリップやヒヤシンスなど700万株以上の花が咲き誇ることで有名です。
美しく模様を描く花々は、ひとつひとつ丁寧に手で球根を植えるそう。
実はチューリップは、さすらいの花でもありました。
カザフスタン、ペルシャ、中国、トルコ・・・。様々な国をさまよいながらも中々定着せず、オランダにきてやっと相性のよい気候と土に恵まれたのだそうです。
品種改良もさかんに行われました。パークでは、約100種類ものチューリップを見ることができます。
見逃せない花のパレード
キューケンホフ近くでは、毎年何十万人もの観光客でにぎわう花のパレードを開催。2014年は5月3日だそう。チューリップなど球根系の花でびっしりと飾られたフロートが何十台も練り歩き、春の訪れを告げます。今年のパレードのテーマは「エナジー」だとか。
また、この辺り一体は、自転車で散策するのが断然おすすめなんだそうです。キューケンホフ公園のメインエントランスでは、レンタサイクル(1日10ユーロ程度)もあり、周辺のサイクリングルートを自由に楽しめます。
どこまでも続く花畑の開放感は、自転車の方がより感じられそうですよね!
住所 STATIONSWEG 166A 2161 AM LISSE
電話 +31 (0) 252 465 555
営業 2014年3月20日~5月18日 8:00~19:30(入園は18:00まで)
料金 大人15ユーロ 4歳〜11歳7.5ユーロ