暑い夏の日差しにすでに疲れを感じている人もいるのではないでしょうか? そんなとき、ぜひ訪れたいのが、涼を体感できる観光地。青森には、目から涼を感じることができる場所が複数あります。今回は行くだけで涼しくなれる青森のスポット5つをご紹介!
極楽浄土のような美しい光景も!間違いなくヒンヤリできる「恐山」
青森といえば“恐山”が思い浮かぶ人も多いのでは? 慈覚大師により霊山として開山されたという恐山は、行けば間違いなく涼しくなれるスポットです。むきだしの岩肌にあちこちから立ちのぼる硫気孔の蒸気。まるであの世? と思ってしまう光景を目にできます。この恐山の光景を見て、ある人は、極楽だと思い、またある人は地獄だと思うことでしょう。
恐山から宇曽利山湖を望む風景は、涼しげで極楽浄土のよう。さすが高野山、比叡と並ぶ、日本三大霊山だけありますね。さらに、ヒンヤリとしたい人は、イタコの口寄せをお願いしてみるといいかもしれません。ただ、口寄せは人気で長蛇の列ができることもあるため、恐山にある宿坊に宿泊して朝一で行った方が安心です。
これぞ日本の美!躍動感あふれる景観が涼を呼ぶ「奥入瀬渓流」
深い天然の森に囲まれた奥入瀬渓流は、躍動感あふれる情景を目にできる場所。渓谷に沿って歩道があり、間近で奥入瀬渓流の迫力ある“涼”を味わうことができます。奥入瀬渓流の見どころは、テレビCMなどでもお馴染みの「石ヶ戸の瀬」やうっそうとした茂った木立の間を激しく川が流れる「阿修羅の流れ」など、盛りだくさん。
奥入瀬渓流は十和田湖畔、子ノ口から焼山まで約14km続きます。長いように感じるかもしれませんが、遊歩道が整備されているため、散策しやすく、気軽に訪れることができます。緑の眩しさ、渓流の涼しさと、夏の“涼”を思い切り堪能できる場所だと言えるでしょう。
個性あふれるアートが目白押し!のんびりと “涼”が取れる「十和田市現代美術館」
2008年に開館した十和田市現代美術館の常設展は、草間彌生、ロン・ミュエクなど世界で活躍する33組のアーティストによるコミッションワークで構成されています。個々の展示室を、「アートのための家」として独立させ、分散されて配置された敷地内の建物をガラスの廊下でつなげてあり、建物全体もアートなムード。
休憩できるカフェスペースには、両サイドに大宮エリーさんの作品が展示されています。こんな場所で休憩すれば、“涼”が取れるだけではなく、あなたの奥底で眠っていたクリエイティビティが呼び覚まされそうですよね。
原生林のブナ林がある!“涼”を感じるトレッキングができる「白神山地」
(C) 白神山地ビジターセンター
秋田県北西部と青森県南西部にまたがる広大な山地帯である白神山地。この山地帯の魅力は、人の影響をほとんど受けていないところにあり、世界最大級の原生的なブナ林が分布しています。
ただ、貴重な自然環境のため歩道が整っているわけではありません。世界遺産地域を登山する場合は、森林管理署長等に入山手続き等が必要となります。
でもご安心を! 暗門の滝、十二湖、高倉森歩道などほとんどの場所へは一般の人でも、入山許可なく行くことができます。
(C) 白神山地ビジターセンター
白神山地ビジターセンターの案内にある、散策コースは所要時間15分から4時間半のものまで、さまざま。その日のスケジュールや体力に合わせて散策コースを選ぶといいかもしれませんね。白神山地の雄大な自然に抱かれて“涼”を体感することができそうです。
エコで涼しい!青森に行ったら泊まりたいランプの宿「青荷温泉」
【You Tube】ランプの宿「青荷温泉」の四季 Four seasons of the “Lamp no yado Aoni Onsen”
ランプの宿「青荷温泉」は、秘境青荷渓谷の渓流沿いに本館とはなれが3棟あります。ひなびた風情の秘湯として知られており、4つの温泉に浸りながら、青荷渓谷の豊かな自然を味わうことができます。運がよければ、ホタルを見ることもできるかも?
(C) ランプの宿「青荷温泉」
こちらは渓流沿いにある、大岩に囲まれた露天風呂。ランプの灯りがやさしく、心からリラックスすることができます。温泉で疲れた体を癒しつつ、秘境青荷渓谷の“涼”を思う存分、堪能したいですね。
[ランプの宿「青荷温泉」]
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