ラピュタのような島が実在するとしたら、行ってみたいと思いませんか? 実は日本の紀淡海峡に浮かぶ島にラピュタを彷彿とさせる友ヶ島があります。今回はそんな友ヶ島の見所をご紹介。
要塞時代は島に入ることが禁止されていた!紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島
友ヶ島は和歌山県の紀淡海峡に浮かぶ島です。かつてこの島は国を守るための要塞でした。明治期に要塞、砲台が築かれて以来、第二次世界大戦が終わるまで一般の人が近づくことはできませんでした。現在は、瀬戸内海国立公園の一部となり、島内を巡るハイキングコースもあります。
古い歴史に思いを馳せながら散策したい、まるでラピュタのような友ヶ島の魅力
友ヶ島の見所は、洋式灯台、第2砲台跡、展望台、第3砲台跡、桟橋などがあり、約1時間30分ですべて観光できます。ただし、島内はアップダウンが激しいため、歩きやすい靴で行くことを忘れないでくださいね。
やや朽ちたレンガの建物に木が茂っている第五砲台跡・・・まるでラピュタのワンシーンのようですね。
こちらは砲台跡の中の画像。古い歴史に思いを馳せ、友ヶ島を巡ると何とも言えない気持ちに・・・。廃墟好きな人にはたまらない場所かもしれませんね。
こちらは友ヶ島の見所のひとつ、第三砲台跡。いつの間にかラピュタの世界に入り込んでしまった! と思うほどの美しい光景です。
(C) 友ヶ島汽船株式会社公式ブログ
こんな場所も。レンガの壁に木の枝が力強く絡んでいて、木の生命力の強さを感じます。
(C) facebook/加太観光協会
虎島砲台跡。木々に覆われていて趣があります。
(C) facebook/加太観光協会
旧海軍聴音所跡。友ヶ島の南側の海に面した場所にあります。
一度は訪れたい! 歴史の重みを感じながらラピュタの世界観を味わえる友ヶ島への行き方
見所が盛りだくさんの友ヶ島ですが、東京からはどのように行けばいいのでしょうか?
気になる電車での行き方ですが、「東京駅」から東海道新幹線に乗り「新大阪駅」で下車、スーパーくろしおに乗り「和歌山市駅」で下車。そこから南海加太線(加太行き)に乗り換えて、終点の「加太駅」で下車します。
つぎに加太港に向かい、友ヶ島汽船に乗ります(往復大人¥2000)。片道約20分の船の旅です。
東京からだと少し遠い友ヶ島ですが、大阪からであれば日帰り可能。大阪旅行のついでに訪れるのもありですね!
あなたも古い歴史を持つ友ヶ島を巡ってみませんか?