アメリカのスターバックス・コーヒーで大ヒットしている「スモア・フラペチーノ」。日本未上陸のこのドリンク、一体どんな味なのでしょう? そして日本で飲む方法は?
合えたらラッキー! 売り切れ続出の大人気フラペチーノ
(C) Misako Treutel
昨年2015年に大ヒットを記録したスモア味のフラペチーノ。今年2016年の4月28日、「今年もスモア・フラペチーノがやってきた!」と鳴り物入りで再登場を果たしました。発売するや否や大人気。筆者が住むアメリカのワシントン州では売れきれ続出で、なかなかお目にかかれません。カリフォルニア州へ行って、ようやく発見することができたくらいです。
スモアは、キャンプファイヤーで食べるあのお菓子
スモアとは、グラハムクラッカーにとろけたマシュマロとチョコレートをはさんだアメリカの定番スイーツです。キャンプファイヤーやBBQの際に、マシュマロを火であぶって作ります。
「マシュマロとチョコなんて、すごく甘そう~」と思われるかもしれませんが、アメリカのマシュマロは日本のものより甘さ控えめ。主にお菓子作りの材料に使われ、そのまま食べることは少ないからです。
夏になるとスーパーにはBBQセット(お肉からグリルまで)がずらりと並ぶのですが、同時にスモア・コーナーもできます。マシュマロとグラハムクラッカー、チョコレート(大抵ハーシーズの板チョコ)が一緒に並べられるのです。スモアは、夏の到来を感じさせるお菓子といえます。
BBQでたらふくお肉を食べた後、家族や友人と火を囲んで語らいながらスモアを作るのは至福の時間。アメリカ人のスモア好きときたら、「スモア」と聞くだけで口の中によだれがあふれ、幸せを感じるくらいだそうですが、それは単に甘くておいしいからだけではなく、幼いころに家族とキャンプでスモアを作った思い出、今年の夏は誰と作ろうかとわくわくする気持ち、そんな色々がこのデザートにぎゅっと詰まっているからではないかと思います。
ちなみにスモアはS’moreと表記します。Some moreの縮約形です。意味としては、「もうちょっとほしい」「もう一つおかわり」といった感じ。一つ食べたらおかわり、またおかわり・・・と手が止まらなくなるお菓子なのです。
マシュマロ味のホイップクリームが、なめらか美味しい
さて、スモア・フラペチーノに話を戻しましょう。そのお味は・・・とにかく甘い! の一言。一番底にミルクチョコレートのソースが沈み、クリーミーなコーヒーフラペチーノと混ざります。そしてこのフラペチーノ最大の特徴が、マシュマロ風味のホイップクリーム。普通のホイップより艶やかで、ほんのりマシュマロの甘さが感じられてとてもおいしいのです。
トールサイズ(16 fl oz) で500kcalとハイパー高カロリーなドリンクですが、夏の間だけの楽しみと思って、一度試してみてもいいでしょう。
日本でも飲める! カスタム法
スモア・フラペチーノ、残念ながら日本には未上陸なのですがカスタムでそれに近付けることも可能です。
チョコレートソースに変更 0円
チョコレートチップ追加 50円
シロップをモカに変更 0円
ヘーゼルナッツシロップを追加 50円
ホイップクリームを追加 50円
コンディメントバーのシナモンパウダーをトッピング 0円
このカスタム法で、近い味を再現できるようです。
とはいっても、本物を味わうのが一番。スモア・フラペチーノはおとなり韓国でも販売されているそうなので、アメリカや韓国旅行の際にぜひ注文してみてください。きっとS’more!「もうちょっとほしい!」と言いたくなりますよ。
[Starbucks Secret Menu]
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