アフリカ南部にあるジンバブエとザンビア共和国の国境にある滝「ビクトリアフォールズ」は、世界三大瀑布の、南アメリカのイグアスの滝、北アメリカのナイアガラの滝と並ぶ壮大な滝です。
1989年に世界自然遺産に登録されたこのビクトリアフォールズは、現地の言葉で「モシ・オア・トゥンヤ」と呼ばれています。その意味は、「雷鳴轟く水煙」。
この凄味のあるネーミングは、それだけ畏れ深い場所という意味なのでしょうか。
現に、ビクトリアフォールズには、架かる橋から落下できるバンジージャンプや、
デビルズプールと呼ばれる崖っぷちのプールがあります。
そのイギリス女王から取られたといわれる「ビクトリア」の名にふさわしからぬ、荒々しい大自然の脅威が感じられます。
決死のバンジーは111mからの落下
ここビクトリアフォールズで体験できるバンジージャンプは、高さ111mのところから落下するもの。ザンベジ川に架かった橋から、迫力ある滝を背にしてブリッジバンジーが味わえるのです。
滝では、ヘリでの滝接近、クルーズやラフティングなどもできるそうですが、中でもバンジーは一番スリルのあるアクティビティだといえそうです。
崖っぷちの天然プール「デビルズプール」
ビクトリアフォールズには、天然のプールもあります。しかし、このプールはただのプールではありません。「デビルズプール」、つまり「悪魔のプール」といわれている場所なのです。
写真を見ると、「一体そんなところで何をしているの?!早く安全なところに来て!」と思わず手招きしてしまいそうになりますが、意外とみんな余裕の表情。滝壺に落ちそうになる恐怖の演技すらできるくらいです。
滝を眺めていればいつも虹が見えるというのは、このプール、決して「悪魔の住処」とは言い切れないところはありそうです。ただ、続々と流れてくる滝の激しい流れに負けてしまいそうな人はやめたほうがよさそうです!
滝といっても色々な楽しみ方があるようですね。
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