TABIZINE編集部の山口です。
一昨日の編集部ブログで「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」という油屋熊八氏の標語に触れて、昨日は瀬戸内海の思い出について書いたのですが、今日は富士山の思い出について。
富士山の頂上で結婚式ができる!御朱印も
富士山頂には、富士山本宮浅間大社奥宮という神社があり、なんと結婚式ができます。筆者が富士山登山に挑戦したのは一生に一度だけ(きっとこれからを含めても)。御朱印にも明記されている通り、記念すべき令和元年の山の日だったのですが、ちょうど結婚式に遭遇したのです。
写真でお伝えできないのが残念ですが、新郎は紋付袴、新婦は白無垢で、「着付師さんも富士山を登ってくるのかあ!」と驚いたのを覚えています。山頂で偶然出会った、またとないおめでたい出来事に、道ゆく登山者もみな口々にお祝いの言葉をかけ、ご縁を喜んでいました。末長くお幸せに。
ご来光と雲海もいいけれど夜の街明かりもいい
富士山といえばご来光を拝む絶好のパワースポット、というイメージがあります。筆者は山小屋で一泊するスタイルでの富士山登山だったので、宿泊した山小屋の前でご来光を拝みました。一面の雲海も現れ、感慨深いひととき。
しかし筆者が本当に心打たれたのは、ご来光ではなく、夜、山の向こう遠くに浮かんでいた街の明かりです。ずいぶん遠くに来たんだなあ、いつも「あ、富士山だ!」と見つけたらうれしくなるあの山に、今自分はいるんだと感動したんです。
富士山頂ではドリンク500円、カップラーメン800円!
ちなみに、富士山では飲み物も食べ物も特別価格だと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。そう、冒頭の山頂で飲んだコーンスープは600円、500mlペットボトルは1本500円、山小屋で買ったカップラーメンは800円でした。
一生に一度は登りたい山。しかし、下りの砂走りで足指の爪が剥がれてしまい、痛すぎて最後は後ろ向きでしか歩けなくなって何とか麓までたどり着いた筆者としては、もう一度登りたい、とまだ思えないのであります。