TABIZINE編集部の山口です。
世界の中でも最先端だと言われる日本のトイレは、機能的できれいだと評判ですよね。以前香川県の小豆島を旅行したとき、通称「1億円トイレ」というものに遭遇しました。
1990年に建設された通称「1億円トイレ」
寒霞渓は、香川県・小豆島の瀬戸内海国立公園ほぼ中央に位置する渓谷。日本三大渓谷美のひとつとして賞される絶景が望めます。「1億円トイレ」は、ロープウェーで向かった山頂にありました。
入り口は普通のトイレ。中に入ると……
たしかにきれいなトイレです。けれど1億円から想像するイメージとは少し違うような……そう思っていると、納得の説明がありました。
当時は新鋭だった設備
(寒霞渓ロープウェー掲示より一部抜粋)
建設当時は新鋭だったという、冷房完備、床暖房、ウォッシュレットなどの設備。確かに、ここ最近のきれいなトイレの多さにすっかり忘れていましたが、30年以上前、観光地の公衆トイレはきれいではなかった記憶があります。
その記憶と照らし合わせれば、このトイレは確かに安心して使える快適さがありました。
寒霞渓で幸せ祈願のかわらけ投げもおすすめ!
そして寒霞渓の一番の見どころは、山頂駅付近に2ヶ所ある展望台からの、見晴らし抜群のこの絶景。天気のいい日には、眼下に広がる内海湾、瀬戸内海、さらには四国の山並みまで見ることができるそうです。
幸せ祈願のかわらけ投げ(1組200円)もできるんです!
おわかりになりますでしょうか? 左下に丸い輪があるのを。あの輪の中を狙って、かわらを投げます。
図解すると、こういう感じです。
ちなみに、筆者は1枚も輪の中を通すことはできませんでした。残念……。
寒霞渓は日本書紀にも記述がある景勝地。四季折々の美しい景色も、安心で快適なトイレも、これからも失われませんように。