老舗・二條若狭屋の代表銘菓「不老泉」
「不老泉」は、大正6年に創業した京菓子の老舗「二條若狭屋」の創業時から受け継がれている代表銘菓。マッチ箱のような小さな小箱に入った葛湯になっています。ほっこりする可愛らしい「雪月花」の絵柄は、版画家の徳力富吉郎氏によるものだとか。今回は3つの味を楽しめる3個入りを購入しました。
絵柄によって入っている葛湯の味が違うのですよ。味は、「抹茶」、「しるこ」、「葛湯」になっています。
作り方は簡単!お湯を注いで混ぜるだけ
早速作ってみましょう! 箱は手のひらサイズで、かさばらなくてよいですね。
作り方は外側の包装の横に書いてあります。「箱の中身をお椀等の器に入れ沸騰したお湯を約120cc注ぎよくかき混ぜてお召し上がり下さい」ということで、まずはお湯を用意しましょう。
半透明の包装紙を剥がすと、中からは蓋付きの箱が登場。和風な感じが渋いですね。
箱をそっと開けると白い包み紙が登場。中には粉末状のしるこが入っています。
用意した器に包み紙に入った粉末を投入。サラサラした感じです。
お湯を注いで、玉にならないようによくかき混ぜたらできあがりです。
ものの数秒でおいしそうなしるこが完成しました!
3種類の「不老泉」を食べ比べ
それでは3種類の「不老泉」を紹介しましょう。まずは、定番の「しるこ」です。葛を使っていますが、とろみは少なめです。さらっとしていて飲みやすく、あずきの風味もしっかり感じられました。焼き麩で作った千鳥とあられは香ばしくておいしかったです。あんこ好きにはおすすめしたい味!
次は「抹茶」です。お湯を注いだ瞬間から、鮮やかな緑色と、抹茶の香りが漂ってきます。さっきの「しるこ」とは違い、とろみのある葛湯に近い感じ。トロッとしていて、熱々のままいただくことができます。こちらにも焼き麩で作った千鳥とあられが入っていて、食べ応えのある抹茶味の葛湯でした。
最後は「葛湯」です。こちらはとってもシンプル。お湯を注ぐととろ〜っともったりした葛湯ができあがります。
半透明の葛湯はあたたかいまま食べると、ポカポカと体の芯から温まる一品。これからの季節にはピッタリですね。夏季は冷やして食べると、また違ったおいしさを楽しめるそうですよ。
可愛い「不老泉」を京都土産に!
「不老泉」は二條若狭屋の各店舗の他に、京都駅のお土産店・キヨスク等で購入が可能です。筆者は、JR京都駅のお土産屋さんで購入しました。他にも通販も可能で、1個ずつから購入できるので、好きな味だけ選ぶこともできますよ。
小さくて軽く、小箱も可愛いので友人へのお土産にも喜ばれそうな「不老泉」。SNS映えも狙えます!
住所:京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
電話番号:075-231-0616
営業時間:8:00~17:00
定休日:水曜日
http://www.kyogashi.info/
[All Photos By Kaori Simon]
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