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ワールド・エアライン・アワードとは?
ワールド・エアライン・アワードは、1999年に始まったスカイトラックスによる世界初の航空会社の顧客満足度調査です。毎年、世界の航空会社ランキングTOP10のほか、世界最高のキャビンスタッフ、世界最高のファーストクラス、世界最高の空港サービスといった80を超える賞を贈っています。
2022年版は、2021年9月から2022年8月にかけて100を超える国籍の消費者によるアンケート(1,342万件)をもとに作成。調査結果には、350以上の航空会社が含まれています。
第10位:スイス・インターナショナル・エアラインズ
スイス・インターナショナル・エアラインズは、チューリッヒとジュネーブから直行便でヨーロッパや世界を結ぶスイス最大の航空会社です。ヨーロッパで最も先進的な炭素効率の高い航空機を保有しているほか、世界最大の航空ネットワークであるスターアライアンスに加盟しています。
また、航空貨物部門において、貴重な貨物から取り扱いに注意が必要な貨物の輸送まで品質第一で取り扱い、旅客サービスと同じパフォーマンスを提供。利用者から高い評価を得ています。昨年の18位から8ランクアップ。今年以降の順位の変動が気になりますね。
第9位:大韓航空
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1969年3月1日、アジアの小さな航空会社として保有航空機わずか8機でスタートした大韓航空はソウルに本社を置き、仁川空港をメインハブとするグローバル航空会社です。2022年時点で、44カ国、125都市に169機の航空機を運航。
さらに、世界をリードする航空会社を目指している同社の中核事業には、旅客、貨物、航空宇宙、ケータリング、機内販売が含まれます。なんと大韓航空は昨年の22位から13もランクアップ! 今後も目が離せない航空会社ですね。
第8位:エールフランス航空
エールフランス航空は、フランス国内はもちろん、ヨーロッパや世界に毎日1,500便を運航しています。2004年以来、エールフランスとKLMは、航空輸送部門でヨーロッパをリードするグループのひとつを形成。このグループは、パリのシャルル・ド・ゴール空港とアムステルダムのスキポール空港から、116カ国、312都市にアクセスするための航空機を運航しています。
そんなエールフランス航空は、昨年の10位から2つ順位を上げて、2年連続で西ヨーロッパのベストエアラインに選ばれています。
第7位:ターキッシュ・エアラインズ
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1933年にたった30人のスタッフと5機の保有航空機で設立したターキッシュ・エアラインズは、現在、300機以上の航空機 (旅客機と貨物機)で世界の300を超える都市に運航しています。
「どの航空会社よりも多くの国に就航しています」という声明を発表している同社は、2000年に独占的な特典を提供する「Miles&Smiles」を導入し、2008年にはスターアライアンスに加盟。また、「Do&Co」とのコラボレーションにより、ビジネスクラスには空飛ぶシェフが搭乗していて、おいしい機内食を提供しています。ターキッシュ・エアラインズの順位は昨年よりも10アップ! 今後の活躍も期待できそうです。
第6位:JAL(日本航空)
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1951年に設立された日本航空は、230機以上の近代的な機材を保有する世界有数の航空会社です。東京、大阪、名古屋、沖縄の4つのハブ空港から、20地域、95都市に就航していて、2007年にワンワールド・アライアンスに加盟。
日本の伝統的なおもてなしの精神が宿ったサービスに定評があります。JALは昨年の5位からワンランクダウンしたものの、エコノミークラスの座席ランキングではナンバーワンに! 今年以降のランキングにも注目したいですね。
第5位:カンタス航空
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オーストラリアで最も強力なブランドのひとつとして広く認められている「空飛ぶカンガルー」でおなじみのカンタス航空は、国際線、国内線を運航するオーストラリア最大の航空会社。2020年に創業100周年を迎えた、世界有数の長距離航空会社でもあります。
カンタス航空は、安全性、運用の信頼性、エンジニアリングとメンテナンス、カスタマー サービスにおいて高く評価されています。カンタスグループの主な事業は2つの航空ブランド「カンタス航空」「ジェットスター」を利用した旅客輸送です。順位は昨年の8位から3つアップして5位に着地しました。
第4位:ANA(全日本空輸)
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昨年の3位からワンランクダウンして4位に着地したANAは、1952年に2機のヘリコプターを保有してスタートしました。2016年に国際線就航30周年を迎え、今やアジアと世界の国々をつなぐエアライングループに成長。アジアで最も重要な航空会社のひとつになっています。
また、82の国際線と118の国内線を運航。東京の2つの空港(成田・羽田)を経由して、日本各地の空港に接続できる独自のデュアルハブモデルを提供しています。北米、アジア、中国といった都市間の同日接続も可能です。1999年からスターアライアンスに加盟しています。
第3位:エミレーツ航空
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昨年の4位からワンランクアップしてベスト3入りしたエミレーツ航空は、同社のグローバル・ハブ空港であるドバイから、世界各地の152の都市に就航しています。2022年時点の保有機材は262機です。
また、2020年、航空業界が新型コロナウイルス(COVID‑19)から回復する中で、IATAの2021年版航空流動統計(WATS)において、エミレーツ航空が世界最大の国際線航空会社になりました。加えて、多様な文化的背景を持つスタッフが、6大陸のすべてで受賞歴を誇るサービスを提供しています。
第2位:シンガポール航空
シンガポール航空は、LCCであるスクートと合わせて180機以上の航空機を運航し、110を超える都市にまたがる旅客ネットワークを確立しています。
おいしいと評判の機内食メニューは、与圧した擬似機内環境に持ち込まれ、シェフたちが時間をかけて、味見と味付けを繰り返し、高度30,000フィートでも最高の味が保たれるように調整。世界のユニークな味を堪能できます。また、映画や音楽ゲームなどを楽しめる最先端の機内エンターテイメントシステムを導入しています。そんなシンガポール航空は昨年と同位の2位でした。
第1位:カタール航空
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カタールの国営航空会社であるカタール航空が3年連続首位に輝きました。わずか20年間で、小さな地域の航空会社から世界をリードするグローバル航空会社のひとつへと急速な発展を遂げた同社は、200機以上の航空機を保有し、オーストラリア・アジア・ヨーロッパ・中東・アフリカ・北米・南米の150を超える主要都市に就航。安全性、セキュリティ、イノベーション、サービス品質においての取り組みが高く評価されています。
また、「世界最高のビジネスクラス」「世界最高のビジネスクラスラウンジダイニング」「中東の最高の航空会社」にも選ばれています。一度は搭乗してみたい航空会社ですね。
[参考]
World’s Top 10 Airlines of 2022
[All photos by Shutterstock.com]