
世界中のクルーズファンに日本&アジア熱が高まっている

初来日したリージェント セブンシーズクルーズのアジア太平洋地区副社長&ジェネラルマネージャー、リサ・パイル氏は最初の挨拶で、
「今日は東京の観光産業にとってとても重要な日です。日本に海外のクルーズ船が戻ってきたのです! 新しい東京国際クルーズ船ターミナルにほぼ初めて外国船が寄港した、というのも大変意味のあること。リージェントの日本初寄港をお祝いしたい」と語りました。

続けて、リピーター客から日本に対しての熱が大変高まっており、日本発着のコースはほぼ完売で、これから2025年にかけて16回の日本寄港の予定があること。コロナ以前は7~10泊の短いコース利用が多かった日本人トラベラーも、現在は14泊のコースを申し込む人が増えたこと、そしてリピーターのみならず、初めてリージェントに乗る人も目立ってきたそうです。また最近は、日本発着を含めたアジアのコース、王道の地中海のコースも相変わらず人気とのことでした。
今回のリージェントエクスプローラーの日本発着ルートは、3月14日から3月28 日までの14日間。ルートは東京→名古屋→京都(神戸)→別府→釜山(韓国)→チェジュ(韓国)→長崎→名瀬(沖縄)→那覇→高知→清水→横浜。3月28日からの日本・韓国14日間クルーズもすべて満船です。
「リージェント セブンシーズクルーズ」とはどんな船?

リージェント セブンシーズクルーズといえば、業界でも最高級のラグジュアリー船として知られています。米国フロリダ州に本拠をおくクルーズブランドで、現在は米国の三大クルーズ会社のひとつ、ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(NCLH)の傘下となっています。2023年秋にデビューする新造船「セブンシーズグランデュアー」を含め、現在、スプレンダー、エクスプローラー、ボイジャー、マリナー、ナビゲーターと6つのシップを保有しています。

リージェントの最大の魅力は、
1. 全室が海側バルコニー付きのオールスイートルームであること
2. 船内での食事や高級ワインやスピリッツを含むアルコール料金、寄港地での観光ツアー、チップ、ミニバーなどすべてが含まれるオールインクルーシブスタイルであること。
世界にオールインクルーシブをウリにするクルーズ船は多いのですが、寄港地でのエクスカーションツアーが無制限で無料となるはこのリージェント セブンシーズクルーズだけ。その上、毎日の洗濯・アイロンがけも無料、船内アクティビティも充実し、至れり尽くせり。実際筆者は昨年夏に乗船するチャンスに恵まれましたが、それまでのクルーズ体験を覆すほどの極上体験でした。
なかなか見られないリージェントスイートの船室を見学!

今回、なかなか空室がでないというリージェントスイートの客室を見学することができました。グランドピアノが置かれたリビングルーム。

ロンドンのサボイホテルのロイヤルスイート客室と同じ手作りベッド(2000万円以上)が配されている超ゴージャスな寝室。

大理石のキラキラバスルーム・・・船室というより最高級リゾートホテルそのものでした。

東京湾とレインボーブリッジを見晴らす広々としたバルコニーデッキも最高です!

こちらは11階のプールデッキ。
船内の至るところにアートワークが飾れていて、シャガールやピカソなどホンモノのアート作品は必見です。
2020年秋、日本の新しい海の玄関口「東京国際クルーズ船ターミナル」が開業していた!

コロナ禍真っ只中の2020年9月10日、港区の台場近くに東京国際クルーズ船ターミナルがオープンしました。時期が時期だっただけに、初めて知る人も多いのではないでしょうか。

東京都港湾局港湾経営部の大塚昌俊さんに尋ねたところ、「約5年かけて作られた新ターミナルは水深11.5mで、22~23トン(乗員・乗客を含め約8000人が収容できる世界最大クラス)のクルーズ船にも対応できます。4階建てで、総面積は1万9000㎡。到着階は大空間となっていて、客船の大きさや手続きの有無に合わせて、臨機応変に空間のレイアウトを変えられるところが魅力です。吹き抜けの大空間、そして送迎デッキから東京湾の景色もぜひ楽しんでください」とのことでした。
新ターミナルが開業する以前は、もう少し都心に近い晴海客船ターミナルが利用されていましたが、2023年春現在は解体工事中。令和6年度末には整備完了とのことですが、ゆくゆくは東京国際クルーズ船ターミナルに吸収される予定とか。
国内外の旅のみならず、クルーズの旅も少しずつ復活しようとしている日本。取材日は絶好の晴天。今後のクルーズ界の未来を祝福&応援してくれているかのような晴れ晴れしい1日でした。
■セブンシーズ エクスプローラー/総トン数5万125トン、全長224m、幅31m、乗客定員732名/乗組員数567名、全366部スイート、就航2016年。
HP:リージェントセブンシースクルーズ
[All Photos by SACHIKO SUZUKI]

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sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター
出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。
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