【タイ・バンコク】地元民も大絶賛!チャトゥチャック週末マーケット&ルメリディアンバンコク現地ルポ

Posted by: 鈴木幸子

掲載日: May 16th, 2023

バンコクの宿泊ホテルでおすすめスポットを尋ねて、タイ人スタッフみんなに勧められたのが「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」。まだ未体験だったこの週末市、行ってみたら雑貨天国で大感激でした! ホントに便利でリラックスできたホテル「ルメリディアン・バンコク」も一緒にレポートします。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
 


 

広大なマーケットなので、まず行きたいジャンルを絞る

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
毎週末、20 万人以上が集まる世界最大ともいわれるバンコクの人気週末市「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット(Chatouchak Weekendmarket)」に、初めて行ってみました。食品、アート、骨董品、生活雑貨、ファッション、書籍など、26セクションに1万5,000を超えるショップが並んでいます。疲れたら足マッサージ(30分150バーツ/約660円~)も可能。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
本当は旅行ガイドブック等の詳細地図を持って歩くのが良いのでしょうが、突然決めて行ったので、ざっくりとした地図で回ってみましたが、全部回りきるのは到底無理な広大さです。それと、売られているもののクオリティが高いので、いちいち気にいった店でひっかかり、あっという間に半日たってしまいます。写真はアロマショップのひとつ。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
1日中いても構わないという人以外は、見たいジャンルのベスト3くらいを選んで、まずはそこに行ってみて、時間が余ったら他も見てみる、という回り方をおすすめします。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
ドリンク類やおやつ系の屋台もあって、軽いランチ、または途中の休憩もできます。

期待せずに行って、お宝のような戦利品に出合えた喜び

今回、うろうろと歩いて惹かれるお店へ行って、購入したのがこちら。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
1. クッションカバー2枚(@190バーツ、約400円)

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットのベンジャロン焼
2. ベンジャロン焼の蓋つきコーヒーカップ2つ(@750バーツ、約3,300円)

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
3. 翡翠のリング(値切り倒して2,000バーツ、約8,800円)。最初は5,000バーツと言われましたが、現金払いだと安くなります。他国で買うともっと高いと思われます。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
本当はこの翡翠のバングルが欲しかったのですが、手に入らず諦めかけていたら、店主が奥からこのリングを出してきました。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
4. 今、バンコクで流行っているローゼル(Roselle)の花のお茶ほか、ハーブティ5つ(@150バーツ、660円)。5つ買ったら、40バーツ(180円)負けてくれました。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
5. ハイボールのマドラーや味噌溶きにも使える便利な木製細長スプーン3本(@60バーツ、260円)。北部タイで作られる木工食器のお店

ほとんどのお店に立ち寄りたくなるほどで、これ以上いては買い過ぎてキケン……と最後に心から気に入った翡翠のリングを買って以降、財布の紐をしっかりと締めました。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
アロマショップも南国タイならではのピュアで良い香りのものがたくさんあって、ひとつひとつ嗅いでみたくなるのです。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットのカゴ屋
カゴ屋さんも結構な数ありました。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
ガラス細工のお店も。

ベンジャロン焼のショップには日本人がたくさん!

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットのベンジャロン焼
恥ずかしながら、その存在を知らなかったタイ伝統の陶磁器ベンジャロン焼。有名なセラドン焼きはよく買っていましたが、この週末市でベンジャロン焼のお店を見つけて入ってみました。まず、外のカゴに無造作に山積みされていた蓋つき器の華麗な意匠に惹かれて店内へ。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットのベンジャロン焼
そこで目にする器の美しいこと!! 一気に魅了されてしまいました。この店には1日のうちに二度通いました。ですので、もし行かれる方は時間に余裕をもって出かけましょう。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットのベンジャロン焼
ベンジャロン焼とは、16世紀末のアユタヤ王朝時代に中国から伝わったタイ伝統の陶磁器で、かつては王室専用の器だったそう。緻密で瀟洒な図柄は日本ではあまり見かけないデザインで、見ただけで手がかかっているのがわかります。本物のゴールドも使われているようです。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットのベンジャロン焼
こちら、ベンジャロン焼の専門ショップ「J.J.ベンジャロン」の店長ノックさん(写真右)とスタッフ。このお店、1987年創業と古く、バンコク郊外に工房を構え15名の絵付師を抱えているそう。陶磁器好きの日本人客が多い、ということからもその信頼度が伺えます。

久しぶりにタイ市場での買い物の楽しさを味わって、大満足の半日でした!

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット Chatouchak Weekendmarket
住所:587, 10 Kamphaeng Phet 2 Rd, Khwaeng Chatuchak, Chatuchak, Bangkok
営業:9:00~18:00頃まで。※水・木・金曜開いているショップもある
公式サイト https://www.chatuchakmarket.org/

週末市のすぐそばのグルメ市場「オートーコー」へ

オートーコー・フードマーケット外観
宿泊ホテルのスタッフから、「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットに行くなら、すぐ近くの食品市場『オートーコー(Or Tor Kor)』も面白いから行ってみて」と勧められたので訪ねてみました。週末市を出て徒歩5分くらいのところにあります。

オートーコー・フードマーケット
ほかの街のフードマーケットに比べると、清潔感にあふれ、やや高級感が漂います。

オートーコー・フードマーケットの総菜コーナー
売っているものも質がよさそうで、とくに総菜コーナーも充実していました。

観光客はほとんど見かけませんでした。

オートーコー・フードマーケット
フードコートもあり、ここで買った総菜を食べることもできます。

オートーコー・フードマーケットで見つけたカニの足
筆者がハマったのが、この茹でたカニの足のパック。茹でてすぐにパックするところをずっと見ていたら、ひとつ食べてみて、とおばさんから勧められて……これがまたサイコーに美味。すぐに小さめのパックを購入し、ホテルに持ち帰って夕食としていただきました。

オートーコー・フードマーケットでテイクアウトしたソムオー
デザートとしてテイクアウトしたタイのザボン(ソムオー)。皮がキレイに剝かれているザボン。日本にもあれば良いのに、と思うのは筆者だけではないはず。

オートーコー・フードマーケット Or Tor Kor Food Market
住所:101 Kamphaeng Phet Rd, Chatuchak, Bangkok
電話:+66-2279-2080
公式サイト http://www.mof.or.th/

遊びと仕事、どちらにもサイコーに便利な宿「ルメリディアン・バンコク」宿泊レポ

ルメリディアン・バンコクのエントランス
今回泊まったホテルがこちら「ルメリディアン・バンコク」です。この犬はホテルのシンボル、アイ・ジュッド(i Jud)。Judはタイ語で犬、iは「〇〇さん」のような敬称なので、「ワンちゃん」といったところでしょうか。

ルメリディアン・バンコクの客室から見る風景
まずはバンコク中心部の中でも大変立地が良く、スカイトレインBTSのサラデーン駅(Sala Deang)から徒歩5分。ホテル裏側にはMRT地下鉄のサムヤーン駅(Sam Yan)があり、繁華街サイアム駅、チャオプラヤ川の拠点サパーンタクシン駅もBTSですぐアクセスできます。

ルメリディアン・バンコクのエントランス
「ヨーロピアン・ライフスタイル」という新しいコンセプトで2022年6月に大改装を終えており、何より驚いたのが、日本人向けのサービスが徹底していることでした。

その特徴は下記の通り

  • テレビの日本チャンネルが6つある
  • 全室に深いバスタブが付いて、日本の家の浴槽のよう
  • シャワーの水圧が強い、レインシャワーも同様
  • トイレはTOTO温水ウォシュレット付き
  • 枕の種類をリクエストできる
  • 客室には日本語のホテルダイレクトリー(説明書)がある
  • 1階のカフェでいただける無料コーヒーチケット込

ルメリディアン・バンコクの客室
全282室で、部屋の大きさは36平方メートルと広め。

ルメリディアン・バンコクの客室
うれしかったのは、仕事をするのにも便利で、お土産を並べてみたり何かと使いやすいロングデスクがあること。広めのデイベッドでバンコクの大都会を見下ろしながら寛げます。

ルメリディアン・バンコクの客室の浴槽
お風呂も快適で、湯船に浸かりながらテレビが見られるのもナイス。

ルメリディアン・バンコクの朝食
もっとも感動したのは、朝食の豪華さ。

ルメリディアン・バンコクの朝食
ヌードルステーションで好きな具を入れた麺類を頼めます。

ルメリディアン・バンコクの朝食
久しぶりのタイだったので、初日の朝食は豊富なトロピカルフルーツに胸が高鳴りました。

ルメリディアン・バンコクのスイミングプール
スイミングプールからは、超高層ビルのマハナコーンビルが見えます。

スパマッサージとアフタヌーンティーセットが超リーズナブルに楽しめます!

ルメリディアン・バンコクのアフタヌーンティー
1階ロビーラウンジのカフェ「ラティチュード13°(Latitude 13°)」のアフタヌーンティーもいただいてみました。

ルメリディアン・バンコクのカフェ、ラティチュード13°
こちらはレセプションのすぐそばにあるカフェ「ラティチュード13°」。

ルメリディアン・バンコクのスパトリートメントルーム
なんと、宿泊客はスパのディスカバリーマッサージ(60分)とアフタヌーンティーセットが2名分で2,990バーツ(1人分が約6,500円)と、驚きの料金。通常5つ星ホテルでマッサージを受けると最低でも1万円前後はかかるので、それを考えるとうれしい限りのサービスです。

ルメリディアン・バンコクのアフタヌーンティー
アフタヌーンティーのペストリーやサンドイッチは1人10種類。遅めのランチとしていただいてもいいくらいのボリュームです。ちゃんとワンコの絵柄が入ったマカロンも!

スパでは、久々に世界一の高度なタイマッサージ技術を実感しました。今回受けたディスカバリーマッサージは、タイ・バリ・スウェーデンのマッサージ技法を組み合わせたアロマオイルのマッサージです。

ルメリディアン・バンコクのスパのマッサージオイル
マッサージオイルは、ベルガモット+ラベンダー(リラックス効果)、ペパーミント(浄化作用)、生姜+シトラス(元気を与える効果)、緑茶+ラベンダー(落ち着く効果)の4種から選べます。

ルメリディアン・バンコクのスパ
アツアツのお湯での足裏ソークからスタート。まずうつ伏せ状態で足、腰、首、背中と順にロングストロークで丁寧にもみほぐしてくれます。仰向けになってから足、腕、デコルテと丁寧すぎる施術に感動。腕と手のマッサージも細やかでした。ほかに凝っているところを伝えると、そこも集中して凝りがなくなるまでやってもらえました。

ルメリディアン・バンコクのスパ
施術前には冷たいバタフライピーのティーを。施術後には、温かいローゼルティーをいただきました。

ルメリディアン・バンコクのシグニチャーレストラン、ローリング・リブスの料理
こちらは、1階のシグニチャーレストラン「ローリング・リブス(Rolling Ribs)」のお料理。まずシーザーサラダから。

ルメリディアン・バンコクのシグニチャーレストラン、ローリング・リブスの料理
エルビス・プレスリーの出身地、米国メンフィススタイルのバーベキュー料理が食べられます。塩とハーブをすり込んで12時間冷蔵庫で置いて、さらにスモークしたリブ肉をオーブンで焼くBBQは別格! 3種類のBBQソース味が用意されています。

次のバンコクもこの宿、と決めています。

ルメリディアン・バンコク Le Meridien Bangkok
住所:40/5 Surawong Road, Bangrak, Bangkok , タイ, 10500
電話 +66-2232-8888 
公式サイト:https://www.marriott.com/ja/hotels/bkkdm-le-meridien-bangkok/overview/

最後にとっておきのタイ南部料理店の情報を

クア・クリン・パック・ソッドの店内
滞在中、ルメリディアン・ホテルから徒歩10分ほどにある評判の良いタイ南部料理店「クア・クリン・パック・ソッド(Khua Kling Pak Sod)」へ行ってみました。タイは南北に長いので、地域によって食材、味付けも少しずつ違ってきます。南部はマレーシアに近いこともあって独特の辛味が加わります。写真は店内。

クア・クリン・パック・ソッド
頂いた料理がこちら。まずはスープと、春雨とエビとカジャンという黄色い花を炒めた料理。

クア・クリン・パック・ソッドの料理
メインは、揚げポークとさやいんげん炒め。

本場タイグルメと南国フルーツ、極楽マッサージ、人気週末市でのショッピングとバンコクでやりたかったすべてを満喫した休日。これからドランゴンフルーツが甘くなる季節です。皆さんもぜひ、カラダとココロをリフレッシュしにタイへ飛んでみませんか。

クア・クリン・パック・ソッド Khua Kling Pak Sod
住所:2nd Floor, Red Planet Surawong Hotel, Surawong Road, Si Phraya Subdistrict, Bang Rak District  
電話:+66-93-2424264
営業:9:00~21:00
公式サイト:http://khuaklingpaksod.com/index.php

[All photos by SACHIKO SUZUKI]

PROFILE

鈴木幸子

sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

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