三輪なのに二輪で2.2kmを疾走!「リキシャ」のユニークな世界記録【旅に関する面白いギネス記録】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: May 20th, 2023

1955年に書籍から始まった「ギネス世界記録」。人間が達成した記録や、自然界で起きた「世界一」など、さまざまな世界記録を認定・登録しています。その中から、旅行に関するギネス世界記録を紹介していきます。今回は、インドの旅行中にお世話になる機会の多いリキシャの世界一を紹介します。

インドのリキシャ
 


 

リキシャに関するギネス世界記録

インドのリキシャが走っているところ
「リキシャ」という乗り物をご存じですか? 日本の人力車が伝わって生まれたといわれるインドの乗り合いタクシーです。

日本の人力車は、車夫が客車を引っ張って移動しますが、インドのリキシャは、客車のある三輪の自転車を運転士が漕ぐスタイルが基本です。

その後、自動三輪車のリキシャ(オートリキシャ)も誕生し、今では、電動(EV)リキシャまで増えてきているそうです。それくらい、インド人や旅行者にとって欠かせない移動手段であり、インド人労働者にとっても大切な仕事なのですね。

そのリキシャに関するギネス世界記録があります。リキシャといえば、先ほどから書いているように三輪が基本です。

その三輪の車体を意図的に傾け、後輪の片側を浮かせて、前輪と後輪の「二輪状態」でどれだけ移動できるかというギネス世界記録になります。

旅先で乗り込んだリキシャがいきなり片輪走行を始めたら、びっくり仰天のはずですが、周りから見ている分には大変楽しめる曲芸運転のようです。

片輪走行で2.2km

このギネス世界記録は、どういった詳細になるのでしょう。公式ホームページによると記録の樹立は、2011年(平成23年)2月17日にまでさかのぼります。

インドのテレビ番組で、ギネス世界記録に挑戦する中で、空港の滑走路を舞台に、JAGATHISH Mさんというドライバーが片輪走行の最長走行記録を更新しました。

挑戦の当日、ギネス公式認定員に最低でも1kmを片輪で走らなければ記録を更新できないと宣言を受けた上で、JAGATHISH Mさんが挑み、2.2kmの走行に成功します。

2.2kmといえば、JR新宿駅からJR原宿駅までの直線距離よりも数百m長いくらいです。その距離を、なかなか年季の入ったリキシャを片輪で走らせてみせたのですね。

経験した人であればわかると思いますが、リキシャでの移動は、異国の風を切って走る感じがとても気持ちいいです。リキシャ未体験の人は今度、インドやネパール、スリランカなど南アジアに出かけたらぜひ乗ってみてください。

その時、片輪走行できるか、片輪走行で2.2km走れるか、ドライバーに聞いてみてはいかがでしょうか? 「無理だよー」というドライバーのリアクションで、記録の偉大さが余計にわかるはずです。もしかするといきなり、片輪走行を体験させてくれるかもしれませんが。

[参考]
Farthest distance side-wheel driving on a motor tricycle – Guinness World Records
インド人ドライバーが三輪タクシーを二輪でどれだけ遠くまで走れるか、ギネス世界記録に挑戦! – Courrier Japon
「電動リキシャ」市場で先頭を走るテラモーターズ(インド) – JETRO

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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