【世界三大夕日】インドネシアのバリ・フィリピンのマニラ湾・もう1つは日本?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: May 26th, 2023

世界を代表するとされるものを3つ取り上げて、「世界三大〇〇」と呼ばれるさまざまなものがありますよね。そこで、どんな事物がそういわれているのか調べてみました。あなたはどれだけ知っているでしょうか? 今回は、世界で最も美しい夕日を見られる場所はどこか、そんな世界三大夕日スポットを紹介します。

北海道釧路の夕日
©️公益社団法人北海道観光振興機構
 


 

北海道にある夕日の有名なまちとは

フィリピン・マニラの夕日
マニラの夕日

夕日は、どこで見ても、いつ見ても美しいですよね。しかし、その美しさも、誰と見るかで変わり、どんな状況で見るかによっても輝きが変わる気がします。

要するに、「美しい」は主観なので、世界三大夕日スポットを選ぶだとか、世界で最も美しい夕日が見られるスポットを決めようと思っても確定のしようがないはず。

現に、今まで紹介してきた「世界三大○○」と同じように、世界三大夕日も選ぶ人によって変わります。

英語で調べると、その傾向は顕著で、グランドキャニオン(アメリカ)、タージマハール(インド)、アンコールワット(カンボジア)で眺める夕日が最も美しいというランキング結果があると思えば、全く異なる場所を挙げている情報もあります。

その意味で、以下に紹介する世界三大夕日スポットは、国内でだけ通じる話です。では、どこが、世界三大夕日なのか。インドネシアのバリ、フィリピンのマニラ湾に加えて北海道の釧路が、夕日の美しいスポットとして世界三大夕日に数えられています。

釧路の夕日が美しい理由

釧路の夕日
世界三大夕日スポットに釧路が入っているのはどうしてでしょうか? 一説に、外国船が釧路港に入ってきたとき、船乗りが夕日を見て、釧路の夕日が美しいと語ったからだとされています。

釧路市の広報誌によれば、釧路の夕日が1年で最も美しく感じられる季節は秋。お勧めの鑑賞スポットは、幣舞(ぬさまい)橋や久寿里(くすり)橋周辺の岸壁、まなぼっと幣舞(ぬさまい)の展望台、米町展望台などになるそうです。

緯度が高く、海に沈む太陽の角度も深いため、鮮やかなオレンジ色の夕日が釧路では楽しめるとの話もあります。

釧路市は夕日を、観光資源ととらえ、たくさんの情報を発信してくれているので、夕日を眺めに釧路に行く際には丁寧にチェックしたいですね。

バリの夕日の絶景スポットはタナロット寺院やジンバラン湾

インドネシア・バリ・タナロット寺院
タナロット寺院(インドネシア・バリ)

その釧路と並んで名前が挙げられた夕日スポットはいずれも、東南アジアの有名都市です。

しかし、フィリピンのマニラ湾に関しては、海の汚染が改善されきっておらず、悪臭が気になるために長時間、夕日の美しさを純粋に楽しめないとの評価もあります。

その意味で、釧路以外に夕日を眺めに行きたいと思ったら、当面はインドネシアのバリが有力な候補になりそうですね。

現に、トリップアドバイザーのレビューに基づいた夕日の絶景スポットランキング上位10位には、バリのタナロット寺院やジンバラン湾が入っています。

特に、ヒンドゥー教の寺院であるタナロット寺院は、海の中の岩礁につくられていて、干潮時に陸続きになるなど、ロケーションが抜群です。

<美しいシルエットをつくる同寺院の夕景がたいへん有名>(講談社『世界の観光地名がわかる事典』より引用)

と書かれるなど、評価の高い夕日スポットですから、ここは外したくないですね。

[参考]
釧路は世界三大夕日なのか – 北海道ファンマガジン
Kushiro’s Pride; One of the Best Sunsets in the World – HOKKAIDO LIVE!
釧路港クルーズで世界三大夕日 繁華街・末広も活性化 挑む アイコム社長の佐久間陽介さん – 日本経済新聞
世界三大夕日 釧路の夕日切手贈呈式 – NHK
Bye, sunset? Senators raise concern over Manila Bay reclamation projects – CNN
On Indonesia’s Bali, camels turn up for sunset tours – ARAB NEWS
マニラ湾の悪臭浄化で大作戦 比政府、目指すは泳げる海 – 産経新聞
These are officially the world’s best places to watch the sunset – TimeOut
広報くしろ
釧路の夕日をみてごらん。

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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