
スリコのアウトドアグッズ

今回試してみたのはスリーコインズのアウトドアグッズ「多機能ツール」と「多機能ミサンガ」。スリコというと可愛らしいイメージですが、ガジェットやアウトドアグッズなどのハードなアイテムも豊富ですよね。そのどれもがスリコの手にかかると「さすがスリコ!」と思えるようなおしゃれなデザインになってしまうから不思議。
今回のアウトドアグッズもパッケージのカラーリングからして優しい雰囲気です。どちらも税込330円とリーズナブル。さてどんなアイテムなのでしょうか?
スリコの「多機能ツール」

スリコの「多機能ツール」。箱から出してみると淡いグリーンでやっぱり可愛い!

約横9.3×縦2.5×厚さ1.2cmというコンパクトなボディにナイフ、はさみ、プラスドライバー、マイナスドライバー、栓抜き、爪やすり、ワインオープナー、缶切りの8つの機能がついています。使用するときは危険なので一つずつ引き出して使うようにしましょう。

ワインオープナーとプラスドライバー以外は窪みに爪をかけて引き出します。ちょっと硬いので引き出すときは怪我をしないように注意!
8つの機能をチェック!
「多機能ツール」についている8つの機能。どれくらい使えるのか試してみましょう。
ナイフ

まずはナイフを取り出してみます。グリップは握りやすい太さで使いやすそう。刃はそれほど鋭くありません。

ビニール紐と麻紐を切ってみると、力は必要ですがどちらもカットできました。切れ味がいいとは言えませんが屋外で使うには十分!
はさみ

バネのついた小さなはさみ。

使ってみるとバネが強く、指で挟む部分が薄いこともありちょっと切りにくい印象です。ビニール紐と麻紐は、共に切ることができませんでした。ほかにも試してみましたがカット失敗! はさみに関してはあまり使えないかも…。
プラスドライバー

何かと便利なプラスドライバー。ネジが緩んだときに便利です。

サイズが合わないと滑ってしまいますが、合うネジならばしっかり閉めることができます。T字型になっているのも回しやすくて◎!
マイナスドライバー

マイナスドライバーもついています。

溝のあるものならサイズが合えば回すことができます。これも何かと使えそう。
栓抜き

マイナスドライバーは栓抜きにもなっています。缶やペットボトルとはまた違った趣がある瓶に入ったビールやジュースも、これがあればアウトドアで楽しめます。
爪やすり

出先で爪が欠けたりしたときに便利な爪やすりは、ちょっと目が粗め。応急処置には使えそうです。
ワインオープナー

ワインのコルクを抜くワインオープナー。

コルク栓を無事に抜くことができました。


ちなみにワインを包んでいた針金と栓を覆っていたカバーはナイフでカットすることができました。ワインを開けるのには「多機能ツール」1本あればOK!
缶切り

缶を開けるときに便利な缶切り。

最近はプルタブ式の缶詰も多くなりましたが、空き缶を利用してお湯を沸かしたりご飯を炊いたりする場合には缶切りも必要。
缶から刃が外れてしまわないよう斜めに当てるなど慣れるまでちょっと難しく感じましたが、缶の上部を切り取ることができました。切り口で怪我をしないよう注意してくださいね。
必要なものを手首に集約「多機能ミサンガ」

こちらはホイッスル、方位磁石、簡易ナイフ、ファイヤースターター4つの機能がついた「多機能ミサンガ」。手首につけることができるので持ち歩く必要がありません。

留め具を外してみると簡易ナイフがついていて一瞬つけるのを怖く感じましたが、つけてみると刃が手首に当たることなく安全に装着できました。

つけた感じは軽くて邪魔になることもありません。ベージュのコードが編まれたベルトはシンプルでものものしくないのがいいですね。

コードストッパーで調節が可能。コードストッパーをずらして装着すると安全ですが、1人でつけるのは難しいかも。
4つの機能を試してみる
ミサンガについている4つの機能はアウトドアや防災に役立ちそうなものばかり。どれくらい使えるのかチェックしてみましょう。
ホイッスル

こちらはホイッスル。吹いてみると結構大きな音がします。山で居場所を知らせるときや被災した際、助けを呼ぶのにも役立ちそうです。万が一のときに必要なホイッスルははなかなか持ち歩かないものですが、ミサンガとして身につけておけば安心!
方位磁石

方角がわかる方位磁石は道に迷ったときに活躍してくれそう。腕につけておけば常に確認しながら行動できますね。
簡易ナイフ

簡易ナイフにはギザギザとした刃がついています。

落ちていた枝を切ってみると切ることができましたが、ビニール紐と麻紐は切れませんでした。
ファイヤースターター

左:マグネシウム芯/右:スクレーバー
マグネシウム芯をスクレーバー(簡易ナイフ)で擦って火をつけるファイヤースターター。

箱に書かれていた説明ではティッシュを使っていましたが、今回はコットンを使用してみました。マグネシウム芯を削ってマグネシウムの粉を落として集め、その上でマグネシウム芯を固定し、スクレーバーで強く擦ります。

マグネシウムの粉はそれほど削らなくてもコットンの上で芯を強く10回程度擦っただけで火花が散って引火! 火おこし未経験の筆者でも火をつけることができました。
思ったより簡単に火がついたのでびっくり。取り扱いには十分注意してくださいね。回数に制限があるのかは不明ですが火が起こせるのはアウトドアでも災害時でもかなり重宝しそう。
はさみなどちょっと使うのが難しいものもありましたが、どちらのアイテムもアウトドアでのレジャーや災害時に活躍してくれそうです。これで税込330円ならかなり優秀かも!
色々使えて荷物にならない「多機能ツール」と「多機能ミサンガ」。一つ持っておくといざというとき救世主になってくれるかもしれませんよ。
[All photos by Mayumi.W]


