【東京の平均気温は100年で何度上がった?】気象庁のデータを調べてみた!

Posted by: sweetsholic

掲載日: Aug 30th, 2023

もう8月も終わり、という時期になっても、まだまだ暑い! 体感的に「年々、暑くなってるなぁ」と感じているのは、きっと筆者だけではないはず。そこで、気象庁のデータを参考に、東京の平均気温がこの100年でどのように変わったのか調べてみることにしました。

150年前の8月は涼しかった!?

気象庁が、東京都の月の平均気温(※日平均気温の月平均値)の観測をスタートしたのは、今からおよそ150年前。明治になって間もない1875年のことです。


この年の8月の平均気温は24.9℃と、かなり涼しい印象。2023年の8月はまだ数日残っているものの、今年8月の平均気温は29.2℃(8月29日時点)で、4.3℃も上昇しています。

5年間の8月平均値を比較しても1875年〜1879年は25.7℃、対して2019年〜2023年は28.3℃と、2.6℃上昇しているのです。

東京の8月、歴代最高気温ランキングは?

続いて、東京の8月の最高気温(月平均気温)ランキングを見てみましょう。


 

東京 8月の歴代最高気温ランキング

  • 1位:2010年/29.6℃
  • 2位:1995年/29.4℃
  • 3位:2013年/29.2℃
  • 同率4位:2020年/29.1℃ 、 2012年/29.1℃

 
2010年の29.6℃が最も高かったことが分かりました。ランキングを見ると、1〜4位は1990年代・2000年代が並んでいます。

100年前の平均気温と2022年の平均気温を比較

夏以外の季節も、やはり気温は上昇しているのでしょうか? 100年前、1922年の1月〜12月までの月の平均気温と、2022年の平均気温を比較してみました。

この100年で年間の平均温度は2℃上昇していることがわかります。温暖化は着実に進行している……ということでしょう。

オマケ:2023年7月は観測史上最も暑かった!

ちなみに東京の7月の最高気温(月平均気温)は、2023年の今年が、1875年からの観測史上トップの28.7℃。7月中の1日の最高気温が最も高かったのは、2004年7月20日、東京で最高気温39.5℃でした。

7月から続く猛暑で体調を崩しがちな人も少なくありません。晩夏だと油断せず、しっかり熱中症対策していきましょう。

[気象庁 過去の気象データ検索]
[Photos by Shutterstock.com] 
 


 

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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