日本のパスポートは世界最強
パスポートは、ビザ(査証)なしで旅行できる国と地域の数が多いほど、「強い」といわれています。イギリスのコンサルティング会社「ヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)」が2024年1月に発表した「2024年版ヘンリー・パスポート・インデックス」で、日本はフランス、ドイツ、イタリア、日本、シンガポール、スペインとともに1位となりました。世界227のうち194の渡航先にビザなしでアクセスできます。
パスポートを持っている日本人は17%
日本のパスポートが世界最強であるにもかかわらず、日本人のパスポート保有率は低下傾向にあります。コロナ禍前の2019年では23.8%でしたが、3年連続で下がり、2023年には17.0%となりました。
「パスポート保有率」都道府県ランキング
- 1位 東京都 29.9%
- 2位 神奈川県 23.6%
- 3位 大阪府 20.4%
- 4位 京都府 19.9%
- 5位 千葉県 19.6%
- 6位 愛知県 19.5%
- 7位 兵庫県 19.2%
- 8位 奈良県 18.1%
- 9位 滋賀県 17.5%
- 10位 埼玉県 17.1%
- 11位 福岡県 16.5%
- 12位 沖縄県 15.4%
- 13位 岐阜県 14.7%
- 14位 三重県 14.7%
- 15位 静岡県 14.5%
- 16位 山梨県 13.5%
- 17位 石川県 13.4%
- 18位 茨城県 13.3%
- 19位 広島県 13.0%
- 20位 福井県 12.6%
- 21位 和歌山県 12.1%
- 22位 長野県 12.1%
- 23位 栃木県 12.1%
- 24位 群馬県 12.1%
- 25位 富山県 12.0%
- 26位 岡山県 11.9%
- 27位 香川県 11.6%
- 28位 熊本県 11.3%
- 29位 佐賀県 11.0%
- 30位 宮城県 10.6%
- 31位 山口県 10.5%
- 32位 徳島県 10.3%
- 33位 北海道 10.2%
- 34位 大分県 9.9%
- 35位 長崎県 9.6%
- 36位 愛媛県 9.5%
- 37位 鳥取県 9.1%
- 38位 新潟県 8.7%
- 39位 福島県 8.6%
- 40位 高知県 8.5%
- 41位 宮崎県 8.2%
- 42位 鹿児島県 7.8%
- 43位 山形県 7.8%
- 44位 島根県 7.2%
- 45位 岩手県 6.5%
- 46位 青森県 5.9%
- 47位 秋田県 5.8%
パスポート保有率が高い都道府県のトップは東京都でした。約3割の人がパスポートを持っていることがわかります。2位は神奈川県で23.6%、3位は大阪府で20.4%でした。10位以内には首都圏や関西の県、愛知県が入っています。保有率が低い3県、47位秋田県、46位青森県、45位岩手県はいずれも東北地方です。
パスポート保有率が高い都府県の人は旅行だけでなく、出張などで海外へ行く人も多いのかもしれませんね。
日本人のパスポート保有率が低い理由については、こちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
>>>世界最強なのに所持率は6人に1人。日本人がパスポートを持たない理由
[参考]
旅券統計 (令和4年1月~12月) 令和5年2月 外務省領事局旅券課
総務省統計局「人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)」
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