三重県銘菓「かたやき」とは?早速開封
今回、東京にあるアンテナショップ「三重テラス」にて購入したのは、ごま味6個入り。袋には、個包装されたかたやきと、その歴史や食べ方を伝えるリーフレットが同封されていました。
曰く、「その昔、伊賀の忍者が、敵方の屋敷にひそかに忍び込み、屋根裏や床下、物置などにかくれ、敵状を視察し、ときに攻撃の機を待つとき、かさが少なく、かつ滋養にとむ「かたやき」を食料として携帯した」のだそう! そこから転じて、現代まで三重銘菓として伝わっているんですね。
しかし何と言っても一番の特徴は、かたやきを砕き割って食べるための木槌も付属していること! 食べ物を購入してハンマーが付いてくるのは、さすがに初めての体験です。
日本一の硬さはいかに!実食ルポ
食べる前に”砕く!”
個包装の袋を開けると、芳ばしいゴマと、ほんのり甘い小麦の香りが広がります。
「日本一硬いおせんべい」の謳い文句から、しっかりずっしりしていると思いきや、持った重さはごく普通のクッキーのよう。しかし、大きさは5cm程度でおせんべいとしては小さ目ながらも、触っただけで石のような硬さが伝わってきます…… このままかじりついたら、歯が危ないですよ!
実にカチカチなかたやきを食べるには、まず木槌で割って、細かくする必要があります。食べるまでの過程もエンタメ性に溢れていますね。
それでは木槌を持ち、準備完了。いざ割っていきます。
本当に硬い!! 全力で割っていきます!
ようやく割れました!!
筆者は意地になって最後まで木槌を使いましたが、かたやき1枚を手に取り、もう1枚を直角に打ち付けるやり方だと割りやすいですよ。
歯に気をつけていざ実食!
日本一の名に恥じぬ強烈な硬さを体感できたところで、実食していきます。
口に入れると、まずゴマの香ばしさと風味がしっかり感じられます。その後、焼いた小麦とお砂糖の甘みがじんわりと広がりました。ハードな食感とは裏腹の、やさしい甘さで素朴なおいしさ! 原材料は三重県産の小麦と、砂糖、ゴマの3つだけなのだから納得です。
ただ、小さいかけらに割っても、硬さは変わらないので要注意! 口の中に含み少しずつ噛んでいくのが、かたやきの正しい食べ方です。柔らかくなるまで待てば、子どもや高齢の方でもおいしくいただくことができますよ。
はっきりくっきりとした味ではないものの、筆者としては、口の中に長くある分、ほどよい甘さとゴマの風味は飽きが来なくてよいと感じました。
どこで買える?
今回購入した伊賀菓庵山本「元祖かたやき」は、三重県伊賀市の直営店のほか、阪急百貨店うめだ本店、京阪百貨店、そして筆者が購入した東京のアンテナショップ「三重テラス」でも購入できます。他には楽天市場での取り扱いもありますよ!
また、種類もごま味のほか、青のり・黒胡麻・ピーナッツ・くるみ・アーモンドの6種類で展開。木槌同封のあるなし以外にも、製法は同じながら食べやすい薄さの「うす焼き」や、忍者由来の手裏剣型「手裏剣かたやき」といったバリエーションも豊富な様子。
筆者としては、かたやきでしかできない体験を盛り上げる木槌入りのパッケージがおすすめです! ぜひ三重でのお土産選びの参考にしてみてくださいね。
[Photos by Bunmei, Sayaka Miyata]
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
bunmei ライター
インドア派だけど、旅行はあまり計画立てずにフィーリング派。球技できないけど、野球観戦は現地で声出したい。胃弱気味だけど、ラーメン好き。文学部だけど、文字を見ないで美学を専攻。
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