吉高由里子さんが手にした「大島屋」の「わらじかつ丼」
2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で主役の紫式部を演じる人気女優の吉高由里子さんは、その10年程前には西武鉄道の秩父観光CMに登場していました。吉高由里子さんが手にしていた丼からはみだす「わらじかつ丼」は、「大島屋」の絶品メニュー。ボリューム感たっぷりですが、肉の厚みは薄めなので、見た目ほどの油っこさはないようです。あっさり味のたれがかかり、上品な味わいとなっています。サクサクとした食感は、やみつきになるかもしれません。
「大島屋」はユニークなロケーションです。三峯神社の三ツ鳥居の真下に店舗を構えているのです。三峯神社は、秩父神社、宝登山神社とともに秩父三社の一つに数えられています。三峯山に参拝する人々が続々と訪れているようです。
「わらじかつ丼」の他のメニューも豊富な上に、店内には秩父の特産品の土産物が数多く並んでいます。店の奥にはテラスが設けられ、何重にも折り重なり合う秩父の山並みが、料理の味をより一層ひきたててくれるかもしれません。
住所:埼玉県秩父市三峰297-2
電話番号:0494-55-0039
営業時間:10:00~16:00(平日は15:00)
定休日:不定休
わらじかつ丼:1,100円(2024年4月)
公式サイト:https://www.ohshimaya.net/
秩父のご当地グルメ「わらじかつ丼」の元祖「安田屋」
秩父のご当地グルメとしてすっかり定着した「わらじかつ丼」ですが、その元祖は「安田屋」と言われています。1916年に小鹿野町で創業したときのレシピが、市内の飲食店に広まっていたようです。「安田屋」は日野田町にも出店し2店舗で営業を行っています。両店ともにメニューは 「わらじかつ丼」のみ。オーダーはかつの枚数を告げるだけ。正真正銘の専門店です。2枚のせの「わらじかつ丼」は、かつが分厚い蓋のように丼の上にのっかっています。2枚のかつには甘辛いたれがしっかりとしみ込み、重厚な味わいが絶品です。
西武秩父駅から徒歩約15分のアクセスの日野田(秩父)店には連日、開店の30分前には行列ができます。
店舗の外観や内装に飾り気は全くありませんが、厨房からはパイオニアならではのプライドが滲み出してくるようです。
住所:埼玉県秩父市日野田町1-6-9
電話番号:0494-24-3188
営業時間:11:30~17:00
定休日:月曜日
老舗のそば屋のノウハウを活かす「大むら」の「わらじかつ丼」
秩父市のメインストリートの本町通り沿いにも、「わらじかつ丼」が評判の飲食店があります。「大むら」は1897年に創業した老舗のそば屋ですが、「わらじかつ丼」をメニューに取り入れています。
「わらじかつ丼」にはそば屋のノウハウを活かし、たれはめんつゆにソースを合わせ、まろやかな味わいに仕上げられています。
「秩父そば」と「わらじかつ」をセットにした「わらじ丼もりそばセット」が人気メニューとなっているようです。
住所:埼玉県秩父市宮側町17-3
電話番号:0494-22-4147
営業時間:11:30~14:30, 17:00~19:30
定休日:水曜日
和の情緒に浸りながら味わう「有り処」の「わらじかつ丼」
本町通り沿いで、伝統的な古民家を利用した店構えが印象的な「有り処」も、「わらじかつ丼」の名店です。
「有り処」の「わらじかつ丼」には、わらじサイズのかつが2枚、ご飯の上にのっかり食べ応え十分です。
店内は、カウンター、テーブルの他に座敷席も設けられ、和の情緒が漂います。「わらじかつ丼」の他にも、秩父そばやもつ鍋など豊富なメニューを揃えています。
住所:埼玉県秩父市宮側町17-1
電話番号:0494-24-0222
営業時間:11:30~22:00
定休日:月曜日
わらじかつ丼:1,100円(2024年4月)
公式サイト:https://cafediningarika.owst.jp/
西武秩父駅直結のフードコートに出店する「秩父わらじかつ亭」
西武秩父駅に直結する複合温泉施設の「祭の湯」のフードコートには、「秩父わらじかつ亭」が出店しています。
「秩父わらじかつ亭」も単一メニューの専門店です。ところが、2枚のせでは物足りないと感じる人のためでしょうか。2枚のせを並として、3枚のせ大、4枚のせ特で、ボリュームアップを試みています。
「祭の湯」では食事ができるばかりでなく、温泉に浸かったり、お土産のショッピングをしたり、電車の待ち時間を有効活用することができます。
住所:埼玉県秩父市野坂町1-16-15
電話番号:0494-22-7111
営業時間:11:00~18:30(土休日と特定日は19:30)
定休日:不定休
公式サイト:https://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/index.html
秩父市のご当地グルメ「わらじかつ丼」
埼玉県内で屈指の観光地の秩父市では、「わらじかつ丼」がご当地グルメとして定着しています。わらじサイズのかつは、ボリューム満点で食べ応え十分でしょう。
©︎Hitoshi Obayashi