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「2024年世界の空港ランキング100」とは?
「2024年世界の空港ランキング100」は、空港業界のアカデミー賞とも呼ばれる賞です。英国の航空格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)が2024年8月~2024年3月に100カ以上の国・地域で顧客調査を行った結果、世界の500超の空港を対象に空港でのチェックイン、到着、乗り継ぎ、安全対策、入国審査などが評価されています。
総合部門で羽田が4位、成田が5位
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総合評価部門(World’s Best Airports)
- 1位 ドーハ・ハマド国際空港(カタール)
- 2位 チャンギ国際空港(シンガポール)
- 3位 仁川国際空港(韓国)
- 4位 羽田空港(日本)
- 5位 成田国際空港(日本)
- 6位 パリ・シャルルドゴール空港(フランス)
- 7位 ドバイ空港(アラブ首長国連邦)
- 8位 ミュンヘン空港(ドイツ)
- 9位 チューリヒ空港(スイス)
- 10位 イスタンブール空港(トルコ)
1位はカタールのドーハ・ハマド国際空港で、2023年の2位から首位に返り咲きました。昨年1位だったシンガポールのチャンギ国際空港が2位。同じく4位だった韓国の仁川国際空港が3位です。
4位の羽田空港は2023年の3位から1ランクダウン。一方、成田国際空港は、前年の9位から4ランクアップしました。
羽田が清潔さ・国内線空港・配慮された施設で1位
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清潔さ部門(World’s Cleanest Airports)
- 1位 羽田空港(日本)
- 2位 仁川国際空港(韓国)
- 3位 チャンギ国際空港(シンガポール)
国内線空港総合評価部門(World’s Best Domestic Airports)
- 1位 羽田空港国内線ターミナル(日本)
- 2位 上海虹橋国際空港(中国)
- 3位 成都天府国際空港(中国)
高齢者、障がいのある方や怪我をされた方に配慮された施設の評価部門(World’s Best PRM※ / Accessible Facilities)
- 1位 羽田空港(日本)
- 2位 仁川国際空港(韓国)
- 3位 イスタンブール空港(トルコ)
※Persons with Reduced Mobilityの略
羽田空港が清潔さ部門で世界第1位となるのは、9年連続11回目。また、国内線空港総合評価部門では、12年連続世界第1位となりました。
高齢者、障がいのある方や怪我をされた方に配慮された施設の評価部門では、移動時のサポートを必要とするお客さまへの取り組みに優れている旅客ターミナルとして、6年連続の第1位となっています。
成田が空港スタッフ部門、セントレアが地方空港部門で1位
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空港スタッフ部門(World‘s Best Airport Staff)
- 1位 成田国際空港(日本)
- 2位 ミュンヘン空港(ドイツ)
- 3位 仁川国際空港(韓国)
- 4位 チャンギ国際空港(シンガポール)
- 5位 羽田空港(日本)
地方空港部門(World’s Best Regional Airports)
- 1位 中部国際空港セントレア(日本)
- 2位 福岡空港(日本)
- 3位 海口美蘭国際空港(中国)
成田空港が空港スタッフ部門で世界一を獲得したのは2019年以来、2度目。また、あわせて「アジアの空港スタッフ部門」(World’s Best Airport Staff in Asia)でも第1位を獲得しています。
中部国際空港セントレアは、地方空港部門(主として短・中距離路線が運航され、長距離国際路線の主要ハブではない空港)で10年連続の世界第1位、さらに「アジアの地方空港部門(Regional Airport in Asia)でも、14年連続第1位を獲得しています。
さまざまな部門で高い評価を受けている日本の空港。旅の通過点であると同時に、グルメやショッピングなど、魅力の多いスポットでもある空港で快適に過ごせるのは、たくさんの人たちによって支えられているからこそだと、改めて感じさせられますね。
[出典]
World Airport Awards | SKYTRAX
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