
1962年創業の老舗喫茶店「ローヤル珈琲店」

「ローヤル珈琲店」は、東京メトロ浅草駅から徒歩10分程度の路地裏にある喫茶店。雷門などからは少し離れた場所にあります。

お店の入口には「1962年創業」という看板が堂々と掲げられています。60年以上の歴史がある老舗店なのですよ。

しかし、ビルの建て替えにより7月26日(金)からしばらくの間休業になるとのこと。ビル自体が取り壊しになるので、現在のレトロな雰囲気はなくなってしまうそう。残念すぎる……!

外には、「どっちの料理ショー」でホットサンドが勝利したという張り紙が。モーニングが目的できましたが、これはかなり気になるところです。
では、さっそく中に入ってみましょう!
クラシックな雰囲気満載の店内

ドアを開けて中に入ると、外観と同様に重厚な雰囲気の店内が広がります。思ったより広く、満席に近いのにゆったりして過ごせる感じがあります。


ダークブラウンの木目と、えんじ色のベルベッド地のソファカバーの組み合わせがクラシック感満載です。

レトロ喫茶といえばシャンデリア! ということで「ローヤル珈琲店」にももちろんジャンデリアがちゃんとありました。

浅草という土地柄、三社祭を描いた絵画も飾ってありました。祭りのにぎわいを感じられますね。
- セットはトーストとサラダ、ジャム、コーヒーor紅茶付き
- 人気のアスパラ入りコンビーフチーズのホットサンドも注文可能
- 自家焙煎したコーヒー豆を使用
モーニングもいいけどホットサンドもね!

モーニングは開店時間の8時から11時30分まで提供。メニューは2種類あり、Aセットは玉子とハムがトッピングされた厚切りトーストに、サラダ、ジャム、ヨーグルトで税込760円。Bセットは厚切りトースト、サラダ、ジャムで税込640円です。いずれもコーヒーか紅茶がセットになっていますが、プラス180円でビール以外のドリンクに変更が可能ですよ。

周囲はモーニングセットを注文している人が多くいましたが、筆者はどうしてもホットサンド(税込650円)が気になります……。お店の方に確認すると用意できるということだったので、コンビーフのホットサンドを注文することにしました。

フードだけの注文は不可なので、自家焙煎のコーヒーに生クリームを使用しているという「ロワイヤル珈琲」(税込700円)のアイスをお願いしました。
新鮮な生クリームを使った「ロワイヤル珈琲」

ホットサンドは「焼き上がるまで時間がかかります」ということだったので、先に届いた「ロワイヤル珈琲」をいただくことにします。2層になった生クリームとコーヒーがとてもきれいですね。

「ロワイヤル珈琲」は、大きなグラスの上の半分くらいが生クリームなんですよ。 なんて贅沢!
飲んでみると100%乳脂肪の中沢グループの生クリームを使っているということでとてもフレッシュ。重さもなくて想像以上にさっぱりした味わいです。
ちなみに、「クリーミィロワイヤル」(税込790円)は、この「ロワイヤル珈琲」にさらにホイップクリームがトッピングされているそうですよ。

生クリームには味がついていないので、一緒に添えられたガムシロップを追加してみました。甘みが追加されると、また違った味わいになって最後までおいしくいただけました。
熱々とろとろのコンビーフチーズのホットサンドに感動!

15分くらい経ったところで、アスパラ入コンビーフチーズのホットサンドが到着! 食べやすく半分にカットされています。付け合わせはポテトチップスです。

山型の薄切りパンの間には、コンビーフとアスパラ、そしてチーズがたっぷりサンドされています。とろ〜りチーズが溶け出してておいしそう!

冷めないうちに食べてみると、外側はトーストしてあるのでサクサク、中はふわふわ! バターが染み込んだパンに、ジューシーなコンビーフと糸を引くほど溶けたチーズのバランスがいい塩梅です。さらにアスパラガスのシャキシャキした食感がアクセントになっていて、あっという間に完食してしまいました。
絶品ホットサンドとレトロな空間を味わいに訪れてみて!

浅草にいながらも落ち着いた朝時間を過ごせる「ローヤル珈琲店」。残念ながらこのレトロな雰囲気も7月26日(金)まで。みなさんも一時閉店前に、60年以上の歴史を持つ「ローヤル珈琲店」のレトロな空間とモーニングを満喫してみてくださいね。
東京都台東区浅草1-39-7
営業時間:8:00〜18:30
定休日:水曜日
[All Photos By Kaori Simon]
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