第1位 日本食を食べること
堂々の第一位は「日本食」。2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたように、世界的に評価されています。
ツーリストが目的としているのは、決して星付きの高級レストランだけではありません。カジュアルな回転寿司、丼、ラーメンから、居酒屋やコンビニエンスストアのおにぎりまで、幅広く楽しんでいるようです。
また、「ガストロノミーツーリズム」という言葉があるように、全国各地で味わえるご当地グルメや地酒はそこでしか出会えないレアな食体験として、日本での思い出をさらに印象深く彩ることでしょう。
第2位 自然・景勝地観光
日本の誇りを代表する「自然」が第二位にランクイン。はるか昔より日本人は自然に対する感受性が強く、この美しい景観を大切にしてきたと伝えられています。
そんな日本の自然や景勝地は、やはり外国人から見ても魅力的に映るようで、豊かな景色を目的にさまざまな場所へ足を運ぶ人が後を絶ちません。
第3位 ショッピング
日本の大都市圏では、あらゆるものを簡単に手に入れることができます。大きな商業施設では、わかりやすい定価表示にきれいな陳列、丁寧な接客で快適に買い物ができます。また、昔から続く市場などでは、めずらしい土地の特産物などに出会えるでしょう。
電化製品、アパレル、薬、食品など、メイドインジャパンの製品は根強く人気があり、日本製品の購入を楽しむ外国人がたくさんいるようです。
第4位 温泉入浴
「温泉」も外国人の興味を惹くコンテンツです。風情のある街並みや、浴衣でそぞろ歩きを楽しむ時間など、温泉街ならではの雰囲気はどこかノスタルジックで、多くの日本人にとっても非日常な場所ですよね。
また、効能のある温泉入浴は「ウェルネスツーリズム」とも相性がよく、健康意識の高い層にも響いているのかもしれません。
第5位 テーマパーク
「東京ディズニーリゾート」や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を筆頭に、「レゴランド・ジャパン」「ナガシマスパーランド」「ハウステンボス」など、たくさんの大型テーマパークが日本全国に点在しています。
また、「ジブリパーク」や「サンリオピューロランド」のように日本発祥のアニメーション作品やキャラクターがテーマになった施設も、ファンにとっては外せないスポットです。
旅のメインイベントになり得るハイレベルなテーマパークがこれだけ充実しているのも、日本の強みのひとつです。
第6位 日本の歴史・伝統文化体験
長い歴史を持つ日本の伝統文化も外国人に人気のコンテンツ。オーバーツーリズムが課題になるほど京都が人気の地になっている理由は、まさに日本の歴史や文化に対する関心の高さでしょう。街に漂う独特のムードや、現代まで根強く受け継がれている伝統文化は、ひと際エキゾチックに映るようです。
第7位 四季の体感
日本では訪れる季節ごとにさまざまなイベントを楽しむことができます。
たとえば、夏の花火大会は外国人にとっても人気イベントのひとつ。ただ花火が打ち上がる様子を眺めるだけでなく、浴衣を着て屋台グルメを味わったり、ヨーヨーすくいや射的などのミニアクティビティに参加したり、日本の夏を感じられる行事として知られています。
ほかにも、世界に誇るパウダースノーで有名な北海道・ニセコには、冬季になるとウィンタースポーツを楽しむために多くのツーリストがやってきます。
季節を変えてまた訪れたいと思ってしまうのも、日本の魅力かもしれませんね。
国土交通省 国土交通白書2019