TVディレクターが伝授!一人旅でも使える格上セルフィー術【旅ライターの裏技・愛用品教えます】

Posted by: もろたけいこ

掲載日: Sep 13th, 2024

旅好きなライターたちが、実際に活用している旅の裏技や愛用品、便利グッズなどを紹介する当連載。第7回目の今回は、旅先でのセルフィー術について。自撮りにしろ他撮りにせよ、旅先での写真は思い出を彩るもの。しかし、自撮りだと「なんだか似た写真ばかり」「顔の寄りばかりでイマイチ。SNSに載せるには……」と悩む方も多いはず。そこで今回は、筆者のTV局でのディレクター経験を活かし、旅行の思い出を格上げするスマホでの自撮り術をご紹介します。これで一人旅をした時も、まるで一人じゃないような写真が撮れてしまうかも!?

セルフィー術

きれいに映りたいならインカメ派は卒業!

セルフィー インカメ
スマホで自撮りをする際、どのように撮影していますか? インカメ(液晶パネル側に搭載されたカメラ)で撮影していませんか? それはもったいない! メインカメラのほうが画素数が高く、インカメより思い出は鮮明に、人物はさらに美しく映ります。

近年スマホに搭載されたインカメの広角モードは、顔の形が長くなってしまいます。それよりはメインカメラを使用し、また腕を伸ばすよりもセルフィー棒あるいは三脚を使うのがより美しく映る秘訣です。

でも画面が見えないから顔がキメられない! という方は、背面にミラー付きのスマホケースやセルフィー棒のミラー付きを選ぶのがおすすめ。ミラー付きにすることで、構図や映りはある程度コントロールすることができます。

セルフィー ミラー付き
さらにセルフィー棒あるいは三脚を選ぶポイントとしては、縦に撮れるように、縦にスマホを収められるもの、角度をつけられるセルフィー棒をチョイスしましょう。Instagramのストーリーズも縦画像で需要は高めなので、機材を購入するときに押さえたいポイントです。

筆者はミラー付きのスマホケースを購入し、以下の三脚が便利なので愛用しています。

美人に見せるなら、セルフィー棒は三脚として使うべし

セルフィー 砂漠
このジャンプ写真。実はアフリカに一人旅した時に、iPhoneのセルフタイマーを使い、一人で撮った写真。海外一人旅だと「こう撮ってください」と現地の方に伝えるのも面倒だし、渡したカメラを盗まれるのではないかと不安になってしまうもの。

しかし三脚を使えば、置いたカメラを盗まれない限りそんな心配もなく、好きなだけお気に入りの構図で撮ることができます。ちなみにこの砂漠では三脚だとバランスが取れなかったので、一脚の棒にして砂に埋めることでバランスを取りました。

セルフィー 砂漠
三脚は重いから使いづらいという方もいるかもしれません。そんな方は自撮り棒を砂に埋めなくても同じテクニックで撮影できます。それは、持っているカバンに刺す! これだけで簡易三脚の完成。このテクを使えば、友達とも仲良し2ショットが簡単に撮れちゃいます。

セルフィー カバンに挿す
ジャンプ写真のコツは、棒の高さを低くしてあおる角度で撮影すること。もちろんセルフィー棒も角度をつけてください。逆に絶景を背景にしたいときは、階段や岩を利用して自分たちよりも高い段差にカバンを置いて、高さを調節しましょう。

このテクニックを使えば、一人旅でもまるで素敵な彼と旅行をしている雰囲気漂う写真が撮れます(このクロアチアの写真も実はセルフィー……)。またセルフタイマーだけでなく、必要なのはBluetoothつきのリモコン。スマホと連動させることで、シャッターを切ることができるのでとても便利です。

100均でも販売していますし、三脚を購入した際にリモコン付きを選ぶのが好ましいです。

クロアチア セルフィー

美人に映る掟!絶景との写真はありのままで

セルフィー 白飛び
暗いところで写真を撮るとき、ピントを合わせて明るくする設定がスマホには設定されています。しかし、顔の明るさを上げると実は周りが暗くなることに気づいていますか?

例えば、この写真。顔を明るくするために後ろのアンコールワットが白飛びしています。白飛びはプロの世界では御法度。「白飛びだけは編集でも直せない」と言われています

加工アプリで先ほどの写真を直してみても……うーん。
セルフィー 白飛び
まず、暗めに映っている写真は、ありのままで撮りましょう! 加工アプリで露出をあげれば顔は白くでき、色温度を上げれば絶景も無事! とにかく構図だけを意識するようにしましょう。

動画の設定を変えるだけで大変身

動画の設定
映像も旅の大事な記録! しかし、スマホに隠れた設定があるのはご存知でしたか? iPhoneの場合、写真・カメラ設定を開き、ビデオ撮影をタップ! するとこのように4つの選択肢が出てきます。初期設定は1080pHD/30fpsなので、これを1080pHD/60fpsにしてください!

これにするだけで普段の映像が更にきれいに映るはず。何? この数字と思う人がほとんどだと思いますが、こちらは画素数とシャッタースピードを示しています。30から60にしたのがシャッタースピードで、テレビ放送のほとんどは60で撮影しています。

つまり、テレビ放送と似たなめらかな映像を撮ることができます。これだけの工夫をすれば、いいカメラや機材を使わず、スマホのみで格上げ写真を撮ることが可能。荷物が減れば、時間の少ない弾丸旅行もより楽しめます。ぜひ、旅行でお試しください。

PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター/テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

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