ベトナムのホーチミン&フーコック島へ
来月、もし2日有休をとったら週末と祭日入れて5連休いける!? ということ、あると思います。2024年はちょっと長い週末が11週もあるなんて、日本人で幸せです。
もしそんな5日間の連休が可能なら海外旅行に出かけましょうか。韓国や台湾でゆっくり過ごすのもいいけど、せっかくなら足をのばしてベトナムへ。思い切ってビジネスクラスもいいと思います。
今回は、ベトナム最大都市ホーチミンにしましょう。ホーチミンへは東京から6時間。ベトナム航空なら羽田、成田、大阪、名古屋、福岡の5都市から直行便が就航しています。ホーチミンからはフーコック島へも1時間ほど。ベトナムの国内線も利用するなら現地での乗り継ぎも便利なベトナム航空がいいですね。
- ホーチミン線のビジネスクラスにする理由
- もっと近い国だと飛行時間が短いのであっという間すぎる。せっかくのビジネスクラス、ゆっくり楽しみたいですね
- 距離的にちょうどいいので、ちょうどいい価格。もっと遠いとビジネスクラスのチケット代がもっともっと高くなってしまいます
- ベトナム料理の機内食がおいしい!ベトナム航空はワールド・トラベル・アワードの、2024年「ワールズ・リーディング・カルチュアラル・エアライン」を受賞しています。おいしいベトナムの食事を楽しめる機内食もその授賞理由の一つだとか。これ、食べてみたいですよね
さっそく機内へ!ほどよいプライベート感がいい!
搭乗したのはボーイング787。機体はシックなターコイズブルーがベースで、ベトナムの人々にとって我慢強さと有意義さの象徴である蓮の花のロゴが描かれています。「蓮は、悟りや完璧さとも結びつけられ、どこにでもありながら、高貴で神聖な花」だそう。成田を朝9時30分に出発します。
ビジネスクラスのキャビンは、1:2:1の配列なので、すべての席から通路に直接アクセスできます。フルフラットになるシートなので、前の方に足を置くスペースも(上の写真の左の方)。その下には持ち込んだ荷物を収納できるスペースがあります。写真の真ん中のサイドテーブルのところが、後ろの席のひとが足伸ばしているスペース。空間をうまく工夫しているんですね。
通路側は仕切りのないオープンなスペースですが、シートは通路に対して斜めにちょっと背中を向けるような角度があるので、通路も他の席も視線に入りにくく、プライバシーがちょうどいい感じに守られています。
シートの横のキャビネットには、コントローラーと、ヘッドホンの差し込み口、電源コンセントとUSB、それにシートを倒したり戻したりするスイッチがついています。右上は読書灯です。左側面には……
ヘッドホンが掛けられていました。密閉型の音質のよい大型ヘッドホンだと、映画などのエンターテイメントを楽しむ際の疲労が圧倒的に軽減されて助かります。
機内誌の「HERITAGE」日本語版では日越就航30周年が特集されていました。
ベトナム航空は2024年12月まで、毎月3日はモバイルアプリでのチケットの購入が30%割引という、「日本-ベトナム線:就航30周年記念プロモーション」を開催中です! 2025年3月1日までの便の予約が対象です。
さてアメニティがこちら。スーツケースで有名なサムソナイトのシックなブラウンのケースの中には、歯ブラシと歯磨き粉、イヤープラグ、アイマスク、ブラシ、靴下、それにリップバターとボディローションが入っていました。さらに、靴を脱いでくつろぐためのスリッパ、枕にブランケット。
シートをフルフラットにしてゆっくり昼寝もOK。うたた寝とは違って、ぐっすりと休んで旅先のアクティビティに備えることができます。
映画などを見て過ごすなら、壁から画面を出してシートはこんな感じでリラックス。
機内から始まるベトナムの食の旅!
離陸して水平飛行に入るといよいよ食事がサーブされます。日本発の便なら日本食がいいんじゃないかとも思うのですが、CAさんに「ベトナムらしい食事はありますか。」と尋ねてみると、洋食のほうならベトナムの生春巻きが含まれますよ、ということで洋食に決定!
アミューズは、ハムで巻いたテリーヌに、ミニトマトのコンポート、それにトウモロコシのプチテリーヌ。シンプルだけど丁寧に仕上げられていて、この先の前菜やメインへの期待も高まります。
スープ、サラダ、パン、それにベトナムの生春巻きです。なるほど、こんなに大きなエビの生春巻きは生まれて初めてかも。ちなみに、生春巻きは、ベトナムでも南部の料理だそう。ベトナム南部のホーチミンに向かってるなぁという気分にもなります。また、洋食の場合、フレッシュな生野菜をたっぷりいただけるのが嬉しいところ。ビール、シャンパン、ワイン、様々なソフトドリンクも充実しています。
メインは「タイのフリカッセ黒米とベーコン添え」に。フリカッセはクリームソースで煮込んだフランス料理。黒米は、ベトナムではよく食べられていて、ヨーグルトと合わせたデザートもあるそう。
食後のフルーツとチーズはお好みで。さて、ビジネスクラスで使われるのは、蓮の花をイメージしたオリジナルのプレートとのこと。柔らかい印象で和みます。
最後にスィーツを。いくつかある中からマンゴームースのケーキをいただきました。
ところで気になる和食の方ですが、ご参考までに、筆者が2023年3月に登場した際の料理がこちら。ザ・和食といった本格的なものでした。
メインは金目鯛の煮付け。日本に旅行に来た観光客のみなさんの場合、これが最後に食べる日本食になるわけですが、日本のおいしい和食の評判を落とすことのないハイクオリティな内容でしたよ。
さて、様々なソフトドリンクの中で筆者のおすすめはこちら「アイス・ベトナム・コーヒー」です。ホーチミンの着陸前に何か飲み物をということでCAさんに聞かれたので「ベトナム・コーヒーをください」と答えると、アイスにするかホットにするかと聞かれました。どっちがいいか聞いてみると「普段は私たちはみんなアイスをよく飲みます」ということでこちら。練乳たっぷりですが、意外にもあっさりとした甘さ。そして間もなくホーチミンのタンソンニャット空港に着陸です。
ラウンジがうれしい!4日目深夜(5日目未明)の帰国便
そして、4日目までしっかり楽しんだ旅も終わって、0時15分発の深夜便で帰国です。タンソニャット空港にはベトナム航空のラウンジ「ロータス ラウンジ」が2カ所あります。上階にあるほうを利用しました。予約することなくシャワーを使うこともできるので、4日目にまるまる一日楽しんだ後に汗を流せるのがうれしいですね。
ラウンジはシンプルでクリーン。軽食や飲み物が用意されていますが、ここで最後のフォーを!セルフで、麺の入ったボールに、スープと具を入れます。
こちらのフォーは植物由来の肉を使用していました。そして、実はこれが最後のフォーにはならず、成田到着の前の機内でいただく朝食が最後になったのでした。
ゆっくりとフルフラットのシートで眠ると、あっという間に成田空港への着陸態勢に。朝食はコンチネンタルではなくて、フォーにしました。ベトナム航空の機内食の牛肉のフォーも評判が高いので、これもやっぱり逃せません。
- ベトナム航空のビジネスクラスを利用してよかった点はこちらです!
- 通路に斜めに背を向ける配置のプライベート感
- ホスピタリティ溢れるCAのみなさん
- クオリティが高い食事の満足感
- ホーチミンから深夜便前のラウンジでシャワー
- いまなら30周年キャンペーン中!
では臨場感あふれる動画でどうぞ!
©︎Atsushi Ishiguro